特別企画

「ベイブレード X 企業対抗戦」、我らがインプレスチームが厳選した出場ベイはこれだ!

分身する「バレットグリフォン」を先鋒にした戦略で挑む

【BEYBLADE X 企業対抗戦】
8月11日開催
会場:秋葉原UDX

 タカラトミーは8月11日、秋葉原UDXにてバトルホビー「ベイブレードX」を武器に、応募者が企業の看板を背負って戦う「BEYBLADE X 企業対抗戦」を行った。この戦いでは「3人1組のチーム戦形式」で、64もの企業がぶつかり合う。

 「インプレス」チームとして、ライターの筆者、池紀彦氏、そして営業部のH氏が参加する。試合に当たり、筆者の自宅で「強化合宿」を開催、出場ベイを選定した。どんなベイで出場したか? この情報を事前に出してしまうと対策されてしまう。このため、本レポートは試合が進んでいる8月11日12時に掲載する。戦いの結果がどうなったかは別に紹介したい。

筆者の自宅に集まり、「強化合宿」を行った3人。左からライターの池紀彦氏と、筆者、そして営業部のH氏。H氏の顔は本人の希望で非公開だ

「ベイブレードX」の戦いとはどんなものか? もう一度基礎をおさらい

 「BEYBLADE X 企業対抗戦」では3人で1チームを組み、トーナメント形式で戦いを繰り広げる。3人がどのベイとパーツを選ぶかは事前に登録し、他のベイに変更できない。64チーム、192人の選手達がそれぞれ“ベイの相棒”を手に戦いを挑むのだ。

 「チーム戦」では勝ち抜け方式のルールとなる。先鋒の選手同士がぶつかり合い、勝者が次鋒と戦い、その勝者が大将と戦う。どの順番で戦うかも重要となる。1バトルは2ポイント先取。相手より長く回転する「スピンフィニッシュ」の場合は1ポイントのため2回勝たなければいけない。しかし、相手を外側に弾き飛ばす「オーバーフィニッシュ」や、相手のベイをバラバラにする「バーストフィニッシュ」、そして中央のゾーンに弾き飛ばす「エクストリームフィニッシュ」が決まれば、1度での勝利となる。

「ベイブレードX」の勝ち方は4つ。チームバトルの場合、2ポイント取れば勝利となる
参加企業は64社。我々はインプレスチームとして参戦する

 この「強化合宿」ではその出場ベイを選択する、というのがテーマとなる。どのベイを誰が持ち、どう出場するかが大事なのだ。どのベイをどうカスタマイズし、どういった準備で挑むか? 「ベイブレードX」では、「ブレード」、「ラチェット」、「ビット」の3パーツで構成されている。改めてベイのパーツを語りたい。

 「フェニックスウイング」、「ドランソード」、「ゴーレムロック」といった様々な性格を持ったブレードは、敵をはじく「アタックタイプ」や、敵の攻撃をいなす「ディフェンスタイプ」、回転し続ける「スタミナタイプ」、バランスを追求した「バランスタイプ」と言った特性を持っている。

「フェニックスウイング」は赤いデザインもカッコ良く、攻撃力が高いベイ。ブレードによって様々な特性を持つ

 ラチェットは「背の高さ、重心の上下」、「突起による特性の付与/強化」 、「バースト耐性」など、ブレードの特性を強化したり、弱点を補強する。「バレットグリフォン」や、8月8日に発売した「ヘルズネザー」といったブレードとラチェットが一体型のベイもある。

 ビットは地面に接する芯となる部分。たとえば軸先が丸い「B:ボール」は回転力が高く、軸先が尖った「N:ニードル」は中央で踏ん張る性質だ。平らな形の「F:フラット」は左右に大きく振られるため、敵に激しくブレードをぶつける動きをする。さらにステージに設定されているエクストリームラインとかみ合い急加速を行う「Xダッシュ」を使いやすい「GF:ギヤフラット」や「R:ラッシュ」といったビットもある。

「ベイブレードX」は3つのパーツを組み合わせることでブレードの特性を強化したり、弱点を補強できる。その組み合わせは奥深い

 「ベイブレードX」は2023年7月スタート、ブレードの数だけでも90種類以上。パーツの組み合わせによってその戦略はさらに広がっていく。一方で特に勝負に限定すれば競技に欠かせない「環境(強い定番/カードゲームなどの用語)」と呼ばれるベイも存在する。「ウィザードロッド」はかつては「殿堂入り」パーツとして「1ベイバトル(1つのベイのみで行う試合)」での使用が禁止となった。

 この殿堂入りは2025年11月に解除されている。ウィザードロッドは対抗するベイが登場するなど以前ほど強力なベイではなくなったからだ。しかしそれでも3選手が1つずつベイを持って戦う「チームバトル」ではウィザードロッドは戦いの大きな要素となる。インプレスチームがどういう布陣で戦いに挑むかを紹介しよう。

