レビュー
東京マルイ「G36Cプラス」レビュー
初心者最初の1丁にピッタリな「電動ガンプラス」最新モデル
2024年5月16日 12:00
- 【G36Cプラス】
- 4月18日発売
- メーカー希望小売価格:43,780円
- 全長:500mm/718mm(ストック展開時)
- 銃身長:247mm
- 重量:2,885g(チークアウター、空マガジン、ニッケル水素バッテリー含む)
- 弾丸:6mm BB(0.2~0.25g)
- 装弾数:50発
- 推奨バッテリー:8.4Vニッケル水素1300mAhミニSバッテリー/MS•Li-Poバッテリー[スタンダードタイプ]
- 種別:アサルトライフル
東京マルイ「電動ガンプラス」と言えば、サバゲー初心者におすすめしたい電動ガンだ。中、上級者にも選ばれる人気シリーズで、正確な弾道と、FET回路「PLUSシステム」により高い安全性とセミオート発射時のキレのいいトリガーレスポンスを実現している。箱出しですぐにサバゲー投入できる頼れるエアガンだ。
この絶大な支持を集める電動ガンプラスの第3弾として、「G36Cプラス」が4月18日に発売された。「P90プラス」、「パトリオットプラス」、そして「G36Cプラス」の3製品がリリースされたことにより、サバゲーマーの選択肢が広がったわけだ。
筆者自身も「電動ガンプラス」シリーズのファン。個人的にも「P90プラス」、「パトリオットプラス」を購入し、サバゲーで愛用している。今回はそんな「G36Cプラス」について、実機レビューをお届けしていく。
本物の「G36C」はドイツ連邦軍や警察機関で広く採用
実銃の「G36C」は、ドイツのH&K(ヘッケラー&コック)社によって開発され、ドイツ連邦軍や警察機関で広く採用された近接戦闘(CQB)用のアサルトライフル。2001年に導入がスタートしている。「G36C」は、「G36」シリーズでもっともコンパクトなモデルであり、折り畳み可能なストックを備えている。
弾丸はNATO制式5.56mm×45弾を採用し、マガジンには30発を装填可能。ショートストロークピストン、密閉回転ボルト方式を採用し、発射速度は750発/秒と謳われている。同じくH&Kが開発した「MP5」シリーズと操作性が近いことから、世界各国の警察機関、特殊部隊で幅広く導入された名銃だ。
外装は樹脂がメイン、光沢を抑えたブラック塗装がシャープなイメージ
それではエアガンとしてのスペックを解説していく。本製品は東京マルイが4月18日に発売した「電動ガンプラス」シリーズの第3弾。メーカー希望小売価格は43,780円で、記事執筆時点の実売価格は35,000~42,800円だ。
専用マガジンは、「G36C用 50連スペアマガジン」が3,080円、「G36C用 470連射マガジン」が3,960円となっている。「ツインドラムマガジン用変換アダプター G36シリーズ用」(1,408円)を使用すれば、装弾数1,000発の「ツインドラムマガジン」(9,680円)を使用可能だ。
全長はストック展開時で718mm、ストック折り畳み時で500mm。銃身長(インナーバレル)は247mm。重量は2,885g(チークアウター、空マガジン、ニッケル水素バッテリー含む)。本体外装はほとんどが樹脂であり、マウントやサイトなどにメタルが使用されている。レシーバー、ストック、グリップ、ハンドガードなどには光沢を抑えたブラック塗装が施されており、引き締まったシャープな印象を受ける。
同梱品は、「G36Cプラス」本体、マガジン「G36C用 50連スペアマガジン」、保護キャップ、アジャストツール、チークピース調整用スペーサー2種×2、六角レンチ、チークピース調整用ネジ、BB弾(0.2g/100発)、チークアウター、説明書類、チャージャー、チャージングロッド、クリーニングロッドなど。標準で付属するマガジンが装弾数50発なので、サバゲーに投入するなら予備マガジンは必須だ。
付属のマガジン「G36C用 50連スペアマガジン」は実銃の5.56mm×45弾を再現したシースルー仕様。BB弾の装弾数は前述のとおり50発。マガジンの側面にはジョイント機構が設けられており、複数のマガジンをつなげた「ジャングルスタイル」での運用が可能だ。
バッテリーは「8.4Vニッケル水素1300mAhミニSバッテリー」または「MS•Li-Poバッテリー[スタンダードタイプ]」を使用可能。
カタログスペックではチークアウター、空マガジン、「ニッケル水素バッテリー」含む重量は2,885gとされているが、チークアウターなし、0.25g弾フルロードのマガジン、「MS•Li-Po バッテリー」という条件での実測重量は2,778g。ちなみに、「ニッケル水素バッテリー」が実測163.69g、「MS•Li-Po バッテリー」が実測85.51g。「MS•Li-Po バッテリー」は安全性、レスポンスだけでなく、重量面でもメリットがあるわけだ。