レビュー
「Figure-rise Standard 仮面ライダークウガ アルティメットフォーム」レビュー
2024年9月20日 00:00
静と動のアクションを再現。「Figure-rise Standard 仮面ライダークウガ アルティメットフォーム」のポージング
完成した「Figure-rise Standard 仮面ライダークウガ アルティメットフォーム」は組み立てただけとは思えない高い再現度となっている。
腕や肩、足から伸びた突起の攻撃的なフォルムや劇中のプローションを彷彿とさせる全体のバランスもいい。「仮面ライダークウガ」の変身ベルトである「アークル」による生体甲冑の生物的な雰囲気も各部のモールドから伝わってくる。
シンプルなデザインの「仮面ライダークウガ アルティメットフォーム」だが、全身に走る金のラインによってより立体感ある造形を発揮し、唯一無二の存在感を放つ。「Figure-rise Standard」シリーズでもその造形美がうまく落とし込まれている印象となっている。
アクションポーズも各部可動によって様々な表現が可能。劇中で見せた静かに迫る歩行や重々しい打撃などリアリティある動きを表現できる。また、台座によって大きく足を振り上げたポーズやライダーキックなどの大迫力ポーズも楽しめる。
最後に「仮面ライダークウガ」の劇中をイメージした写真を紹介。第35話「愛憎」にてゴ・ジャラジ・ダとの戦闘の際、怒りに飲まれかけた五代雄介が見た炎の中の幻影をイメージしたものと第48話「空我」でのダグバとの吹雪の中の戦闘をイメージしたものを紹介。
以上、「Figure-rise Standard 仮面ライダークウガ アルティメットフォーム」のレビューをお送りしてきた。
「Figure-rise Standard」の「仮面ライダー」シリーズは組み立てるだけで劇中イメージ近い色分けがされており、本キットでもその例にもれず再現されている。特に金のラインは細かなパーツ分けだからこそ、立体感あるデザインが実現し非常に満足度の高い造形となっている。
その分、パーツが小分けになっているのでパーツの紛失、また肩や腕のとがったパーツに注意したいところだ。
「仮面ライダークウガ アルティメットフォーム」の造形美はもちろん、台座が付属しており、より自由度の高いアクションポーズも楽しめるので、組み終わった後での遊びも充実している。
今後も「Figure-rise Standard」の「仮面ライダー」シリーズに期待したい。
(C) 石森プロ・東映