レビュー
タミヤ「1/12 Honda CB1000F」レビュー
黒と銀のコントラストが美しい最新バイクの魅力を満喫
2026年4月29日 00:00
- 【1/12 Honda CB1000F】
- 発売・開発元:タミヤ
- 発売日:2026年4月18日
- 価格:4,620円
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全長約178mm
タミヤが4月18日に発売したプラモデル「1/12 Honda CB1000F」はホンダの最新バイク「CB1000F」の魅力を表現した商品だ。そのメカニカルなデザインのみならず、走るためのメカニズムもたっぷり”体感”できる。
バイクは”走るためのメカニズム”をシンプルに突き詰めたマシンと言える。だからこそ「1/12 Honda CB1000F」を組み立てることで、排気量999ccの水冷直列4気筒の大きなエンジンを包み込むフレームや、前後輪に伸びるブレーキ用のケーブル、安定した走行を支えるサスペンション、走行中の風でクーラント(冷却液)を冷やすラジエーターの構造などを通して、CB1000Fがどのようなバイクかを知ることができるのだ。
プラモデルを組むことで実車表現だけでなく、造形、組みやすさ、実車の魅力をどう表現するかの工夫など、プラモデル開発者の設計の巧みさも感心させられる。組みやすく、手を入れようとすればどこまでものめり込める商品である。今回はスプレーと筆塗りでの部分塗装で組み立てた。キットの魅力をレビューしたい。
なお、本商品に関してはタミヤがTAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYOにて開催したイベント「Honda CB1000F トークセッション in TAMIYA TOKYO」でも取り上げている。こちらもチェックしてほしい。
走るための楽しさを追求したCB1000F
ホンダのCBシリーズは”その時代の最新技術を投入しながら、最高のバランスを追求するフラグシップモデル”だ。バイクにはレーシングマシンのイメージや技術を市販車に導入した「レーサーレプリカ」、悪路を走るための「オフロード」、長距離移動に適した「ツアラー」などの特色がある。CB1000Fは排気量999ccの大型のエンジンを搭載していながら、CBシリーズの特色である”走る楽しさ”を追求したバイクだ。
イベント「Honda CB1000F トークセッション in TAMIYA TOKYO」でCB1000Fの開発責任者の原本貴之氏が語っていたが、CB1000Fは走るための性能だけでなく、過去のCBシリーズへのリスペクトと共に、幅広い年齢層が扱いやすい多用途性、そして「かっこいいバイク」を目指して開発されたという。ヘッドライトの高さ、給油口の位置など何度もテストをしてベストの位置を探ったという全体のフォルムや、シルエットは大きな注目ポイントだ。
シルエットだけでなく、”乗りやすさ”も大きなポイント。大型のエンジンを積んでいるバイクはその重量による取り回しづらさが課題となるが、市街地のように短距離で走行と停止を繰り返すような場所でも扱いやすい走行性能、長い間座っても疲れないようなシートの感触、取り回しやすい大型のハンドルなどいくつものポイントを工夫している。もちろん高速道路などでは水冷直列4気筒の大型エンジンのパワーをしっかり実感できる走行性能が楽しめる。
とはいえ、CB1000Fはフラグシップモデルだからこその豪華な仕様となっており、メーカー希望小売価格は1,397,000円の高級バイクである。プラモデル「1/12 Honda CB1000F」はそのバイクを組み立てることで、その魅力に触れることができる。組み立てることで、CB1000Fの魅力を深く理解することができるのだ。
色分けされたパーツ、マフラーのメッキ、ネジなどの金属パーツも使用
それでは「1/12 Honda CB1000F」のパーツ構成を見ていこう。ランナーはA、B、C、D、Gの大きなランナーに加え、メッキのEランナーや、クリアパーツ、そしてネジやバネ、ケーブル、ゴム製のタイヤなどで構成されている。スライドマークは実車に設定されている3つのカラーパターンと、各種マーキングを再現できる2枚が封入されている。
パーツに関してはやはりその精密な表現に驚かされる。細かいパーツばかりが大量に用意されているわけではなく、組みやすさを考えた設計、塗装しやすさを考えたパーツ分割がなされている。
モチーフであるCB1000Fそのものが黒と銀色のカラーで構成された比較的シンプルなカラーデザインのため、「1/12 Honda CB1000F」は無塗装にスライドマークでも見栄え良く組み立てられるように設計されている。
今回は"塗装"の要素としてAとBのランナーに手持ちのスプレー「メタルシルバー」で着色し、銀色を際立たせてみた。ランナーにスプレーで着色するだけで一気に質感が向上するので、オススメだ。
