特別企画

「#遊戯王」を始めるなら絶対今! 歴代最強レベルに“ガチ”路線のデッキセット「TACTICAL-TRY DECK」を買おう!

 まず手始めに、次に今回のデッキに収録されているカードで可能な後手捲りに役立つ“小技コンボ”についても取り上げておきたい。長い歴史を積み上げてきた「サイバー流」の様々なテクニックがしっかりデッキ内のギミックに組み込まれているのだ。

 1つ目は「サイバー・ドラゴンとして扱う小型モンスター」+「機械複製術」のコンボだ。「機械複製術」は普通に発動すると単純に打点が500以下のモンスターをデッキから特殊召喚できるカードだが、小型の「サイバー・ドラゴン」系モンスターは場か墓地にいる間「サイバー・ドラゴン」として扱う。そのため、この系統のモンスターに発動できるとデッキからオリジナルの「サイバー・ドラゴン」を2体呼び出す事ができるのだ。融合素材の頭数を一気に揃える事ができ、加えてレベル5モンスターが一気に2体並ぶことで「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」に繋げて相手をけん制できたりと、決まった際のリターンが非常に大きいコンボとなっている。

「サイバー・ドラゴン・コア」でサーチを行った後に「機械複製術」でオリジナル体を2体呼び出す鉄板ムーヴ
古より伝わる有名コンボだが、改めて使われるとイカサマをされているような気分になるかも……!

 2つめは「機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-(以下:クロックワークナイト)」と「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」のコンボだ。

 「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」と合わせてこの2体は特定の相手の場のモンスターと「サイバー・ドラゴン」を墓地に送る事で呼び出す事ができるカードなのだが、「クロックワークナイト」を発動すると相手の場のモンスターも全て機械族になる。これにより、「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」で相手のモンスターを含む全てのモンスターを巻き込んだ融合召喚が可能となるのだ。

 この吸収融合は破壊効果でもなく、対象にとる効果でもなく、そもそも発動する効果でも無いため、場から「サイバー・ドラゴン」を消す以外で防ぐことが難しいため最強レベルの除去と言っていい。「クロックワークナイト」の他の効果も数値変動の大きいパンプ&ダウン効果な事でデッキの方針と相性が良いため、現代の「サイバー流」が持つ懐刀として活躍しているカードなのだ。

唐突に盤面のモンスターを全て枯らせれば流石にワンキルは容易!
古のカードである「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」が活躍できるのもファンとしては嬉しい所だろう。

 「サイバー・ドラゴン」で遊べるギミックが既にギチギチに詰め込まれているため、正直このデッキだけでも十分に楽しく遊びつくす事ができるのだが、最後にこの「襲撃竜サイバー・ドラゴン」を強化する際のオススメカードを紹介したいと思う。

 まずはEXデッキの残った枠を埋める所から始めるべきだろう。余っている5枠に入れる候補としておすすめしたいのは出しやすく妨害・捲りの両面で最強の女「S:Pリトルナイト」、エクシーズモンスターを出せるタイプかつ後攻デッキなので「天霆號アーゼウス」、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」と同じ条件で出せる「セイクリッド・プレアデス」、とりあえずいれておくと使える場面が来るかもしれない「厄災の星ティ・フォン」や「トロイメアシリーズ」等は丸い選択肢だ。どのカードも「サイバー・ドラゴン」だけのパワーではどうしようもない局面や対面で助け舟となるカードなので、EXに余裕があるならとりあえず入れておく位の気持ちで良い。

中でも「リトルナイト」、「アーゼウス」、「プレアデス」は優先度が高め! 破壊耐性を付けられるとバックの除去なども厳しくなるため、一先ずEXに忍ばせておけば安心できるカード達だ。

 「サイバー・ドラゴン」デッキとしての特徴を伸ばす方面だと今回デッキに収録されなかった「サイバー・ドラゴン」サポートが追加する候補となるだろう。

 中でもオススメは「サイバー流」のもう1つの融合魔法「サイバーロード・フュージョン」だ。除外されたモンスターを素材にできるのでワンチャンお得な融合召喚を行なえるカードなのだが、それ以上に「サイバー」魔法・罠で融合ができるカードという部分がありがたい。現状だと基本的に「サイバー・ダーク・キメラ」から「パワー・ボンド」を持ってくる以外で融合する手段がないため弱点が露呈している状態だが、このカードを投入しておけば各種「サイバー」サーチカードで融合に繋げる事が可能になるため貫通力が増すのだ。

