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公式初の「BEYBLADE X 企業対抗戦」、名刺交換を経た激戦を富山の企業が制す!
我らHOBBY Watchは予選で日本チャンピオンチームと戦う!
2026年8月12日 15:52
- 【BEYBLADE X 企業対抗戦】
- 8月11日開催
- 会場:秋葉原UDX
8月11日、秋葉原の秋葉原UDXにて、タカラトミー公式としては初となる企業同士の交流を主目的とした「BEYBLADE X」の大会、「BEYBLADE X 企業対抗戦」が行なわれた。本イベントは同じ企業の同僚など、3人1組の企業単位でチームを結成して戦うチーム戦ルールで行なわれた。
従来の大会などとは異なり、チームは企業単位での申し込みが必須となっているところが、これまでの大会とは大きく異なる要素だ。さらに3人全員が企業内の人間である必要があり、その証として、同じ会社の「名刺」を持参し、試合前には相手チームとの「名刺交換」が行なわれる。
本大会に名乗りを上げ抽選で選ばれた企業は全部で64社。おもちゃをビジネスとする会社だけでなく、ゲーム会社、人材派遣会社、医療メーカーから旅行会社といった様々な企業が、社内の「BEYBLADE X」好きの有志が仲間を集めた。社内の稟議を通して参加しているチームもいるとのことで、まさに「異業種交流」の大会となった。
本大会は参加企業64社をA~Pの16ブロックに4社ずつ振り分け、総当たりによる予選を行ない、各予選ブロックのトップ1チームのみが決勝トーナメントに進出。16チームで勝ち抜けのトーナメントを行なって、最後まで勝ち残ったチームが優勝となる。
今回、HOBBY Watchは筆者と編集担当の勝田氏、営業の担当H氏で「インプレス」チームを結成し、本大会に挑戦した。本稿では筆者たちの戦いの軌跡と、大会そのものもしっかり紹介していく。なお大会に先駆けて、3人が集まって強化合宿を行なったレポートで、大会のルールや3人が使用するベイも紹介しているので、あわせて読んでほしい。
4チームが戦う予選、インプレスチーム参加のブロックに全国大会優勝者!?
入場開始の10時前に会場に到着した我々3人だが、入口周辺には既に多くのブレーダーたちが集結し、入場開始を待っていた。そして、事前に配布された番号順に次々と各社のブレーダーたちが入場したところで、タカラトミーのキャラクタービジネス本部 グローバルベイブレード事業室 グローバルベイブレード事業部 マーケティング課上級主任の髙坂遊太氏が登壇し、今回の「企業対抗戦」の主旨について説明した。
髙坂氏は昨今、「ベイブレードで遊んでいます」といった声を多く掛けられるようになったとのこと「BEYBLADE X」は、ユーザー同士がつながれる性質を持っている。普及が進んだ今なら「企業同士のコミュニケーションツール」としても機能するという実感から、「企業対抗戦」の企画に思い至ったという。
そのため、今回の「企業対抗戦」においては、試合に勝つことも大事だが、最も重要なのが参加した企業同士の「交流」だと髙坂氏は強調した。このため予選を従来のような勝ち抜きトーナメント形式ではなく、ブロック制の総当たり戦にし、より多くの企業同士が「交流」できるようにしたとのことだ。高坂氏は最後にもう一度「交流を楽しんでほしい」と言葉を重ねた。
我ら「インプレス」チームは、ナンバー28番のGブロックに割り振られた。同じブロックには、静岡のIT企業で、AIコンテンツ生成支援「BuddieS」といったサービスなどを展開する「サンロフト」、そしてツーリズム事業などを手掛ける旅行業の「JTB」、そして静岡県の公立小学校「沼津市立今沢小学校」の3社と「交流」することとなった。
