トピック
ガス・次世電動ガン対応! 東京マルイ製エアガンメンテナンスガイド
- 提供:
- 東京マルイ
2024年4月12日 00:00
皆さんはサバゲーをしていて、エアガンが急に動かなくなったり、BB弾がまっすぐ飛ばなくなったことはないだろうか?
予備のエアガンがあれば切り抜けられるが、特に公共交通機関を使う方は荷物のことを考えると多くの銃を持ち込めるわけではない。メンテナンスを怠り、現地でトラブルに見舞われれば、楽しい1日が台無しだ。そこで今回、東京マルイのエアガンの種類別メンテナンス方法を解説する。手入れを万全にして、ぜひ楽しい1日を過ごしていただければ幸いだ!
エアガン内部には可動部が存在しており、作動性・耐久性を確保するために、オイルやグリスが注油されている。長期間利用していればオイル、グリスが切れて、摩耗が発生し、それを放置していれば、エアガン本来の性能が発揮できなくなるだけでなく、内部パーツに負荷がかかり破損、故障する可能性が高まるのだ。
エアガンのメンテナンスはどのくらいの頻度で行なうべき?
エアガンは大きく分けてエアーコッキングガン、電動ガン、ガスガンがあるため「どのくらいの頻度で行なうべき」と一概には言えないものの、部屋撃ちしているだけなら射撃数にもよるが1カ月に1回ぐらいでもよいだろう。しかし、サバイバルゲーム......とくに屋外のフィールドで利用した場合にはその都度メンテナンスを実施することを強くお勧めする。
簡易的なメンテナンスに留めるか、分解して注油なども行なうかは状況にもよるが、どの種類のエアガンであっても、外装に付着した土や泥汚れに皮脂などの清掃、内部に侵入したチリやホコリなどの除去、インナーバレルの清掃まではサバイバルゲームの当日中に終わらせておきたい。金属の種類にもよるが、サビの進行は想像以上に早いし、インナーバレル内部に付着したBB弾のワックスも日が経つほどにこびりついてしまうからだ。
ユーザーによるメンテナンスはどこまでやるべきか?
どこまでのメンテナンスを行なうかは、ユーザーの知識・技量によって異なるが、今回の記事では東京マルイが定める「通常分解(掃除など各エアガンの説明書に記載されている日常的なメンテナンス)」の範囲に留めることを推奨する。これ以上分解してしまうとパーツを破損させてしまうこともあるし、マニュアルに記載されている以上のメンテナンスを実施すると東京マルイのアフターサービスを受けられなくなることもある。
通常利用における故障(初期不良など)であればアフターサービスを無償で受けられる可能性があるので、今後もアフターサービスを利用するのであれば、通常分解の範囲を超えた“高度なメンテナンス”は避けたほうが無難だ。長く使い続けたエアガンのオーバーホールは、有償ではあるが東京マルイに依頼することもできる。ようは自分で全て行なう必要はないということだ。
エアガンのメンテナンスに必要な道具
さて実際にメンテナンスについて解説する前に、必要な道具をご紹介しよう。まず今回のメンテナンス記事で使用する道具は、「綿布」、「シリコンメンテナンススプレー」、「シリコングリス」、「六角レンチ(M3止めネジ用、対辺1.5mm)」、「ドライバー(プラス)」だ。
綿布は肌着の切れ端などでOK。不要な服がなければ、100円ショップで生地を購入してもよいだろう。なお、ティッシュペーパーの使用は避けること。ティッシュペーパーでインナーバレル内を掃除すると、繊維がほどけカスが残ってしまい弾道に影響を与える可能性があるからだ。
シリコンメンテナンススプレーとグリスは東京マルイから販売されている。ほかのメーカーの製品を購入してもいいが、誤って樹脂やゴムを腐食するオイル、グリスを選んでしまう可能性があるので、初めて買うのなら東京マルイ純正製品が無難だ。
なお、東京マルイのグリスには、シリコングリスと高粘度特殊グリスの2種類がある。シリコングリスは樹脂パーツが含まれるピストンやシリンダー部分、高粘度特殊グリスは金属製のギア部分に使用する。今回使うのはシリコングリスだけだ。なお、グリスは指で塗布してもいいが、筆のほうが圧倒的に塗りやすいし、手も汚れない。安いものでいいので平筆を購入することをお勧めする。
六角レンチとドライバーは高価なものである必要はないが、異なるサイズを複数用意しておこう。高価な製品のほうが精度は高いが、サイズが合わないものを使っては意味がない.六角レンチは対辺1.5mm~4mm位までの6種類程度のセット、ドライバーはプラスとマイナスのそれぞれ大中小3種類ずつあれば多くのエアガンのメンテナンスに対応できるはずだ。
筆者は、グリスは筆で適量を取りやすいように化粧品用の小型ケースに入れている。ドライバーは先端がマグネットタイプのものがいいだろう。次のページからは実際にエアガンを通常分解してメンテナンスしていく。