特別企画

トミカ新車インプレッション 12月は「トヨタ クラウン」&「トヨタ ランドクルーザー」が登場!

どこへでも行き 生きて帰る「04 トヨタ ランドクルーザー」

トミカプレミアム【04 トヨタ ランドクルーザー(通常仕様・発売記念仕様)】

  • 価格:各935円(税込)
  • スケール:1/60(全長:約62㎜)
  • アクション:なし

 トヨタから1951年に登場した“トヨタ・ジープBJ型”を祖に、1995年に“20型”という型式とともに“ランドクルーザー”という名称に変わった、実に70年を超える歴史を持つトヨタを、日本を代表し世界で愛されるクロスカントリータイプのクルマです。

【【圧巻!】歴代ランクル勢揃い!ランドクルーザー300も40も20も走る。【History of LAND CRUISER】】

 ランドクルーザーはあえて複雑な機構を持たず耐久性もあり、なるべく単純化されている構造からメンテナンス性も高いため世界中で高い評価を受けています。今回のトミカプレミアムのモデルとなったのは1955年から登場した“40型”で通称ヨンマルと呼ばれています。

【04 トヨタ ランドクルーザー】
通常仕様
発売記念仕様

 実はこのヨンマル、1984年にフルモデルチェンジをされるまでの24年にわたって生産・販売されたという長いモデルライフのクルマとしても有名です。そんなこともあり世界各国で業務用としても使われ、さらに個人で楽しむオーナーも多数存在。多くの愛好家に大切にされているクルマでもあります。

 それではトミカになった「トヨタ ランドクルーザー」を見ていきましょう。ボディーカラーは通常版がイエロー、発売記念仕様がレッドとなっています。実車で設定されているのはイエローが「マスタードイエロー」、レッドが「フリーボンレッド」という名前のカラーがありそれらがモチーフとなっているようです。

 当初は主な納入先が官公庁や建設業中心でグレー、イエロー、グリーンと限定されていましたがその後の個人用としての需要が拡大。ホワイト、レッド、オリーブ、ブルーなどが追加設定されたようです。ルーフはホワイトのハードトップとなっていて、実車のイメージをよく伝えていてかっこいいですし、かわいくもあります。

【04 トヨタ ランドクルーザー:パッケージング】
通常仕様:イエロー
発売記念仕様:レッド

 初代BJがまさにジープの形状だったものがモデルチェンジを重ねることで設計や生産技術も上がったことでボディも丸みを帯びるようになってきたヨンマルの形状をよく捉えています。接続アームで前にぴょこんと飛び出したフロントバンパーは先端がシルバー塗装で再現されていて特別感があります。

 ボディはシャーシから若干浮き上がっていて、前後タイヤを横から見ると隙間が開いていてタイヤがより上下に動かせるようにクリアランスが取られていることがよくわかります。エンジンルームのボンネットや左右、リアのドアにはヒンジ形状がモールドされています(トミカでは開きません)。

 そのメンテナンス性の高さから世界で愛されるランクル。このヨンマルはルーフ(FRP製)の交換さえ可能(トミカでは外せません)です。トミカでも特徴的な白いルーフは樹脂製のパーツで設計されていてその厚さや段差の見せ方が絶妙なキャラクターを表しています。トミカでも外してみたかったですね!

【04 トヨタ ランドクルーザー:全周とアクション】
フロント:ジープタイプを祖に持ち、そのイメージが残るヨンマルのフロントを見事に再現しています
サイド:ほぼ垂直に立ち上がるフロントウインドウ、ホワイトのルーフを再現
リア:スペアタイヤがオフロードカーの代名詞!
シャーシ:左右2本のフレームが見え、ランクルならではのラダーフレームをイメージさせます

 トミカプレミアムのシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが見どころです。今回の「トヨタ ランドクルーザー」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています!グレーでボルトのモールドが付いたホイール、そしてタイヤはオフロードタイヤをモールドで表現していてその“細さ”にも注目です。

 細いタイヤは面圧が高く悪路で路面を捉える能力が高いのでサーキットを高速で走るレーシングカーではないオフロードが得意なランクルのようなクルマには最適のタイヤですね。そういうところまで再現しているトミカプレミアム最高です!リアドアにスペアタイヤを装備しているのもかっこいい!

【04 トヨタ ランドクルーザー:ディテール】
フロントには世界に誇るランクルのメーカー“TOYOTA”ロゴがプリントされています
フロントグリル、ヘッドライト、ウインカーが高精度に再現されています
ドアなど開閉する部分のヒンジをモールドで再現しています
リアドアにはスペアタイヤも!ボルトもモールドされていて雰囲気あります
ボディとタイヤの間に隙間があることに注目!トミカプレミアムはここまで凝ってます
鮮やかなレッドが素敵な発売記念仕様版!
シートも完全再現しています
リア左右後端にあるウインドウ、下部にあるウインカーなどは塗装再現です
タイヤの径が大きくオフロードタイヤをモールドで表現しています
白いルーフがかわいさもあります
ボディ前側は絞り込まれていて、タイヤハウスとなるフェンダーがかなり伸びています
フロントバンパーがアームによる接続で、車体の前にぴょこんと飛び出しています
並べてみるとかわいくもあり、かっこいいです
ヨンマルオーナーがサービスエリアの駐車スペースに集まっているみたい!
しゅっぱーつ!
山の中に入って悪路走行開始!
ランクルならどんな道でも走れるよ!

今回の2車種は2023年12月16日(土)発売!

 今回ご紹介させていただいた12月のトミカ新車「No.72 トヨタ クラウン」、トミカプレミアム新車「04 トヨタ ランドクルーザー」はトミカの日にあたる第3土曜日の12月16日に発売となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.72 ロータス エリーゼ スポーツ 220 II」「No.93 コペン GR SPORT」、ロングタイプ「No.129 宇部興産 ダブルストレーラー」と入れ替えとなります。定番トミカの2車種は共に2021年登場のものでもう入れ替えのタイミングとなりました。まだお持ちでなければ今のうちに見つけて納車しておくことをお勧めします!

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.72 ロータス エリーゼ スポーツ 220 II
No.93 コペン GR SPORT
No.129 宇部興産 ダブルストレーラー

 トミカプレミアムでは「04 三菱 パジェロ」と入れ替えとなります。今月のランクルとともにオフロードカーの代名詞となっているパジェロ、しかもワゴンタイプです!一緒に飾るととても楽しいとおもいますので納車漏れがないようにしたいところです!

【今回入れ替えとなるトミカプレミアム】
04 三菱 パジェロ

来月の注目トミカはこちら!

 次回2024年1月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.102 トヨタ ヤリスクロス GR SPORT」、トミカプレミアム「19 日産 シルビア(S15)」です。街でもよく見かけるようになったSUV・クロカンタイプのトヨタ・ヤリスクロスとチューニングベース車としても人気を博し鮮烈のイエローカラーがまぶしい日産のスポーツカー!ぜひ納車していただきたい2車種です。

【2024年1月登場予定のトミカ】
No.102 トヨタ ヤリスクロス GR SPORT
19 日産 シルビア(S15)
【また来月!楽しみに待っていてね!】