今回の3社の中で、最も強敵なのが「沼津市立今沢小学校」だ。強敵といきなり断言できるのには理由がある。ブレーダーで教員……そう。弊誌でも何度か取材させて頂いた、2025年の日本チャンピオンである“おまんじゅうキング選手”が、自身の同僚を引き連れて参戦したのが、現在所属する静岡県の「沼津市立今沢小学校」なのだ。いきなりの超強敵チームと同じブロックになってしまったのだ。
しかし筆者は恐れることなく闘志を燃やした。というのも筆者は6月に行われた「BEYBLADE X」の大会「トラボCUP」において、筆者はおまんじゅうキング選手を撃破した経緯があるのだ! こうした大番狂わせこそがチーム戦の面白さである。
予選ブロックの試合は、最初に「沼津市立今沢小学校」と「サンロフト」のバトルからスタート。「企業対抗戦」において、最もユニークなポイントは試合前の「名刺交換」だ。試合前にこれから対戦する相手の社会人としてのお名前と肩書を聞くという機会はなかなかないため、かなりユニークなルールと言える。笑顔で名刺交換を終え、ちょっとした会話も挟みつつ、いよいよ試合がスタートとなった。
試合はいきなり大盛り上がりの展開を見せた。先鋒戦、おまーじゃんキング選手が勝利した「沼津市立今沢小学校」だったが、続く「サンロフト」の中堅選手がここで勝利。続く試合も連勝する快挙を見せ、強豪「沼津市立今沢小学校」を追い詰める。このままいきなりの大番狂わせが起こるかと思われた矢先、大将のおまんじゅうキング選手の「シャークスケイル」が、その圧倒的なシュートパワーとテクニックを発揮し、一気に試合を捲り「サンロフト」を撃破。逆転勝利でチームに1勝をもたらした。
続く試合は、我ら「インプレス」と「JTB」の一戦だ。先鋒は「バレットグリフォンH」を使う編集担当の勝田氏。「JTB」の先鋒を撃破し、中堅戦に進むも「JTB」の中堅で登場したのは粘りに定評のある「ウィザードロッド」! ここで「バレットグリフォンH」の攻撃を耐え、粘りを見せられた結果、惜しくも落とすことになってしまった。
中堅戦は筆者の「ウィザードロッド3-60FB」での出陣となり、ウィザードロッド同士の持久戦対決となったが、この一戦を無事に突破。さらに大将戦でもオーバーフィニッシュでガッツリ勝利することができ、見事に初戦を勝利で飾ることとなった。
次の3戦目は、「JTB」と「沼津市立今沢小学校」の一戦。ここは先ほど大将だったおまんじゅうキング選手が先鋒に登場し、まさかの3タテの快進撃を見せて勝利。2連勝で隙のない実力を発揮する。4戦目は我ら「インプレス」と「サンロフト」の一戦だ。ここでも先鋒・勝田氏の「バレットグリフォンH」が先鋒戦を勝利、続く中堅戦を落とす展開から、筆者の「ウィザードロッド3-60FB」が連勝で大将戦を勝ち抜け、チームとしては2連勝となり、いよいよ無敗チーム同士のブロック決勝「沼津市立今沢小学校」との激闘が幕を開けることとなった。
ブロック決勝の初戦、「沼津市立今沢小学校」の先鋒は「ウィザードロッド1-60Nr(ナロー)」を使うおまーじゃんキング選手が登場。こちらの先鋒である勝田氏の「バレットグリフォンH」のバレット攻撃を耐え抜かれてやられてしまう。続く筆者の「ウィザードロッド3-60FB」とのウィザードロッド同士の戦いでは、何度かオーバーゾーンに弾き飛ばす善戦を見せはしたものの、逆にこちらがエクストリームクラッシュをくらってまさかの敗北!