強化合宿では出場ベイを決めるのはもちろんだが、たっぷり対戦も楽しめた。手持ちの色々なベイを試すのは面白い

先鋒・勝田が選ぶのは“分身”が武器の「バレットグリフォン」

 先鋒を務める筆者・勝田が使うのは「バレットグリフォンH(ヘキサ)」。バレットグリフォンがセットになっている特別設計で、ビットだけが交換可能になっている。2026年4月に発売されたばかりの新登場のベイだ。

 バレットグリフォンの最大の特徴が“分身”だ。ちょっとの衝撃でブレードとラチェット+ビットの2つに分かれる。初見ではベイがバラバラになる「バーストフィニッシュ」かと思うのだが、これは「バレットグリフォン」ならではの特徴。2つのベイに分かれることで、2対1の状況をスタジアムにつくる。

【「ベイブレード X 企業対抗戦」、先鋒は2つに分離して攻撃する「バレットグリフォン」!】

 2つのベイに分かれることで相手のベイに別々にぶつかるだけでなく、たとえ分離した片方が回転を止めても障害物として相手のベイの動きを止める。これまでのベイとは大きく異なるバトルシーンが展開するのだ。

 一方で分身したベイ同士がぶつかってしまうという危険性もある。このユニークなベイで切り込み隊長として戦いに挑むのだ。

先鋒を務める「バレットグリフォンH(ヘキサ)」。ラチェット一体型のベイのため、カスタマイズはビットのみ。
赤と青2つのベイに“分身”する。他のベイにはないユニークな能力を持っている

次鋒・池氏は持続力重視の「ウィザードロッド3-60FB」

 池氏が使うのは前述の「ウィザードロッド」。ラチェットは高さを抑えた60で3枚刃の「3-60」。敵の攻撃をいなしやすいラチェットだ。「FB:フリーボール」は細く丸いビットでスタミナ重視のビットだ。

 これらは定番の「耐久度重視」の組み合わせ。対抗できるベイも出てくる中で「殿堂入り」は解除されたものの今でも強いことにはかわらない。だからこそ他のチームも使うであろうベイだ。このベイを次鋒に置くことでチームに安定性を持たせようというのがインプレスチームの作戦だ。定番の組み合わせだけに他のチームも使うことが考えられる。だからこそ「同じベイでの戦い」に持ち込める。

【「ベイブレード X 企業対抗戦」、次鋒を務める、持続力・安定力ナンバー1の「ウィザードロッド」】

 今回の合宿でも何度もウィザードロッドで戦ってみた。攻撃力が強いベイに弾き飛ばされる場合もあるが、時には場外に弾き飛ばされても戻ってくるタフネスがある。そして回転力が弱まり相手の力が落ちたときこそウィザードロッドの独壇場だ。相手がふらふらになる中回り続ける、その持久力を試合でも発揮してほしい。

ウィザードロッドの定番の組み合わせ「ウィザードロッド3-60FB」。耐久度重視で、敵より長く立っているためのセッティングだ
敵がふらふらになる終盤でもしっかり回り続ける。持久戦の強さがウリだ

大将・H氏は「シャークスケイル」ですべてを弾き飛ばす!

 勝田、池氏が負けてしまったらどうするか? どんなベイで敵を倒すか? そこで登場するのが大将のH氏である。H氏は様々な大会に出場するブレーダー。彼が筆者達の参謀になってくれるので、より実戦的な作戦が練れたのだ。

 彼が使うのは「シャークスケイル7-60R」。低い位置からアッパーを食らわせ、時には相手を場外に吹っ飛ばすような爆発力を持っている。シャークスケイルは2025年8月のベイだが、「環境」といわれる定番ベイに加わった攻撃力の高いベイだ。

【「ベイブレード X 企業対抗戦」、大将は敵を吹っ飛ばす攻撃力を持つ「シャークスケイル」】

 一方でシャークスケイルは持久力に課題がある。7-60はラチェット自体が重く低重心になる。「R:ラッシュ」は何度もエクストリームダッシュをさせやすいビット。シャークスケイルの強力な一撃を求めたカスタマイズだ。

 しかし実はH氏は「迷っている」という。組み合わせを「シャークスケイル1-70LR」とどちらがいいのか、試合直前まで考えたいとのこと。どちらのカスタマイズがよりシャークスケイルの攻撃力を活かせるか考えているという。

極めて高い攻撃力を持った「シャークスケイル」。重心を低くし、エクストリームダッシュでさらに攻撃を高めたカスタマイズを行っている
敵を激しく吹っ飛ばすその強さが魅力だ

ベイを持ち寄りさあ勝負! 合宿の成果は?

 今回、数時間ひたすら対戦を行い、「どういうベイがいいか」を話し合った。他にも自分のコレクションを出し、戦った。「ベイブレードX」はやはり楽しい。

 今回の戦いでは池氏に定番であるウィザードロッドをお願いしたが、現在では「環境」といえるベイでも複数の選択肢がある。赤くてカッコ良くて、そして強い「フェニックスウィング」。通常のベイとは逆回転の「コバルトドラグーン」を組み込むといった組み合わせが定番だったが、新しいベイを積極的に入れる動きもある。今回のバレットグリフォンはその1つと言える。

 実際の試合は後日レポートする。筆者達はどんな戦いを繰り広げただろうか?

インプレスチームがどう戦ったかは後日レポートする