特別企画
【特別企画】トミカ歴代名車コレクション 015「スバル インプレッサ WRX STI」016「スバル レヴォーグ」
2024年1月9日 00:00
走りに美しさという意志を「スバル インプレッサ WRX STI」
- 発売日:2023年12月12日
- 価格:1,999円(税込)
- スケール:1/59(全長約73㎜)
- アクション:ボンネット開閉・サスペンション
【スバル インプレッサ WRX STI】
スバルから2007年4月に三代目「スバル インプレッサ」が登場、同年10月に設定されたのがこの「スバル インプレッサ WRX STI」です。先代までのセダンタイプから5ドアハッチバックタイプのボディとなりました(後に4ドアセダンも追加)。ノーマルのインプレッサとは印象の異なる大きく張り出した前後フェンダーを装備しているのが外観上の特徴となっています。
先代に続きツインスクロールターボを採用し新開発されたエンジンのEJ20型は308psを発生、ドライブアシストシステムであるSI-DRIVE、マルチモードDCCD/VCDによる四輪駆動や車両の姿勢制御をつかさどる機構を新たに搭載し、新しい走りの味を追求しています。2010年の年次改良によって「スバル インプレッサ WRX STI」から「スバル WRX STI」と名称も変更されることになります。
インプレッサWRXに搭載され“名機”と呼ばれれる「EJ20型水平対向4気筒ターボエンジン」はスバルが世界に誇るエンジンです。左右で対になるピストンが向かい合ってボクサーがパンチを繰りだすかのような動きをするエンジンで左右・水平にピストンがあることでお互いの振動を消すことができ、エンジン自体の高さを抑えられ重心が低くなることでドライバビリティの向上につながります。
今回のトミカのモデルとなっているのは2007年から搭乗した3代目にあたるGRB/GRF/GVB/GVF型の初期型にあたるWRX STIです。この初期型はCBA-GRBという型式でベースとなるノーマルのインプレッサとは別の専用のボディを与えられ、前後のフェンダーは大きく膨らみ、そこに収まる左右のタイヤは大地をつかみ過酷なラリーのコースへの対応力を強調。戦闘力の高さを感じさせます。
それでは「スバル インプレッサ WRX STI」のトミカ歴代名車コレクション版を見ていきましょう。前述のとおりモデルとなったのは3代目の中の初期型です。イエローのボディカラーは実車では2009年7月に設定されたGRB系のラストにあたる「インプレッサWRX STI Spec C」で採用された特別色の「サンライズイエロー」をモデルにしているようです。
「Spec C」はさらなる性能向上を果たした“Competition(コンペティション)”を意味し、実はこのカラーは1000台限定(ピュアホワイトを含めた受注生産)となるかなり希少なものとなります。歴代名車版でこのカラーが手に入るのはなかなかすばらしいですね!
フロントのヘッドライトやフォグランプ、リアコンビランプはシルバー塗装ですが、見る角度によって色が変わって見える面白い効果があります。フロント・リアのエンブレムやロゴ回りもちゃんと印刷で表現されていてなかなか印象がいいですね。フロントバンパーやエンジンフードのエアインテイクやパネルライン、車体サイドのキャラクターラインやリアセクションのふくよかなラインも見事に表現しています。ボディカラーといいなかなか手の込んだトミカです。
5ドアハッチバックスタイルのボディ形状を実車通りに再現、WRX STIを体現する特にフロントの左右フェンダーの大きなふくらみがフロントセクションの迫力を増大させています。なだらかに弧を描くようなルーフラインを伴って左右の4枚ドアのウインドウの面積が大きく主張してきます。ハッチバックスタイルのリアセクションはルーフから続く後端にあるリアスポイラーと左右にラウンドしつつショートでキュっと引き締まったイメージを的確に再現しています。
ホイールは5穴が開いてメッキ処理された一般車向けといわれるタイプです。アクションはボンネット開閉とサスペンションです。ボンネットが開くトミカは数が少ないこともあり特別感があります!エンジンルーム内にはエンジン回りのモールドもありこういうギミックのあるトミカはやっぱり楽しい!ボンネットは薄く、上面にあるエアインテイクはブラックで塗装されています。支えるヒンジもシャープに造形されていていい雰囲気を醸し出しています。
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