 他にも融合の安定度を上げるという意味では「サイバー・ダーク・キメラ」に間接的にアクセスできる「サイバー・ダーク・クロー」等の「サイバー・ダーク」の力を借りるのも悪くない。表・裏両方の「サイバー流」をサポートできるカードも存在しているため、組み合わせ方次第では大きく化ける可能性を秘めているのだ。他にもデッキに収録されなかった融合モンスターとして「サイバー・エタニティ・ドラゴン」、窮地からの一発逆転を狙う事ができる「オーバーロード・フュージョン」など「サイバー」らしい強化カードもチェックしておいてほしい。

融合への安定感を増すという意味でオススメなのはこの2枚。テーマ内には相互サーチが可能なカードも多いため、1枚投入でもプレイの幅が広がるのでぜひ色々試してほしい
「エタニティ」は墓地効果も優秀なため後述する「サイバーダーク混合型」では必須のカードとなる
「オーバーロード・フュージョン」もタイミングは限られるが一気に大量の素材を使ったランページを出せるため未だに現役だ

 ここまでは真面目な強化案だったが、やはり「サイバー流」を愛するプレーヤーはもっとド派手でオーバーキルができそうなロマン強化もしたくなるのではないだろうか?

 そんな人にオススメできる強化プランが2つ存在する。1つは「サイバーダーク混合型」だ。上記で少し取り上げた通り現代の「サイバー」は表・裏を超越してサポートをするカードも多く、双方のエースが融合した最強モンスター「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」という素晴らしいゴールが存在する事で組み合わせる理由が十分に存在するのだ。中でも大量の墓地肥やしで混合型を手厚くサポートしてくれる「サイバネティック・ホライゾン」の存在は大きく、このカードのパワーを借りる為に表・裏がお互いを多少出張させるレベルである。ロマンカードを出す方面に尖らすも良し、ガチ路線で運用を考えても良しと、構築難易度は高いがやり応えのあるデッキメイクを楽しめるだろう。

「サイバネティック・ホライゾン」が使えるとロマンカードである「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」も比較的簡単に呼び出す事が可能!
キメラやヘルツ、エタニティ等を送るだけでもアドバンテージをメッチャ稼げるカードなのでガチ路線の構築でも全然採用されるカードだ

 もう1つは「サイバー・ドラゴン」系モンスターの必殺技カードを扱う構築だ。中でも「キメラテック・オーバー・ドラゴン」とその必殺技カード「エヴォリューション・レザルト・バースト」を使ったデッキは決まった時の気持ち良さがとんでもないので1度経験して欲しい。

 「オーバーロード・フュージョン」をサーチしながら「キメラテック・オーバー・ドラゴン」のデメリットを実質消すことができる「エヴォリューション・レザルト・バースト」を使う事で、アニメで凄まじい印象を残したあの「5連打ァ!!!」をOCGで実際に行なえるのだ。成功率やメリット・デメリットを考えるとガチ路線の構築には入らなそうなカードではあるが、デッキの強化案の1つとして記憶に残してもらえると嬉しい。

「カイザー亮」の転換期となったあの試合と全く同じような連続攻撃を可能とする必殺カード! 決まればほぼ確実に相手を確殺できるレベルのダメージがでるので、非常にサイバー流らしいカードと言える

 ここまでに取り上げた強化案+足りない手札誘発を揃える感じでシングルカードを集め、加えて「襲撃竜サイバー・ドラゴン」1個とプレイするためのスリーブを購入したとしても恐らく予算は5千円ほどで収まるのだから凄い……!

 ほとんどの優良パーツは構築済みデッキに入っているので購入する物も多くなく、その上で様々なタイプの「サイバー・ドラゴン」デッキを楽しめる地盤が整えられるのではないだろうか。

 何度も言うがこんなにしっかり遊戯王を楽しめるデッキは“史上初”となるので、気になっている人は是非購入を検討して欲しい!そして頼むから第二弾も販売してくれ~!

 それではグッッッッ爆アドォォォ!!!