組立開始。アームドベース・オーキスはステイメンを包み込むランの花びら!
それではアームドベース・オーキスから組んでいきましょう。大きい! 多い! どうなってるの? モビルスーツとは明らかに違うパーツ群に圧倒されます。人型の機体を組み上げるとは違うであろう組み立てを堪能していきたいと思います。
まずはオーキスの左右下部にある大型のクローのフレームを組んでいきます。モビルアーマーの腕に当たる部分で腕自体を振り回したり大型ビーム・サーベルを掴んだりと、それなりに可動する部位でもあります。ここではまだクロー全体ではありませんが重機を思わせるメカフレームを組んでいきましょう。
【組立:オーキス:左右大型クロー(メカフレーム)】
左上はすでに組んだ右クローのメカフレームです。右上がスライドさせるためのレールです スライドレールを組んでいきます。芯となるレールは左右張り合わせの丸い軸です レールにアーム基部を組付けます。スライド軸とアーム基部の機構が連動します クローが接続されるプラットホームには重機アームの接続軸が2つあり、基部自体がスライドすることで移動します プラットホームと重機アームの接続にビスを使って組付けを強化します。ビス穴はディテールパーツでフタできて好印象! なんだかハンドガンみたいに見えますが、デンドロビウムのクローのメカフレームです このメカフレームはさらに大きなメカフレームに収納されます 中に納まるメカフレームはそれ自体がレールに沿って前後移動できます 続いて、オーキス本体を組んでいきます。先ほどのクローアーム基部は後ほどこの本体に組付けていくことになります。ランナー紹介のところでも掲載しましたがかなり大型のガンプラですから金属製プレートを採用しての剛性確保を実現しているのが特徴です。
この金属プレート、前述したとおり21年の時を超えることで若干サビが発生していて表面がザラザラしていましたのでサビ取り剤とペーパー(400番)を使用して表面処理しました。完ぺきではないでしょうけどそれなりになり、キットを組んでいけばパーツの中に内装されて見えませんので問題なしとしました。
サビ取りして磨いた金属プレート。上が中央用、下2枚が左右用。これでがっちりです! 一気に中央部を組んでいきます。中央用金属プレートを内装します オーキス中央部前面にあるステイメンがドッキングするプラットホームを組みます ステイメン用プラットホームは機体下側にスイングして間口を広げますので、その関節を大きなポリパーツで実現します プラットホームは左右別に組みますが両方同時に動きます なんだかよくわからない写真ですが、左に伸びているのがオーキス中央後部を構成する装甲です それがあることによってオーキス中央左右にあるクローのメカフレームとスタビライザーが組まれていきます その左右の部分に金属プレートを内装し、さらにクローのメカフレームを組み込みます クローのメカフレーム左右を組み付けたらなんだか…… この状態で後ろから見てみると金属プレートの配置がわかりやすいと思います ここでベースを組みました。支柱とベースを組み合わせるだけで完成します。本来なら今後このベースにオーキスを乗せて作業するのですが、環境的に難しいのでいったん退いていただきました クローフレームは金属プレートと共にビス止めされます これはオーキス本体の剛性向上と共にメインノズルを組付けるメカフレームです 実際の船舶の剛性を挙げるための梁や隔壁と同様の構造ですね 中央用のメインノズルを組んでいきます。中央は4基、さらに左右に2基あります すごい大きさ!資料によると、1つのノズルは直径6mもありサターンVロケットの半分越えの推力を持つとのこと! 全て全開にするとサターンVロケット3基分の推力を持つことになります オーキス後方にあるスタビライザーを組んでいきます。こちらはオーキス後方下面を構成します 下面のスタビライザーは左右や下面の装甲パーツを挟んで固定する機能を持っています。結構固い時はそれぞれのパーツの位置があっていない可能性があります。その場合は各部を見直しつつじっくり組み付けます オーキス左右にあるエンジンブロックの先端を組みます オーキス左右前方にある装備マウントを組んでいきます。オーキス右側にはメガ・ビーム砲が装着されます オーキス左側にはIフィールド・ジェネレーターが装着されます オーキス中央部が完成してきましたので、左右にあるクローアーム本体を組んでいきます。連邦軍らしからぬモビルアーマーはジオン軍のそれにならって巨大なクローを装備しています。アニメ劇中では大型ビーム・サーベルを振り回し、映像作品「GUNDAM EVOLVE 4 RX-78GP03 DENDROBIUM」においてはザクを挟み、振り回して真っ二つに撃破するなどとんもない性能を持っています。
キットでは羽のような意匠を持つクロー本体、それを包み込みつつスライド伸縮機構を持った装甲で成り立っています。現時点でオーキス本体にある重機的クローフレームと合わせると結構なリーチを持つ“腕”と考えることもできます。組み立て自体は貼り合わせがほとんどないので順番通り組んでいけばあっさりと組みあがるでしょう。
写真中央奥が完成したクローです。クロー本体とそれを覆う装甲類、メカフレームがあり複雑そうなイメージですがパーツ数はそれほど多くはない印象です クロー本体の羽状パーツは貼り合わせの両方にあります。上下スイング機構を持っているので1軸のメカフレームがあります クローのフタ……にも見えるツメにもメカフレーム的フタが用意されています モビルスーツさえも掴めてしまう巨大なクローが完成です クロー本体をスライド伸縮メカフレームに組み込みます オーキス本体のプラットホームに接続するコネクターを組み込み、装甲でカバーします