レビュー
プラモデル「Figure-rise Standard Amplified メタルグレイモン(ワクチン種)」レビュー
2023年11月24日 12:00
ギガデストロイヤーと翼部分を作っていこう!
メタルグレイモンは、胸のハッチが開く仕組みになっているが、そこから発射できる必殺技がギガデストロイヤーと呼ばれる有機体系ミサイルだ。本体の形がひとまずできたら、続いてこちらのギガデストロイヤーを作っていく。
といっても作り自体は比較的シンプルで、4つのパーツを組み合わせることで作ることができる。火が噴き出しているところも赤いクリアパーツが使われており、いい雰囲気が出ている。もちろんミサイルは自立できないため、クリアパーツの専用スタンドで、ディスプレイできる。
メタルグレイモンの背中には、かなり派手な羽が生えているが、そちらを作っていく。青く透明な部分は専用の台紙に取り付けられている。そちらを、形を崩さないようにゆっくりと剥がしていこう。全部で6枚の羽を作るのだが、種類としては上・中・下といった感じでふたつずつ形が微妙に異なっている。一気に台紙から剥がしてしまうとわかりにくくなるため、ひとつずつ順番に作っていくことをオススメする。
ちなみにこの羽の部分、台紙から取り外すのも大変なのだが、細かい穴などを開ける必要がある。ピンセットを用意しておくと便利だった。こうした作業をするときは、ついつい急いでしまいたくなりがちだが、じっくりと落ち着いて作業を進めていった方が確実に行なえるだろう。
取り替えパーツのアルタラウスモードとオリジナルギミック
ここまでで本体はほとんどできあがっているのだが、残りは取り替えて遊べるパーツのアルタラウスモードとオリジナルギミックを作っていくことになる。どちらも途中でシールなどは貼っていく部分はあるものの、それほど複雑な作りにはなっていない。
ここでいよいよ出番となるのが、赤いリード線だ。アルタラウスモードでは8センチ、オリジナルギミックでは18センチに切って使用するのだが、アルタラウスモードで赤いリード線を8センチに切ると残りはだいたい18センチになるため、そのまま利用することができる。ちなみに説明書にメジャーが書かれているので、そちらに長さを合わせてから切るといいだろう。
残った赤いリード線を使って、オリジナルギミックを作っていく。こちらは尻尾のときのように、リード線を均等に折り曲げた後でパーツの穴に通していきながら組み立てていこう。パーツが完成したら、先ほど作ったアルタラウスモードの一部を流用して使うことで、完成となる。ちなみにこちらは左腕用の取り替えパーツとして使用できるものとなっている。
パーツを取り替えながら様々な映えるポーズが取れる!
すべてのパーツを組み上げたのでさっそくいろいろなポーズを取りながら撮影していくことに。手に持たせるアイテムは、ものによってそこそこ重さがあるのだが、脚の可動域の自由度もあってバランスを取りながら自立させることができるというのが素晴らしい。
なんといっても見た目のカッコよさが、この「Figure-rise Standard Amplified メタルグレイモン(ワクチン種)」の魅力である。首を少しだけ曲げて大きく口を開けてみたり、胸のハッチを開いてギガデストロイヤーを発射しているところを再現してみたりと、思い描いているポーズを取らせることができる。
ギミックもかなりド派手なスタイルになっており、パーツを取り替えるだけでひと味違ったスタイルが楽しめる。遊んでも楽しい、飾っても楽しい、もちろん作っても楽しい満足度の高い作品であった。「Figure-rise Standard Amplified」シリーズではほかにも「Figure-rise Standard Amplified カオス・ソルジャー」や「Figure-rise Standard Amplified 召喚神エクゾディア」などがリリースされているが、今後の新作にも期待したい。
(C)本郷あきよし・フジテレビ・東映アニメーション