レビュー

「HG 1/144 リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」レビュー【#ジークアクス】

推進機として脚をそのまま背面に追加!宇宙での戦闘に対応した重MS

【HG 1/144 リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)】
発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2025年9月20日
価格:3,630円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約130mm

 今回レビューするのは「HG 1/144 リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」です。この機体は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場するモビルスーツです。ドムはもともとジオン軍の陸戦用重モビルスーツとして開発された機体で、リック・ドムはそれを宇宙用に改修した仕様となります。宇宙で運用するために必要な大推力を得る推進機として、脚部を1基追加している点が特徴です。

 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』では、1年戦争時にジオン軍のガイア、オルテガ、マッシュの3人による「黒い三連星」が名声をあげたとされ、戦後となるストーリー第5話「ニャアンはキラキラを知らない」に登場した際にはガイアとオルテガの二人が非合法のモビルスーツバトル「クランバトル」にマヴとして参戦しており、マッシュはスキャンダルを撮られているという、なんとも言えない状況になっていました。

【リック・ドムがクランバトルに参戦!】
ジェット・ストリーム・アタックを仕掛ける!

 リック・ドムは前述の通り宇宙用に改修された機体で、背面に脚部1本を追加配置して高機動形態を取ります。その形態となった2機で黒い三連星の戦法である「ジェット・ストリーム・アタック」を対戦相手に仕掛けます。計3本となった脚部のソール裏には多数の推進ノズルが並び、異様なその姿は迫力満点でシルエットを見ただけでも高機動化されていることを容易に想像できます。

 この特殊な機構を持ったジークアクス版のリック・ドムがついにガンプラとしてリリースされました。商品写真を見ていくと前述の3本の脚部のボリュームのすごさに圧倒されますね。背面の脚部は後ろ向きになっていて高機動モード時には全ての脚を同じ方向に向けてトライアングル形状をつくることで強大な推力を生み出しそうですし、それぞれの脚部を様々な方向に向けることで急激な方向転換の能力も高そうです。

【HG 1/144 リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)】
ジークアクス世界のリック・ドム。ガイア機/オルテガ機は紫のカラーリング
背面にもう1本の脚が!
3本の脚部を展開して高機動戦闘を行う

 今回、このキットをレビューできる機会をいただきました。届いたサンプルキットのランナーを眺めていると、3本の脚部パーツがコストのかかるスライド金型を多用することで、巨大なフレアを持つ脛周りの装甲を1パーツで設計していることに驚かされました。これは組みやすさにも繋がりますからそのあたりも実感できたらと思います。それでは早速進めてまいりましょう!

「HG 1/144 リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)」のキット内容をチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~G、SB-18の12枚、リード線、シール1枚、組立説明書で構成されています。前述の通り、脚部はスライド金型多用によるとても豪華で面白い設計になっています。これは組む前にランナーを手に取ってまじまじと眺めていただきたい部分です。

【キット内容】
パッケージイラスト
A:肩内の赤いメカフレームが印象的な加飾部
B:ボディや胸部などの加飾部
C1:メカフレーム部
C2:メカフレーム部
D1:スライド金型多用による脚部等
D2:スライド金型多用による脚部等
E1:ノズルやメカフレーム
E2:ノズルやメカフレーム
F1:脚部や腰部の装甲など
F2:主に脚部の装甲
G:ジャイアント・バズ
SB-18:ヒート・サーベル/シール/リード線