ここにさらにCB1000Fの黒いエンジンを引き立てる銀色の金具が使用されている雰囲気を再現するため、筆塗りでシルバーを加えた。このちょっとした工夫で質感が向上すると感じた。早速組み立てていこう。
黒のエンジンに銀のビスが映えるエンジンの組み立て
CB1000Fの”主役”といえるのがエンジンだろう。スーパースポーツモデル「CBR1000RR」のエンジンをベースとした999cc、水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒は、レーサーレプリカとしての潜在能力を持ちながら、街乗りからツーリングまで扱いやすく調整されているという。
排気口が4つ並んだこのエンジンは実車では真っ黒に塗装されており、迫力のある存在感を放っている。プラモデルでも成型色で黒く表現している。この黒いエンジンを印象的にするのが銀色のボルトだ。銀色はエンジンからマフラーに繋がる排気口をシールドする部分などにも使われ、エンジンの黒を引き立てている。
「1/12 Honda CB1000F」を組み立てる上で、銀のボルトはぜひ表現しておきたいところだ。細い筆でボルトのモールドを塗っていくだけで、実車のエンジンの雰囲気が手軽に表現できるのでオススメだ。
エンジンを組み立てる際説明書を見ながら気をつけたいのは「部品の上下」だ。エンジンは最終的には山形に盛り上がった部分が下になるのだが、部品を取り付けるために上下を頻繁に回転させて組み立てる。精密に実車のエンジンを表現しているからこそ部品をどう配置するのかがわからなくなる場合がある。筆者の場合、「あれ? 説明書と取り付ける場所が全然違うぞ」と迷うこともあった。しっかりと説明書を見て正確に取り付けていきたいところだ。
組み立てたエンジンをフレームに設置する。大きなエンジンをフレームに入れ込む作業は実際の大きなバイクを組み立てている感覚が味わえる部分。タミヤのバイクのプラモデルはエンジンの位置を固定するために金属のネジを使うところが「実車感覚」が増す。大型のエンジンがしっかりとフレームに接続されるという”演出”が楽しい。
後輪、エアボックス、マフラーの取り付け
次は後輪だ。ディスクブレーキ、エンジンからの動力を後輪に伝えるためのギアとチェーン、後輪をスイングアームに取り付けた後、リヤダンパーを接続したスイングアームを本体に取り付ける。フレームに後輪がつくことでかなりバイクとしてのシルエットがはっきりしてくる。
ブレーキディスクはスプレーで塗装することで金属感が大きく向上する。A、Bランナーをまとめて銀色で塗っておくと随所で活きる。様々な銀色のパーツがしっかり光を放っているのがわかるだろう。
次の組み立てはエンジンに空気を送り込む「エアボックス」。組み上げた際は完全に隠れてしまう部分だが、「1/12 Honda CB1000F」ではエアボックスもしっかり再現している。前述のイベントでは実車の開発者が特に感心していた部分だ。
もう1つの注目ポイントが「ケーブル」だ。ここでは後輪のキャリパーとブレーキペダルを繋ぐケーブルもきちんと表現される。フルカウルのバイクだとこうした配線も隠れてしまうが、CB1000Fの様なネイキッドバイクではこれも1つの見せ場なのだ。
エアボックスの次がマフラーだ。4気筒のエンジンからの排気が1つにまとまり大型のマフラーに繋がっていく。この太い金属管が描く曲線の面白さは、大型バイクで特に面白い部分だろう。こちらもスプレーで銀色を強めた金属管に、鏡のように磨き上げられたマフラーがつながる。マフラーのメッキパーツはとても見応えがあるので注目ポイントだ。
ラジエーター、前輪の取り付け
CB1000Fに搭載されているのは”液冷エンジン”である。冷却水を循環させてエンジンを冷やすのだが冷却水はラジエーターでその熱を放出する。このためバイク前面に冷却水を風に当てて放熱させるラジエーターが設置される。
パーツを組み立てることでラジエーターの構造が学べる。CB1000Fのラジエーターには背部にもファンがある。このファンは電力で動き、低速で充分に風が来ない場合などにこのファンで強制的に冷却水を冷やすのだという。改めて大型エンジンの発熱の凄さを実感させられる。
組み立てにおいてラジエーターも銀の塗装が非常に映えるところ。銀で塗っておくことでシャープな雰囲気が増す。。
前輪を組み立てていこう。CB1000Fの前輪は両側にディスクブレーキが取り付けられている。フロントタイヤを支えるフロントフォークにもメッキパーツが使用され、アクセントになる。
前輪にはクリアパーツによる反射板がついているのも注目ポイント。黒と銀で構成されたCB1000Fにピンポイントで明るい色が入るのが面白い。前輪を取り付けることで、しっかりとしたバイクのシルエットができあがる。
ライトや燃料タンク、シート、カウルを取り付け、完成!
