レビュー

【ゾイド】「RMZ-017 コマンドウルフ市街戦仕様」レビュー

重武装と追加装甲でコマンドウルフのさらなる魅力を発見

【RMZ-017 コマンドウルフ市街戦仕様】
発売元:タカラトミー
8月29日 発売
価格:5,940円
ジャンル:アクションプラキット
サイズ:全長約160mm(尻尾含む)

 タカラトミーのハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK(ティースパーク)」の1/100スケールアクションプラモデル「リアライズモデル」シリーズの第17弾として「コマンドウルフ市街戦仕様」が8月に発売された。

 「リアライズモデル」シリーズは1/100スケールで「超可動」「組み立てやすさ」「コレクション性」を高めたアクションプラキットとなっている。

 「コマンドウルフ」は「ゾイド」シリーズのヘリック共和国軍が誇るオオカミ型ゾイド。共和国軍の量産機であり、シールドライガーとのコンビネーションなど高速戦闘を得意とする。一方で拡張性にも優れており、背部の2連装ビーム砲座から多彩な武器への換装や増設をすることで、戦術・戦況に応じて戦うこともできる。

 今回の市街地戦仕様は、機動性を発揮し難い市街地での防衛戦に重点を置き、頭部に機関砲、背部に2連ロケットランチャーを2基増設。敵の初撃を防ぐために四肢に複合素材を用いた装甲板を追加し、キャノピーにはバンパーを備えている。通常の「コマンドウルフ」よりも耐久力と攻撃範囲が強化され、高い索敵能力と合わせて敵を発見、撃滅する。

 アニメ『ゾイド -ZOIDS-』でも第16話「ニューヘリックシティ」にて強化型コマンドウルフとして登場し、脱走兵のロカイに奪われ、逃走の際に市街地で戦闘となり、追撃するゴルドスを撃破した。

RMZ-017 コマンドウルフ市街戦仕様

組み立てやすいパーツ数でコマンドウルフ市街地戦仕様が登場

 最初にパッケージを確認していこう。イラストは市街地戦をイメージしたもので、アニメのワンシーンを彷彿とさせる迫力あるシーンとなっている。

【パッケージ】

 本キットは「コマンドウルフ市街地戦仕様」とノーマルの「コマンドウルフ」を選択して組み立てることができるコンバーチブル仕様となっており、ランナーは全13枚でパーツ数も最小限に抑えられ、組み立てやすいパーツ構成となっている。

 成型色は装甲のホワイトをはじめフレームのグレー、キャップのブラック、キャノピーのクリアオレンジに加え、武器や追加装甲のグレーとなっている。

 その他、取扱説明書が付属している。

【内容物】
Aランナー
Bランナー
Cランナー
Dランナー
Eランナー
Fランナー
Gランナー
Hランナー
Iランナー
Jランナー
Kランナー
Pランナー
Z2ランナー。キャップパーツ
取扱説明書

 中身を確認したところで、次は組み立て工程を紹介していこう。

共和国軍の名機をリアライズモデルで再現

 最初の組み立ては頭部パーツだ。

 頭部はシャープな顔立ちに大きな耳、細い口先とオオカミらしいシルエットが再現され、キャノピーと顎パーツを挟み込む構造となっている。そして、首は軸可動を複数備え、一部新規設計により首を伸ばすような動きや、大きく上下に振る動きも可能となっている。

 そして、市街地戦仕様のバンパーはキャノピーパーツに備わっている突起部分に接続して被せる形となっている。

【頭部】

 胴体は大きく胸、腹、腰の3つのブロックで構成されている。

 胸部と腹部は軸可動によってお腹を丸めるような動きができ、腹部と腰部は軸を差し込む形で、構造こそシンプルだがオオカミらしい動きを表現できる機構となっている。

 腰部の接続はポリキャップが使用され、保持力も抜群となっている。

【腰部】

 次に細かな尻尾や武器類のパーツを組み立てていく。

 尻尾パーツはモナカ構造で、付け根にポリキャップパーツを被せてボールジョイントとなる。

【尻尾】

 口に咥える対ゾイド機関砲は前後のパーツを合わせるだけのシンプル構造。

【対ゾイド機関砲】

 2連装ビーム砲座もキャノピーパーツを差し込んで、内部に接続用のポリキャップを入れ、下部の装甲パーツを被せる。

【2連装ビーム砲座】

 腰部から伸びるマフラー型のスモークディスチャージャーはモナカ構造で非常にシンプルな構造となっている。

【スモークディスチャージャー】

 そして、ロケットランチャーは左右の砲身を組み立て、基部に接続する。重厚感ある造形で、砲身は上下に動かし仰角調整をすることができる。

【ロケットランチャー】

 次に脚部を組み立てていく。

 前脚は大きく分けて肩、肘、前腕で構成されている。肩部は内部に接続用のポリキャップパーツを入れ、フレームパーツで挟み込む。肘部も同様に接続パーツを挟み込む構成となっている。

 前腕部は選択式となっており、市街地戦仕様は追加装甲パーツを組み合わせたものとなっている。そして、手首、足先とを組み合わせて前脚を作り、可動部の軸パーツにはキャップパーツを被せる。

 また、肩部の装甲パーツも選択式でこちらも市街戦仕様では追加装甲パーツを組み合わせる。

 後脚も大腿部、前膝、下腿部の3つのブロックで構成され、ポリキャップによる接続と軸パーツに被せるキャップパーツでゾイドらしい外観が表現されている。

 こちらも下腿部、肩の装甲が選択式で市街地戦仕様とノーマルを組み立てることができる。

 市街地戦仕様からノーマルモードにしたい場合でも各部位を交換する必要があるが、構造がシンプルなので組み換えもやりやすい印象を受けた。

【左前脚、後脚】
【右前脚、後脚】
【ノーマルの脚部パーツ】

 ここまで組み立ててきた各パーツに胴体のパイプパーツを加えることで、「コマンドウルフ市街地戦仕様」が完成する。口元の機関砲は、口腔内に差し込み箇所があり、これによって安定して咥えた状態を表現できる。

 2連装ビーム砲座は、2連ロケットランチャーの基部にある差込口に接続して固定する。

 そして、頭部のコックピットと2連装ビーム砲座の砲座に乗せることができるパイロットフィギュア(一般兵士)も収録されている。

【パイロットフィギュア(一般兵士)】

 筆者の組み立て時間は約2時間ほど。「コマンドウルフ」本体はシンプルな構造で組み立てやすく、完成した時の造形も非常に完成度が高い。また、ロケットランチャーをはじめとした武器が追加され、重厚感ある姿となり、ノーマルの「コマンドウルフ」とは異なる魅力と存在感を放つ。

 次は完成した「RMZ-017 コマンドウルフ市街戦仕様」の造形、可動を見ていこう。