レビュー

ハヤブサイラスト「黒チャイナさん」レビュー

「黒チャイナさん」の最大の魅力である足をたっぷり愛でよう!

 フィギュア「黒チャイナさん」で最も印象に残る部位と言えば"足"だろう。特にこちらに向けた左足のお尻から膝に掛けてのボリュームたっぷりの白い太ももは、強い印象を残す。写真でとるときにここの部分にフォーカスするのは非常に楽しい。

 画面を大きく占有する白い太もも。リアルな女性と異なる陶器のようなつるりとしたフィギュアの太ももは、2.5次元的といえる、まさにイラストが立体化したという独特の質感がある。ただ白い成型色で表現されているのではなく、腿や膝の内側、膝頭の脇などに塗装がされており肉感を強調している。「黒チャイナさん」はやはり特に足をチェックしたくなる。様々なアングルから見ていこう。

【魅力の詰まった足】
はっとするほどに白く印象的な太もも。本フィギュアの魅力の中心と断言しよう
右側から。右の太ももにはベルトが巻かれている
カメラを引いてみる。全体的な足のシルエットの良さが確認できる
見下ろす形で再びアップ
ハイヒールを履いた足先にフォーカス。フェティッシュな魅力が強まる

 カメラを近づけてアップで撮ったり、引いてシルエットを意識した写真にしたり、足だけにフォーカスしながら色々な撮り方を試して見るのが楽しい。細い足首に注目して足の先をとるのもいい。かかとの高い黒のエナメルの靴、光沢を放つ靴の質感もまたフィギュアの雰囲気に非常に合っている。

 さらにフィギュアの台を傾かせて見上げるアングルでも撮ってみた。こういう工夫をしたくなるのも「黒チャイナさん」が"足"というとてもわかりやすいチャームポイントを提示しているフィギュアだからだと思う。

【見上げたアングル】
フィギュアの台を傾かせて見上げる形で撮影。胸のスリットの印象が強まる

 ちなみにこのフィギュアは下着を着けているか? というのも気になる部分だとは思う。フィギュアを代~取り外し、ひっくり返すことでそれは確認できる。かなり面積の少ない下着だが、きちんとはいているのが確認できる。そうなると、下着は腰よりもかなり上のところで支えられているのだ。ものすごいハイレグの形になっているのが想像できるが、残念ながら布をまくることができないため、その形は確認できない。

【下着】
台から外してお尻を撮影。かなり細い布が確認できる
チャイナドレスを側面からチェックすると、布が2重になっていルのが確認できる。下の布が股間まで繋がっているようである

 写真を見て気づいた人はいると思うが、「黒チャイナさん」は"ほくろ"もチェックポイントである。目元と口元、そして胸、太ももにほくろがある。フィギュアの各部をチェックする楽しさが増える仕掛けだ。

 「黒チャイナさん」はセクシーな魅力がたっぷり楽しめるフィギュアだ。次章では背景を加えて写真を撮っていこう。

【ほくろ】
口元と右目の下、胸の下部分、右太ももの内側にほくろが確認できる。フィギュアのディテールをチェックするときに楽しい要素だ
【細部もチェック】
布の内側には細かな刺繍が確認できる
台座にはダボ穴とピンがあり、フィギュアを固定できる

あえて背景を加えて足だけの写真を撮ってみる!

 フィギュアは背景を加えることで撮影の楽しさが広がる。背景布を用意して立たせると雰囲気が変わる。

 ただ、「黒チャイナさん」の場合、顔や視線を意識するとかなり角度が限定されたフィギュアだと思う。さらに魅力ポイントである足を入れると似たような写真になってしまう。……そこで、今回はあえて、背景を加えて"足だけ"の写真を撮ってみた。

【背景布を加える】
布を変えて撮影するが、表情を意識すると画角が限られ似たような印象になってしまう
【ならば足だけで!】
足だけを布を変えてとってみた。雰囲気が変わる。部位を見せるためにとる撮影とも違う足で雰囲気を出す写真というのも面白い

 今回は特にフィギュアの部位に注目して写真を撮った。アクションフィギュアや、ギミック満載のロボットフィギュアとは違う、固定ポーズ、そしてセクシーなポイントがはっきりわかる「黒チャイナさん」の場合、このように部位に注目する撮影がフィギュアをより楽しむ方法として有効なことも実感できた。

 イラストをフィギュアで再現することで、魅力的なポイントを色んな角度で見ることができる。イラストの良さを活かしつつも、立体物として魅力を活かすにはどうするか? 「黒チャイナさん」の太もものボリューム感は、まさにフィギュアだからこその魅力だと感じた。写真を撮って細部をチェックすることで、筆者にとってこのフィギュアは一層お気に入りとなった。