特別企画

正式発売前にすでに炎上中? 新TCG「ゲートルーラー」ユーザー発表会&プレリ大会レポート

ブースターパック3箱とハイレアリティパック1パックを開封してみた

 ユーザー向け発表会では、ブースターパックとハイレアリティパックを最大10パックずつしか購入できなかったが、12月12日からのプレリリースでブースターパックを3箱購入したので、その開封結果を紹介する。

 最初に1パック2,400円(税別)というハイレアリティパックを開けてみた。ハイレアリティパックは1パック13枚入りで、全てがフォイル仕様になっているという特別パックだ。またダブルレアはフルアート仕様で、トリプルレアはフレームが特別版のフルアート仕様となる。さらにトリプルレア1枚以上を含め、ダブルレア3枚以上が確定で入っている。1パック開けたところ、トリプルレアが1枚、ダブルレアが3枚入っていたので、まずまずであろう。

 「ゲートルーラー」の第1弾ブースターパックのボックスには、いわゆるトッパーなどと呼ばれる、ボックス特典カードが封入されている。ボックス特典カードは、全部で6種類ある最高レアリティのレジェンドレアからランダムで1枚が入っている。箱を開封すると、中央に見えるのがボックス特典カードだ。ワクワクしながら1箱目を開けたところ、ボックス特典カードは、第1弾のイメージイラストとしても採用されている「五大竜王 炎血皇マグヴァリウス」だった。両サイドにも、同じ「五大竜王 炎血皇マグヴァリウス」イラストのポップ用カードが入っているので、一瞬戸惑ってしまった。

 「ゲートルーラー」は、1箱あたりの封入率が公式サイトで公開されているのだが、それによると、ダブルレアが11枚、トリプルレアが8枚、レジェンドレアが1枚(+ボックス特典1枚)となっている。つまり、フォイル仕様(いわゆるキラカード)のカードは1箱に20枚入っていることになる。1箱のパック数は36パックなので、1.8パックに1枚の割合でダブルレア以上のフォイルカードが出ることになる。フォイルカードの出現率は、他のTCGと比べても高いといえるだろう(例えば、デュエル・マスターズは2.5パックに1枚の割合で、VR以上のキラカードが出る)。

 そこで期待しながら、1パック目を開けたのだが、ダブルレア以上のカードはなかった。2パック目もキラカードはなかったが、3パック目、ダブルレアの「グイベル・オブ・ウェールズ」が出た。4パック目もダブルレア以上はなかったが、5パック目に最高レアリティのレジェンドレア「侵略大帝」が出た。

 「ゲートルーラー」で少し残念なのは、ダブルレアでもトリプルレアでもレジェンドレアでも、フォイルの光り方が一緒なことだ。「デュエル・マスターズ」などでは、レアリティが高くなるほど光り方が派手になったり、特殊な加工がされていたりする。「マジック・ザ:ギャザリング」のフォイル仕様(プレミアムカードと呼ばれる)と似たような、割と落ち着いた感じの光り方だ。全パックを開けてみたところ、レジェンドレアが1+1枚(特典)、トリプルレアが7枚、ダブルレアが11枚で、光り物は合計19枚+1枚(特典)であった。公式サイトで書かれている封入率と比べると、レジェンドレアとダブルレアの枚数は同じだが、トリプルレアが1枚少ない。また、1箱目から出たルーラーカードは、「A-1 アプレンティス」、「K-11 ナイト」、「H-8 ハイランダー」の3種類が1枚ずつであった。

 続いて2箱目を開けてみた。2箱目のボックス特典は、「ブラスター・ヴォルテックス」だった。開封結果は、レジェンドレアが1+1枚(特典)、トリプルレアが9枚、ダブルレアが11枚で、光り物は合計21枚+1枚(特典)であった。また、トリプルレアでは1枚、出現率が低いウーバーレアも出ている。ウーバーレアは、通常ブースターパックではダブルレアとトリプルレアのみ存在するが、ザラザラとした金属感のある黒っぽい仕上げで、確かに高級感があり、出たときは「おおっ!」という感じであった。ウーバーレアのカードは、カード番号に「UR」という文字が入る。こちらは1箱目と比べてトリプルレアの数が2枚も増えており、公式サイトの封入率よりも1枚多い。2箱目のルーラーカードは、「A-1 アプレンティス」、「K-11 ナイト」、「H-8 ハイランダー」で、やはり3種類が全部かぶらずに出た。