最後の切り札として、登場した大将の営業H氏の「シャークスケイル7-60LR」だったが、相手のウィザードロッドを撃破しきれず、一度はスピンでポイントを取り返すも、そのまま持久戦で逃げ切られて敗れるというまさかの逆3タテを喰らってしまい、見事に完全敗北を喫することとなってしまった。
こうして3戦2勝1敗と善戦は見せたが、我ら「インプレス」チームは予選ブロック2位という結果で終了となってしまった。その後は「JTB」と「サンロフト」による対戦を終え、こうして予選ブロックが終了となった。
ドラマ連続の決勝トーナメント! 富山のIT企業「北陸コンピュータ・サービス」が頂点に
大会はその後、予選を突破した全16社による決勝トーナメントが行なわれた。ここで我らを破ったおまんじゅうキング選手たち「沼津市立今沢小学校」に「アニメイト」のベテランブレーダーが挑み接戦となるが、「沼津市立今沢小学校」が勝利。どの企業も強豪揃いだ。
こうして、ベスト4に残ったのはおまんじゅうキング選手率いる「沼津市立今沢小学校」。CMでも有名な転職サイト運営などで知られる「ビズリーチ」。BSデジタル8チャンネルの放送を行なう「ビーエスフジ」。富山のIT企業「北陸コンピュータ・サービス」の4社となった。
準決勝一戦目は「ビーエスフジ」と「沼津市立今沢小学校」の一戦だが、ここは「ビーエスフジ」が2連勝を決めて、有利に試合を展開する中、大将のおまんじゅうキング選手が連勝で一気に大将戦にまで追い詰める激闘を展開。大将同士の激闘は、おまんじゅうキング選手が1ポイント先制の状況から、「ビーエスフジ」のW.C.P選手が大逆転のバーストフィニッシュを決め、見事におまんじゅうキング選手を撃破し、決勝に進出する快挙を成し遂げる。
続く準決勝2戦目は「北陸コンピュータ・サービス」と「ビズリーチ」の一戦は、中堅で登場したアヤリ選手の逆回転ベイ「メテオドラグーン9-60L(レベル)」が快進撃を見せて、ここを勝利! 「北陸コンピュータ・サービス」が決勝進出となった。
3位決定戦は「沼津市立今沢小学校」と「ビズリーチ」の一戦。こちらも大将戦までもつれ込む激闘となったが「沼津市立今沢小学校」の大将、おまーじゃんキング選手が意地を見せて勝利。「沼津市立今沢小学校」が3位となった。
そして迎えた決勝戦は、「北陸コンピュータ・サービス」と「ビーエスフジ」による一戦となった。ここは先鋒で登場したイケピー選手の「エアロペガサス」が「ビーエスフジ」の強豪ブレーダーたちを次々と撃破!決勝戦での驚異の3タテを見せて見事に「北陸コンピュータ・サービス」を優勝に導く結果となった。
試合終了後は、メディア向けの囲み取材が行なわれた。惜しくも3位となった「沼津市立今沢小学校」のメンバーたちに話を聞くと、おまんじゅうキング選手以外の、おまーじゃんキング選手やおかーさんキング選手はどちらも一度の練習からの参加だったという。ただ、おまんじゅうキング選手の指導の的確さや、2人の飲み込みの早さ、戦略のうまさなどが噛み合った結果としており、実際に手を合わせた側からすれば、驚きの面もありつつ、納得のいく話でもあった。改めて3人とも入賞できたことに感謝を述べていた。
決勝で惜しくも敗れた2位の「ビーエスフジ」のYJ選手、KENZO選手、W.C.P選手の3人ともBEYBLADE X歴としては、比較的短めながらも初期のベイブレードに触れていた経験が活きたと説明。大会に持ち込むベイについては、バランスを考えながらチョイスしたと説明した。
優勝した「北陸コンピュータ・サービス」のイケピー選手、アヤリ選手、YMT選手の3人は、いずれも昨年の11月頃から始めたので、まだ9カ月くらいだとしており、ほかのチームとは異なり、誰か詳しいブレーダーがいた状況ではなく、全員が同じくらいの歩みでスタートしたという経緯を明かした。一方で社内外問わず、10人くらいのコミュニティがあり、毎週集まって一緒に遊んでいたとしており、スタートが遅くても毎週遊べる環境があることが重要であることを再認識させられた。
3人が選んだベイについても、それぞれ3人の好みのベイを選んだだけで、特に戦略などはなかったというから驚きだ。本大会では負け続きだったので祈り続けたと苦笑いを見せていたYMT選手は最初に触れたベイが「ドランバスター」であったことを明かし、最初に触れたベイなので愛着があったとした。
仕事に活きたことや活きそうな話としては、仕事のモチベーションの向上を挙げ、仕事が終わったらベイの練習ができるという気分を上げる面で大きな力になっているとした。
