レビュー
「1/1000 地球防衛軍アスカ級補給母艦/強襲揚陸艦 DX」レビュー
2024年7月30日 00:00
ディテールの細かさは圧巻。アスカ級補給母艦を細かく再現!
キットの第一印象は、ディテールの細かさがすごい! 船体パーツのモールドによる情報量の多さもあるが、艦橋部分のレーダーの細かさ、小さい武装にも細かくラインが入っていて、作る前からワクワクさせてくれるキットだと感じた。今回1~8番艦まである中でも1番艦のアスカを組み立てていこうと思う。
組み立ては船体前方部分からスタート。パーツが大きいのでどんどん進めていける。撮影しながらの組み立てでも約3時間ほどだったので、比較的早く完成させることができるキットになっていると感じた。
ここまで普通に組めば30分もかからずに組めてしまう内容となっている。さくさくと大きな船体が組み上がっていくので、非常に気持ちが良い。思わずニヤけてしまうような完成度である。細部に目を向けると、ダクト内部の見えづらいファンの形状も細かく表現されている。先端部分の波動共鳴導波装置も蓋で隠れてしまうが内部再現もしっかりしている。こういうところまで細かく作り込まれているとキットへの信頼度も増して愛着が湧いてくる。
船体後方まで組んでしまえばほとんど完成系に近くなってきて作業を止めずに進めたくなってしまう。
補給母艦アスカ、発進!
以上で「1/1000 地球防衛軍アスカ級補給母艦/強襲揚陸艦 DX」から、「1番艦 アスカ」が完成した。まずは前後左右を見てみよう。
まずはこのディテールの細かさを再確認させられる素晴らしい完成度。船なのでロボットのプラモデルのように可動する部分はさほど多くはないが、主砲や艦橋横の砲台を動かすことで動きをつけることができる。
組みやすさと完成後の満足度の高さを実感できる逸品!
「1/1000 地球防衛軍アスカ級補給母艦/強襲揚陸艦 DX」は組んでいて本当に楽しいプラモデルだった。まずはベースとなる船体部分がすぐに組み終わってしまうところがいい。艦橋部分も細かいパーツが多く注意が必要な箇所はあるが、そこまで複雑ではないのですぐに完成する。艦船モデルというと身構えてしまう人も多いかもしれないが、このキットは初心者でも簡単にできてしまうのだ。それでいて、ディテールが非常によくて繋ぎ目も自然な仕上がりになる。台座も付属しているので完成後は良い角度で飾れるようにもなっている。
組み立て難易度と仕上がりのバランスに優れた本キットだが、更にこだわる上級者は内部に別売りのLEDユニットを装備して艦橋部分を光らせることもできる。中のスペースも広いので、改造もしやすくなっているキットだと感じた。筆者はこのキットを組むまで「宇宙戦艦ヤマト」をあまり知らなかったが、このキットのおかげで出会えたのも運命だ。アスカが活躍している勇姿を見てみたいと思ったので劇場にも足を運んでみようと思う。ヤマトファンはもちろん、作品を知らなくても、箱を開けた瞬間から飾った後まで楽しめるキットとなっているのでぜひ挑戦してほしい。
(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会