特別企画
トミカ歴代名車コレクション 017「ホンダ NSX-R」018「日産 リーフ」
2024年2月6日 00:00
our dreams come true「ホンダ NSX-R」
- 発売日:2024年1月9日
- 価格:1,999円(税込)
- スケール:1/59(全長約73㎜)
- アクション:サスペンション
【017 ホンダ NSX-R】
日本のホンダから1990年に初代が登場した「NSX」。F1世界選手権を戦うマクラーレンチームへのエンジン供給ですさまじい成績を残していた同社の顔となるフラッグシップスポーツカーとして1989年に発表、翌1990年に発売されたクルマです。NSXという車名は“New Sportscar X”から来ており、文字通りホンダの新しいスポーツカーを意味するものとなっています。
F1マシンの要素を盛り込み、ドライバーの背中にエンジンを搭載するMR(ミッドシップ)レイアウトを採用、当時世界初となったオールアルミのモノコックボディ構造を採用することに成功します。エンジンはV型6気筒とし、NA1型では3.0L・NA2型では3.2Lの排気量を与えられ手組でエンジンとボディを組み上げていくそのクルマはまさにF1のレースマシンを公道を走るロードカーにしたまさに“スーパーカー”と称されます。
性能はさることながら、アイルトン・セナ氏や中嶋悟氏といった大人気F1ドライバーをテストドライバーに迎えさらなる性能向上テストを敢行。スーパーカーとしての実力をさらに高いレベルに押し上げます。排ガス規制などで2005年には惜しまれつつも引退してしまいますが、現在でもその存在は輝きを失っておらずファンの多いクルマです。
今回のトミカのモデルとなっているのは2002年から登場したモデルで、ホンダの特別チューニングモデルに付けられる“タイプR”という名称から“NSX-R”へと変更されました。新たにエア・アウトレット付きのボンネット、フロント・アンダーカバー、リア・ディフューザー、大型リア・スポイラーを採用して空力性能や操縦安定性の向上が図られました。ボンネットやリア・スポイラーの素材をCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維と樹脂で構成された素材)として軽量化もより進められたものとなっています。
それでは「ホンダ NSX-R」のトミカ歴代名車コレクション版を見ていきましょう。モデルとなったのは初代の中の「NSX-R」型です。オレンジのボディカラーは実車ではカスタムオーダー専用のプレミアムカラー「ニューイモラオレンジ・パール」をモデルにしているようです。
定番トミカではホワイト、イベントモデルではブルーがありましたが「NSX-R」自体がそれほどバリエーションがリリースされていません(トミカプレミアムはあります)からこれはなかなか特別感のあるトミカだといえるでしょう。
初期のNSXでは特徴的なリトラクタブルライトが採用されていましたが、2001年からはボディに埋め込まれた固定式に変更されました。そのヘッドライトはクリアーパーツで再現されており、リアの左右をつなぐように大きいコンビランプを持つリアセクションも大きなクリアーパーツで実車のイメージそのままです。定番トミカモデルでこれはうれしい仕様ですね!全体的に平べったく薄いボディスタイルは徹底的に空気抵抗をなくすためであり、スーパーカーであることを想起させてもくれます。
薄くワイドなフロントマスクから機能美あふれるボンネット上部にはエアのアウトレットがモールドされ、単に平べったいだけではなく意外と抑揚のあるボンネットフードを忠実に再現しています。空力考慮でとにかく寝かされたフロントウインドウ、そのおかげで低く抑えることができたルーフ、リアのウインドウは大きくラウンドして広くとられている様子がよく再現されています。
左右のドアガラスはオープン状態となっていて広い前後ガラスと相まってキャビン内をよく観察することができます。走ることに割り切った2シーターのスポーツシートやセンターコンソールやダッシュボードも見えてクルマというより“マシン”という印象がぴったりのコクピットです。ホイールは4穴が開いてメッキリングのあるスポーツカータイプです。アクションはサスペンションです。
(C) TOMY 「トミカ」は株式会社タカラトミーの登録商標です。