特別企画
トミカ新車インプレッション 12月は「トヨタ クラウン」&「トヨタ ランドクルーザー」が登場!
2023年12月16日 09:00
新しいクラウン、はじまる「No.72 トヨタ クラウン」
【No.72 トヨタ クラウン(通常仕様・初回特別仕様)】
- 価格:各550円(税込)
- スケール:1/66(全長:約73㎜)
- アクション:サスペンション
日本のトヨタといえば歴史の長いクルマとして“クラウン”の名前を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。初代はなんと1955年に登場、実に69年も愛され、憧れ続けられてきた名車です。
有名な“いつかはクラウン”というキャッチコピーが物語るようにいつかこういう高級車にのれるようになりたい……特に昭和を生き抜いてきた世代に突き刺さるクルマです。
そんなクラウンが2022年7月、フルモデルチェンジを果たして16代目となる新型クラウンが披露されました。クラウンといえば“セダン”タイプのクルマでしたが新型は「クロスオーバー」「スポーツ」「エステート」「セダン」となんと4種類ものボディタイプをまとって新しい時代のクラウンとなりとても驚かされました。
開発段階で豊田章男社長(当時)から「一度“原点”に戻って、これからのクラウンを本気で考えてみないか」という一言があり、セダンタイプではなくクロスオーバータイプが先に提案され、その後他のタイプが立案されたとのこと。トヨタのフラッグシップたるクラウンは自身が持つプレミアム感は失うことなく現代の多様性社会をも取り込んで人々にとって憧れの存在であり続けています。
それではトミカになった「トヨタ クラウン」を見ていきましょう。カラーリングは通常版がブロンズ、初回特別仕様版がブラック/レッドになっています。通常版のブルーは「プレシャスブロンズ」、初回特別仕様のブラック/レッドは「ブラック/エモーショナルレッドII」がモチーフカラーになっています。
モデルになったのはカラーパターンから“CROSSOVER G”だと思われます。実車が発表された時の2色(バイカラー)仕様がイメージカラーだったのが衝撃的であり魅力的でトミカの初回特別仕様でそれを手元においておけるのは楽しいですね。
最近のクルマのデザイントレンドの一つである“ハンマーヘッド”デザインを取り入れたクラウン・クロスオーバーのフロントマスクは下側に大きく横に開いたエアインテークグリルとさらにワイド感を強調させる横一文字のシルバー加飾が上下に2ラインが走り、見る者の目をひきつけますがトミカでもシルバーラインの加飾を素晴らしい精度で再現しています。
リアは上部にレッドライン、下部にシルバーラインがありますがそこも複雑な面構成なのに精度高くまっすぐに線が引かれていて驚かされますし、通常仕様と初回特別仕様で両サイドのドアのシルバーラインに違いがあることに注目です。
フロントのシルバーラインの左右端の下にある実車でもあまり目立たない細長い4連ヘッドライトはブラック塗装でイメージを的確に伝えています。セダンとSUV、さらにはクーペのなだらかなラインをクロスオーバーさせているボディシェイプは、上面から見るとフロントからキャビン、リアへシンプルな面構成を見せますが、サイドから見るとドア周囲のスポーティな面取りが躍動感を与えています。
タイヤハウスのアーチはシャーシ一体型の樹脂製となっていて左右ドア下部のブラック加飾された部分も相まってSUVらしさを想起させます。タイヤのホイールは4穴でクロームメッキのリングがあるスポーツ/レーシングカータイプです。クロスオーバータイプということでスポーティさもありながらSUVらしさを醸し出すにはぴったりのホイールとなっています。
© TOMY