レビュー

【ゾイド】「RMZ-001 ブレードライガー」レビュー

ムービングキットは違う“躍動感”が「ブレードライガー」の新たな魅力を引き出す

 「RMZ-001 ブレードライガー」の第一印象はやはりカッコイイの一言に尽きる。

 アニメよりもディテールが加わりしっかりと見ごたえのある造形に仕上がっている。2023年に発売された「AZ-01 ブレードライガー」のデザインに近い雰囲気も感じられた。

 そして、ムービングキットの1/72スケールから1/100スケールで全体的な大きさはコンパクトになっているが、その存在感は衰えず、満足度の高い出来栄えとなっている。

 本稿ではアニメのバン専用機仕様で撮影している。

「RMZ-001 ブレードライガー」
背面
頭部はシャープでたてがみのような雄々しいデザインも再現されている
側面から見てもボリューム感ある造形
後脚のコンプリッションリフリジェネレイター
爪のストライククローはゴールド成型色で目を引くカラーリングとなっている
「ゾイド」のCAP部分も再現され、細かなメカ造形も施されている
胸部のAZ2連装ショックカノン
レーザーブレードは彩色済みパーツで重厚感あるゴールドとなっている
尻尾の3Dデュアルセンサー
旧キット版のEシールドジェネレーターパーツ
バン専用機のEシールドジェネレーターパーツ
キャノピーは開閉し、一般兵士パイロットフィギュアを搭乗可能
バンとフィーネも複座式で搭乗できる

 展開ギミックとして肩、腰のコンプリッションリフジェネレイターの展開や頭部のEシールドジェネレーターの展開ができる。また、背中のロケットブースターも本体を起こして展開する動きが再現されている。

肩部コンプリッションリフジェネレイターの展開
腰部コンプリッションリフジェネレイターの展開
頭部のEシールド展開状態
背部ロケットブースター展開

 そして気になる可動域だが、獣らしい動きを数多く表現できる。ポリキャップを使用しているため、可動軸もしっかりしておりきっちりとポーズを決めることができ、ポージングがしやすい。

 特に首回りの可動はライオンのように腰を落として咆哮を上げるポーズや飛び掛かるポーズが自然に決まるようになっている。

 もちろん、レーザーブレードを展開してのブレードアタックなどアニメでのアクション再現をできるのも魅力だ。

 本キットではディスプレイ用のスタンドはないが、胸部下部に3mmの軸受けがあり、100円ショップで販売されているディスプレイスタンドで飾ることができる。

ネコ科動物のように肩をすぼめた動きも表現できる
腰を上げてパルスレーザーガンでの対空戦闘
レーザーブレードを展開
咆哮を上げるポーズ
Eシールドジェネレーターを起動し、突進を図る
100円ショップのディスプレイで飾れば跳躍ポーズも取れる
アニメでも印象的な突撃シーンも再現できる
エフェクトパーツを付ければさらに迫力のレーザーブレード展開が味わえる

 そして、ジオラマと別売りの「RMZ-002 ジェノザウラー」を並べればアニメの激闘を再現することもできる。自由なポージングで再現したかったシーンやオリジナルの戦闘描写を表現することができ、アクションプラキットならではの遊びが詰まっている。

バンとレイヴンの宿命の対決
ロングレンジパルスレーザーライフルの猛攻をかいくぐり格闘戦に持ち込む
渾身の一撃を受け止められてしまう
最大出力の荷電粒子砲を前に真っ向からシールドで受け止め、砲口を貫く
勝利の雄たけびを上げるブレードライガー

 以上、「RMZ-001 ブレードライガー」レビューをお送りしてきた。

 1/100アクションプラキットシリーズ「リアライズモデル」で表現された「ブレードライガー」はムービングキットにはない魅力が詰め込まれていた。造形の緻密さはもちろん、可動域の広さで動物的な動きがしっかりと表現できている。

 金属生命体としてのメカディテールと有機的な動きの表現が楽しめ、様々なポージングをしたくなるキットとなっている。

 「リアライズモデル」シリーズでは様々なゾイドの展開が予定され、どんなゾイドが登場するのか楽しみだ。