 最後の3箱目を開けてみた。3箱目のボックス特典は、「キャプテン・オーマイガー」だった。開封結果は、レジェンドレアが1+1枚(特典)、トリプルレアが8枚、ダブルレアが11枚で、光り物は合計20枚+1枚(特典)であった。こちらは、公式サイトの封入率通りであった。3箱開けた合計では、公式サイトの封入率と同じになるが、箱によってトリプルレアの数に当たり外れがあるのかもしれない。3箱目は、ボックス特典とパックからのレジェンドレアがどちらも「キャプテン・オーマイガー」であった。ボックス特典はランダムなので、こういうことも起こりうるが、ちょっとがっかりしてしまう(同じレジェンドレアはデッキに1枚しか入れられないため)。3箱目のルーラーカードは、「A-1 アプレンティス」が2枚(男性版と女性版)、「H-8 ハイランダー」が1枚で、枚数は3枚なのだが、アプレンティスがかぶってしまい、「K-11 ナイト」は出なかった。

【ハイレアリティパック1パックとブースターパック3箱を開封してみた】
左が、すべてフォイル仕様のハイレアリティパック(1パック13枚で税別2400円)。右が、通常のブースターパック(1パック5枚で税別250円)
ハイレアリティパックを開封したところ。トリプルレアが1枚、ダブルレアが3枚入っていた
「ゲートルーラー」の第1弾ブースターパックのボックス
ボックスの裏面。製造はシンガポールのようだ。また、シュリンクラップには、ゲートルーラーロゴが印刷されている
1箱目を開けたところ。中央にあるカードが、ボックス特典カードで、最高レアリティのレジェンドレアがランダムで1枚入っている(全6種)。この箱のボックス特典カードは、「五大竜王 炎血皇マグヴァリウス」だった
ボックス特典カードは透明なパックに入っている。右が、通常のブースターパック
ブースターパックの開封1パック目。ダブルレア以上がフォイル仕様(いわゆるキラカード)だが、ダブルレア以上はなかった
開封2パック目。こちらもダブルレア以上はなかった
開封3パック目。ダブルレアの「グイベル・オブ・ウェールズ」が出た
開封4パック目。ダブルレア以上は出なかったが、ルーラーの「A-1 アプレンティス」が出た
開封5パック目。最高レアリティのレジェンドレア「侵略大帝」が出た。レジェンドレアはボックス特典カード以外に、1箱1枚確定で入っている
ダブルレア以上のフォイル仕様は、最高レアリティでも変わらない
1箱目の開封結果。左からレジェンドレア、トリプルレア、ダブルレア。レジェンドレアは1+1枚(特典)、トリプルレアは7枚、ダブルレアは11枚で、光り物は合計19枚+1枚(特典)であった
1箱目から出たルーラーカード。「A-1 アプレンティス」「K-11 ナイト」「H-8 ハイランダー」の3種類が全部かぶらずに出た(それぞれ男性版と女性版のイラスト違いがある)
2箱目を開けたところ。ボックス特典カードは、「ブラスター・ヴォルテックス」だった
2箱目の開封結果。左からレジェンドレア、トリプルレア、ダブルレア。レジェンドレアは1+1枚(特典)、トリプルレアは9枚、ダブルレアは11枚で、光り物は合計21枚+1枚(特典)であった。また、トリプルレアでは1枚、出現率が低いウーバーレアも出ている
左がパックに入っている「五大竜王 マグヴァリウス」で、右がユーザー向け発表会の参加者に配られたプロモーションカード版「五大竜王 マグヴァリウス」。パック版はフォイル仕様だが、プロモーションカード版はノンフォイル仕様だ
特別な加工がされているウーバーレア。通常ブースターパックでは、ダブルレアとトリプルレアのみウーバーレアが存在する
ウーバーレアは、カード番号に「UR」という文字が入る
左がウーバーレア版の「イドのタイガー」、右が通常のフォイル仕様の「イドのタイガー」
2箱目から出たルーラーカード。こちらの箱からも「A-1 アプレンティス」「K-11 ナイト」「H-8 ハイランダー」の3種類が全部かぶらずに出た
3箱目を開けたところ。ボックス特典カードは、「キャプテン・オーマイガー」だった
3箱目の開封結果。左からレジェンドレア、トリプルレア、ダブルレア。レジェンドレアは1+1枚(特典)、トリプルレアは8枚、ダブルレアは11枚で、光り物は合計20枚+1枚(特典)であった。ボックス特典とパックから同じレジェンドレアが出ているが、こういうこともある
3箱目から出たルーラーカード。枚数は3枚だが、「A-1 アプレンティス」が2枚(男性版と女性版)、「H-8 ハイランダー」が1枚で、「K-11 ナイト」は出なかった

