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100円ショップ商品で簡単! 夏にピッタリなプラモデル水中ボトルアクアリウムを作ってみた【夏休み特集】

 8月に入り、夏休みシーズンが到来した。長期の休暇で積んでいるプラモデルの制作やフィギュアのディスプレイなどをする機会だ。長い時間だからこそ普段できないことにも挑戦できるチャンスでもある。

 本稿では100円ショップ「ダイソー」で販売されている商品を使用して「水中ジオラマ」に挑戦していく。陸上、空中とは違った浮遊感と水の中にいる透明感が魅力の「水中ジオラマ」だが、「何を使えばいいのかわからない」、「レジンのような材料を使うのが難しい」と思うだろう。

 今回はレジンなどの模型素材がなくても、手軽に楽しめる瓶の中に情景を詰めたボトルアクアリウムを作成する。使用する商品やプラモデルの大きさ、そして水の中にいる表現など気になる部分も紹介するのでぜひ参考にしてほしい。

使用する材料は100円ショップで揃えられる

 ボトルアクアリウムの素材を揃える前に、使用するプラモデルを決めよう。

 今回使用するのはBANDAI SPIRITSのプラモデルから「HGUC 1/144 ズゴックE」とコトブキヤの美少女プラモデル「創彩少女庭園」より「結城 まどか【水着】」と「結城 まどか【水着】ドリーミングスタイル サニースカイ」の3つ。

 「HGUC 1/144 ズゴックE」がジオン公国軍が誇る水陸両用モビルスーツとして、水中シチュエーションにピッタリだ。そして、「結城 まどか【水着】」と「結城 まどか【水着】ドリーミングスタイル サニースカイ」は可愛らしい水着姿で、泳いでいる情景が表現しやすい。なお、今回紹介するプラモデルはシール部分などに関しては塗装を施している。見栄えのために合わせ目消しをしている。なお、素組の状態でも水中ジオラマは可能だ。

「HGUC 1/144 ズゴックE」
「結城 まどか【水着】」(左)と「結城 まどか【水着】ドリーミングスタイル サニースカイ」(右)

 使用するプラモデルが決まったところで、ボトルリウムに使用する素材を紹介していこう。

 今回は「ダイソー」で販売されている商品を使用している。「ダイソー」では園芸用品や造花などフィギュアの撮影に使用できる小物やNゲージ用のジオラマ素材なども販売され、品ぞろえが豊富でジオラマの入門に素材を集める際にもとても便利だ。

 水中ジオラマということで、主に使用するのは大きめのボトル、水底の砂、海藻を表現するアクアプランツ、そして、“水”を再現するための消臭ビーズを用意する。

【ボトルアクアリウム素材】
保存容器(4L) 330円
「インテリアガラスカラーサンド」左からスカイブルー、グレイ、ベージュの3色 各110円
消臭ビーズ せっけんの香りと無香の2種 各110円
水そう用アクアプランツ 小/中 各110円
ガラスストーン(左)、ヒトデ(BEACH、ホワイト)(右) 各110円
セメント鉢ミニムーンストーン(左)、セメント鉢ミニ縦ライン(右) 各110円
テープライト(30LEDs、1m、ホワイト)

 ボトルはお菓子などを入れる4Lの保存容器を使用する。大容量なので使用するプラモデルをすっぽりといれることができる。また、細身の「結城 まどか【水着】」と「結城 まどか【水着】ドリーミングスタイル サニースカイ」は2つ一緒に入れられる。

【プラモデルとの大きさ比較】

 「インテリアカラーサンド」は1色で十分だが、今回はブレンドによる色合い表現を付けたい。そして、要となる消臭ビーズは透明な無香のものと青が入ったせっけんの香りの2種類を使用する。

 水中を彩るのは観賞魚に使用する水そう用アクアプランツとガラスストーンとヒトデのミニチュア。また、堤防的な表現を入れるためセメント鉢ミニムーンストーン、セメント鉢ミニ縦ラインを追加。また、照明用としてテープライトを用意している。

 では、素材を確認したところで実際にボトルアクアリウムの作成をしていこう。