特集
【年末特集】「HG スコープドッグ」シリーズと「拡張パーツセット」を徹底紹介!
『装甲騎兵ボトムズ』の量産機をカスタマイズして派生機を作る独自のラインナップに注目
2025年12月30日 00:00
- 【HG スコープドッグ】
- 発売日:2023年10月21日
- 価格:2,750円
- 【HG バーグラリードッグ】
- 発売日:2024年5月18日
- 価格:3,850円
- 【HG スコープドッグ ターボカスタム】
- 発売日:2025年4月12日
- 価格:4,180円
- 【HG スコープドッグ用拡張パーツセット1~8】
- 発売中
- 価格:1,760円より
BANDAI SPIRITSが2023年10月に発売した「HG スコープドッグ」。『装甲騎兵ボトムズ』の主役機であるAT(アーマードトルーパー)を同社の「HG」シリーズとして立体化し、全高約120mmのノンスケールキットとして展開中のシリーズだ。
2025年12月現在「HG スコープドッグ」ほか2機種がオールインワンキットとして一般店頭にて発売されているが、プレミアムバンダイのホビーオンラインショップでは、シリーズに対応する「HG スコープドッグ用拡張パーツセット」を展開。スコープドッグの装備強化やスコープドッグを素体とするバリエーション機の組み立てを可能としている。
本稿では年末特別企画として、この「HG スコープドッグ」シリーズの全ラインナップを紹介していこう。弊誌で掲載中のレビューやイベントレポートも合わせてお読みいただければ幸いだ。
「HG スコープドッグ」はじめ3種のATがラインナップ
劇中に登場するATが作れるオールインワンキットは現在「HG スコープドッグ」、「HG バーグラリードッグ」、「HG スコープドッグ ターボカスタム」の3機種が発売中だ。
「HG スコープドッグ」は、BANDAI SPIRITSの過去アイテムも含め、これまでの『装甲騎兵ボトムズ』シリーズのキットとは差別化された設計が特徴だ。パーツの一部を簡素化して作りやすさを重視する一方、独自の関節などを盛り込むことで、これまでできなかったポージングも可能としている。
「HG バーグラリードッグ」と「HG スコープドッグ ターボカスタム」は、シリーズ作品に登場したスコープドッグのバリエーション機体で、「HG スコープドッグ」のパーツを一部流用しつつ、新規のパーツで機体を構築。量産機をカスタマイズした機体という設定をキットに生かしている。また肩や脚部など、同じ形状でも内部を新規に設計し、可動範囲をアップグレードしているのも見逃せない点だ。ちなみにこの2機種は「HG スコープドッグ」を素体として後述の「拡張パーツセット」を使用して作ることもできる。
そして2026年6月発売の「HG ブルーティッシュドッグ」もやはりスコープドッグの派生機であり、パーフェクトソルジャー フィアナ専用の高性能機体をHGシリーズのフォーマットで立体化している。下記の「拡張パーツセット3/4/5」のパーツで組むこともできるが、その場合はカラーがスコープドッグと同じグリーンになる。このアイテムは、パーツの成形色が設定通りのピンクを主体とした仕様だ。
スコープドッグのディテールや装備を追加する「拡張パーツセット1/2」
最初に販売された「HG スコープドッグ拡張パーツセット1/2」は、スコープドッグの装備充実やディテールアップを主体としたラインナップだ。
「拡張パーツセット1」には「HG スコープドッグ」で再現されなかったコクピット内部を再現したキットと、そこに座るパイロットのフィギュア、エフェクトパーツが、「拡張パーツセット2」にはヘビィマシンガン改、ソリッドシューター、ショルダーミサイルガンポッドの3種の武装と立ち姿のパイロットフィギュア、そしてマーキングの水転写式デカールをセットにしている。
「HG スコープドッグ」をさらに楽しみたい人に向けたオプションパーツセットで、「拡張パーツセット」は以下も含め全てプレミアムバンダイ販売商品となる。
スコープドッグを別作品に登場した機体へとカスタマイズする「拡張パーツセット3/4/5」