数カートンに1枚? シークレットカードの写真を入手

 「ゲートルーラー」の第1弾ブースターパックには、レジェンドレアとは別に、シークレットカードが存在する。シークレットカードが何種類あるかということも公開されてはないのだが、プレリリースで、幸運にもシークレットカードを出した人がいたので、写真を提供してもらった。そのカードの名前は「マグヴァリウスの業火」である。レジェンド扱いのイベントカードでレベルは3、CNT持ちで、CNTでは「攻撃ゾーンの敵ユニット1体を選び、破壊する」という効果を持つ。また、セットして通常タイミングで使うと、「レベル2以下の攻撃ゾーンの敵ユニットを全て破壊する。」という効果がある。

【シークレットカードはこれだ】
シークレットカード「マグヴァリウスの業火」。レジェンドアイコンがついたイベントカードだが、シークレット扱いになっており、出現率はかなり低い(ゲートルーラー公式インフルエンサーのやんにし氏より写真提供)

スターターデッキ2種類の中身を公開

 続いて、12月26日に正式発売されるスターターデッキ2種の中身も紹介する。スターターデッキの名称は「妖怪&巨大ロボ」デッキと「魔竜召喚」デッキで、価格はどちらも1,500円(税別)である。パッケージの裏には、デッキリストが載っているが、遊び方解説書や紙製プレイマットなどは付属しておらず、遊び方を知るにはパッケージ裏または中に入っている説明カードのQRコードから公式サイトにアクセスする必要がある。もちろん、解説書が付いてるほうが親切だが、その分コスト増になる。もともと、ルーラーの詳細ルールを知る場合もQRコードで公式サイトに飛ぶ仕様なので、ある意味、一貫性が取れているともいえる。

 なお、ルーラーカードのQRコードを偽装して偽のサイトに飛ばせることで、自分に有利なルールでプレイできるという、システム上の脆弱性を指摘する声もあるが、それは競技性の高い大会においてはあまり意味がない。そうした大会では、ジャッジもすべてのルーラーカードを携帯し、何かプレイヤーから質問があったら、その場でQRコードから公式サイトに飛んでルールを確認することになるからだ。

 「妖怪&巨大ロボ」デッキのルーラーは、手札やエナジーを使わない「アプレンティス」であり、初心者から超上級者まで幅広い層が対象とされている。また、デッキは、東妖軍とマジカルユニバース軍の2軍で構成されている。

 それに対して、「魔竜召喚」デッキのルーラーは、手札やエナジーを使う「ナイト」であり、カードゲーム経験者向けとされている。また、デッキは、ウォルナー軍とATLAS軍の2軍で構成されている。

【スターターデッキ2種類の中身】
12月26日に正式発売されるスターターデッキ2種。左が「妖怪&巨大ロボ」デッキで、右が「魔竜召喚」デッキだ。価格はどちらも1,500円(税別)
スターターデッキのパッケージの裏には、デッキリストが載っている。なお、遊び方解説書や紙製プレイマットなどは付属しておらず、遊び方を知るにはパッケージ裏または中に入っている説明カードのQRコードから公式サイトにアクセスする必要がある
「妖怪&巨大ロボ」デッキは、召喚にコストを使わないので、初心者から超上級者まで幅広い層が対象とされている
「妖怪&巨大ロボ」デッキのデッキリスト。通常ブースターパックには入っていないスターターデッキ専用のカードが何種類かある(ハイレアリティパックにはそのフォイル版が入っている)。また、基本的にどのカードも2枚以上入っているのも嬉しい(ルーラーカードとレジェンドレアは1枚しか使えない)
「妖怪&巨大ロボ」デッキの中身。デッキ以外には何も入っていない
通常は1枚だけフォイル仕様になっているが、まれに他にもフォイル仕様のカードが含まれているものが存在する
「妖怪&巨大ロボ」デッキの中身を広げたところ。東妖軍とマジカルユニバース軍の2軍で組まれたデッキだ
「魔竜召喚」デッキは、特殊召喚などのギミックがあり、コスト管理も必要なので、カードゲーム経験者向けとされている
「魔竜召喚」デッキのデッキリスト。こちらも「妖怪&巨大ロボ」デッキと同じく、通常ブースターパックには入っていないスターターデッキ専用のカードが何種類かある(ハイレアリティパックにはそのフォイル版が入っている)
「魔竜召喚」デッキの中身。デッキ以外には何も入っていない
「魔竜召喚」デッキの中身を広げたところ。ウォルナー軍とATLAS軍の2軍で組まれたデッキだ。「妖怪&巨大ロボ」デッキには入っていないエナジーカードも3枚入っている