ぞしてライト、インジケーターだ。ライトやクラクションユニットなどがつく「ヘッドライトステー」はバイクの顔と言える部分だ。筆者が面白く感じたのはインジケーター。CB1000Fはエンジンの回転計やスピードメーターなどバイクの計器類は液晶のディスプレイ表示なのだ。”最新バイク”を印象づけるパーツと言えるだろう。
ヘッドライトにもメッキパーツ、クリアパーツが使われており、強い印象を残す。ライトの下の、2つの黒い丸いパーツはクラクションユニット。1つでも機能するがデザインを優先し2つにしたとのこと。
いよいよ組み立ての最終段階だ。大型の燃料タンクはシートに座ったときのボリューム感も考えてのデザイン。そしてサイドカウル、シートを取り付ける。シートは造形と質感に注力されている。そしてハンドルをつけることで組み立て作業完了。ここにスライドマークを貼れば完成だ。その姿は次章で紹介したい。
完成した「1/12 Honda CB1000F」をたっぷりと楽しむ
「1/12 Honda CB1000F」には実車のCB1000F同様3つのカラーパターンがスライドマークで再現されている。今回は青いラインがカッコイイ「ブルーストライプ」にしてみた。
青いラインは塗装で表現するにはかなり難しいだろう。「1/12 Honda CB1000F」ではスライドマークを貼るだけで手軽にこの印象的な青いラインを引くことが可能だ。銀の無地だった時と比べ、実車のイメージに近づく。繰り返すが銀の部分をスプレーで塗装するだけで、このスライドマークもより際立つ。
スライドマークは実車同様「グレーストライプ」、「グラファイトブラック」の3種を表現可能だ。
スライドマークは実車同様、まずは全体を様々な角度から見てほしい。
ディテールに迫っていこう。「1/12 Honda CB1000F」はその精密な表現こそが魅力。組み立てたプラモデルの隅々までチェックしたくなる。
ギミックにも触れておきたい。「1/12 Honda CB1000F」はステアリングが可動し、表情の変化がつけられる。もちろん前後輪は手で回転させられる。
加えて「ヘッドライトカウル」がある。これは実車に設定されているオプションパーツで、つけることで雰囲気が変わる。このヘッドライトカウルやラジエターグリルなどのオプションを装着した「CB1000F SE」として組み立てることもできる。ヘッドライトカウルの取り付けは接着剤を使わないので、完成後も着脱可能だ。
「1/12 Honda CB1000F」は組み立てて非常に楽しいプラモデルだった。何よりスプレーと筆塗りでぐっと質感が向上したのが良かった。どちらも簡単な塗装なのでぜひオススメしたい。塗装を施して組み立てたことで、筆者は完成したモデルを眺めて高い満足感を得られた。
大型バイク、特に現代の技術を結集しながら、乗りやすさを考えて設計されたCB1000Fはとても魅力的なバイクだ。憧れのフラッグシップモデルの魅力をプラモデルでを組み立てることで満喫できる。構造の面白さやデザインの秀逸さにしっかり触れられるのが楽しい。部品はしっかり接合し、今回のような部分塗装で手軽に完成度が上げられる。「スケールモデルは難しそう」という人にも挑戦してほしい。




































































































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