拡張パーツの第2弾「HG スコープドッグ拡張パーツセット3/4/5」は、スコープドッグを別の機体へと発展させるパーツ群だ。各種武装や色違いのパーツが付属し、別売りの「HG スコープドッグ」の組み立て時にこれらのパーツ組み合わせて使うことで、下記の機体を作れるようになる。また一部には「HG バーグラリードッグ」に同梱された脚部の改良パーツや、カスタマイズ用装甲パーツも付属している。
なおパーツは各セットに分けられて入っているので、特定の機体を作りたいときは公式サイトなどで確認してから購入することをお勧めする。
- 『装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』
スコープドッグ サンサ戦 リーマン機(SD/3/4)
スコープドッグ レッドショルダー隊員機 TYPEI(SD/3/4)
スコープドッグ レッドショルダー隊員機 TYPEII(SD/3/4)
スコープドッグ オドン戦 キリコ機(SD/2/3/5) - 『装甲騎兵ボトムズ』
ブルーティッシュドッグ(SD/3/4/5) - 『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』
バーグラリードッグ(SD/3/5) - 『装甲猟兵メロウリンク』
スコープドッグ ドッグマン専用機(SD/3/4/5)
※カッコ内は必要な拡張パーツセットのナンバー、SDは「HG スコープドッグ」の略
「拡張パーツセット6/7/8」は『ラストレッドショルダー』や『コマンドフォークト』の機体を再現
拡張パーツセットの最新アイテム「HG スコープドッグ拡張パーツセット6/7/8」は「HG スコープドッグ」だけでなく、「HG スコープドッグ ターボカスタム」にも対応した。『ザ・ラストレッドショルダー』に登場するターボカスタムの個別機で不足していたパーツを補完できるほか、『野望のルーツ』のレッドショルダータイプのターボカスタムを作ることが可能だ。
また模型誌連載の『装甲騎兵ボトムズ コマンドフォークト』に登場する特殊な機体のパーツも用意されている。こちらは設定上のカラーにするには塗装が必要となる。
- 『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』
スコープドッグ ターボカスタム バイマン機(TC/2/6)
スコープドッグ ターボカスタム グレゴルー機(TC/6) - 『装甲騎兵ボトムズ 野望のルーツ』
スコープドッグ ターボカスタム オドン戦 キリコ機(TC/3/4/6)
スコープドッグ ターボカスタム オドン戦 ムーザ機(TC/2/3/4/6)
スコープドッグ ターボカスタム オドン戦 バイマン機(TC/2/3/4/6)
スコープドッグ ターボカスタム オドン戦 グレゴルー機(TC/4/8)
スコープドッグ ターボカスタム サンサ戦 キリコ機(TC/3/7/8)
スコープドッグ ターボカスタム サンサ戦 ムーザ機(TC/2/3/7/8)
スコープドッグ ターボカスタム サンサ戦 バイマン機(TC/2/6/7/8)
スコープドッグ ターボカスタム サンサ戦 グレゴルー機(TC/4/7/8) - 『装甲騎兵ボトムズ コマンドフォークト』
スコープドッグ ゼトラ機(SD/7)
スコープドッグ レーン機(SD/7)
スコープドッグ フォークト機(SD/6/7)
※カッコ内は必要な拡張パーツセット、SDは「HG スコープドッグ」、TCは「HG スコープドッグ ターボカスタム」の略
量産機を起点とする設定に準じたカスタマイズを楽しむという独自の路線で展開される「HG スコープドッグ」とそのシリーズ。もちろんこれだけのカスタマイズパーツが揃えば、自分だけのオリジナル機体を作ることもできるので、それを楽しんでいる人もいるかと思う。スコープドッグの派生機は現在作れる機体のほかにも複数存在しているので、この方向性はしばらく続くことが予想される。
その一方で、同じHGフォーマットでのスコープドッグとは別のATのリリースに期待をしている人は多いはず。TVシリーズだけでも人気の機体は多数存在するので、まだ見ぬ今後のラインナップには“最低野郎”達の大きな期待がかかる。
(C)サンライズ

































































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