イケピー選手は企業対抗戦の魅力について聞かれると、大人が集まっていることで、社会人としての丁寧なコミュニケーションがあり、試合後にお互いを応援したり声をかけ合ったりできるのが素晴らしいと、コミュニケーションツールとしてのベイの企業対抗戦を評価した。
タカラトミーvsBANDAI SPIRITSも実現! 業界の垣根を越えた夢の「名刺交換マッチングバトル」
ベスト4による決勝戦が行われる前には、タカラトミー開発陣がMCとなって「名刺交換マッチングバトル」が行なわれた。こちらは指名制のシングルバトルとなっており、MC側から呼ばれた企業の代表1人が壇上に上がり、バトルしてみたい企業を指名して、壇上で1発勝負のバトルを行なうというもの。指名する理由は何でもいいのだが、これが実に「企業対抗戦」らしい盛り上がりを見せることとなった。
例えば、本大会では、弊誌HOBBY Watchでも多数の記事を掲載している、BANDAI SPIRITSも参加していたのだが、こちらが指名したのがなんとタカラトミー!普段は時にコラボで協業したり、フィギュアなどではライバルとしてしのぎを削る両社だが、そんなおもちゃ業界の巨頭である2社がタカラトミーの土俵である「BEYBLADE X」で勝負するという激熱バトルが堪能できた。
ほかにも、壇上に呼ばれたベーゴマ(ケンカゴマ)発祥の地、葛飾区の「葛飾区役所」が同じ役所の「越谷市役所」と役所対決を実現しようとしたが、越谷市役所が既に帰宅してしまっており、対戦が実現せず、代わりにおもちゃ販売会社の「日本トイザらス」との対決になるなど、ユニークな対戦が目白押しで、楽しい一幕となっていた。
ベイブレードが繋ぐ社会人の輪。次回こそ「インプレス」に勝利の栄冠を!
以上、「BEYBLADE X」のタカラトミー公式による「企業対抗戦」に参加した様子をまとめてみたが、いかがだっただろうか。惜しくも予選グループでの敗退となった「インプレス」チームだが、今回の反省ポイントの1つは端的に言えば、「ウィザードロッド」のカスタマイズの練習と研究の不足だ。「Nr(ナロー)」ビットと「ウィザードロッド」との相性の良さについては、実を言うと、合宿の時にもチェックしていたのだが、ここで細かく「Nr(ナロー)」ビットの性能をしっかりと把握しておくことで、結果が変化した可能性があるし、「ウィザードロッド1-60」のカスタムは近年流行している安定カスタムの1つだが、そこに考えが及ばなかった点は大いに反省するポイントと言える。
そしてもう1つの反省ポイントがオーダーだ。今回3位に入賞した「沼津市立今沢小学校」は予選の3試合において、全てオーダーを変更していた。今、改めて振り返ると、営業H氏は最近あまりベイを存分に回せていない状態だった。そのため、試合の中で勝負勘を取り戻すべく、途中の試合でオーダーを変更してあえて試合に出させることで、ブロック決勝でさらにその実力を発揮できた可能性もあった。しかし、あまり考えずに同じオーダーのままで予選に挑んだ点は大いに見直すべきポイントと言える。もちろん、ここで筆者が大将に座るなど、もう少し自信のあるスタンスを見せる必要があったため、筆者の練習不足も反省ポイントの1つと言える。
それはさておき「企業対抗戦」自体は非常に盛り上がりを見せる大会に仕上がっていたのは間違いない。実際に試合中など、周囲に目を向けると、本来なら交わることのない企業同士の名刺交換やベイのトークなど、「BEYBLADE X」を活かしたコミュニケーションが成立しており、今後はこうした交流会がもっと増えていく可能性も高そうだ。
予選がブロック単位の総当たり戦になっている点、3人1組、1バトル2ポイント先取のチーム戦ルールを採用した点、1バトルのみの企業対決「名刺交換マッチングバトル」、試合終了後はフリーバトルスペースが開放され、各チームが楽しく遊んでいたことなど、より幅広い層の社会人たちが「BEYBLADE X」を通じて楽しんでいる様子が見られる、魅惑のひと時を過ごせる空間が構築されていた。
なお、髙坂氏は今回の大会の中で、2回目の「企業対抗戦」を行なうことを公言している。この2回目がいつ頃になるのかはまだ何も決まっていないようだが、次があるなら今度こそは「インプレス」に勝利の栄冠を捧げたいところだ。
(C)Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO
(C) TOMY

































































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