特別企画
トミカ新車インプレッション 7月は「EQS バイ メルセデス-EQ」&「ランボルギーニ ムルシエラゴ」が登場!
2023年7月15日 09:00
The new EQS 電気自動車に、最高峰を。「No.47 EQS バイ メルセデス-EQ」
- 価格:各550円(税込)
- スケール:1/68
- アクション:なし
【No.47 EQS バイ メルセデス-EQ】
ドイツのメルセデス・ベンツの電気自動車ブランドである「EQ」シリーズのフラッグシップであるセダンタイプのクルマ、それが「EQS」です。
EQSはBEV(電気自動車)専用で開発されたプラットフォームにシングルモーター(450+)・ツインモーター(EQS 53 4MATIC+)を搭載。BEVとして航続可能距離は最長の700km(450+)、601km(EQS 53 4MATIC+)に到達しました。
今回のトミカのモデルはパッケージイラストやトミカ本体のデザインからEQSのAMGモデルである「Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+」だと思われます。全長5,225㎜×全幅1,925mm×全高1,520mmとラグジュアリーなボディサイズを誇り、5mを超える全長はロングサイズのルーフを伴って流麗なスタイルを見せます。
中央にあるキャビンがロングサイズであること、低く抑え込まれたフロントとリアセクションはショートサイズなことがよくわかります。BEV用のプラットフォームが大きい容量のバッテリーをプラットフォーム中央部に積んでいることを想像させてくれます。
EQSのバッテリー容量は107.8kWhのリチウムイオンタイプで交流普通充電(200V)と直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応しています。フロントからリアにかけての流れるようなボディシェイプは空力特性も最適化され、量産自動車での最高値であるCd値0.20を記録しています。
それではトミカになった「EQS バイ メルセデス-EQ」を見ていきましょう。カラーリングは通常版がブラック、初回特別仕様版がホワイトになっています。通常版のブラックは「オブシディアンブラック(メタリック)」、初回特別仕様のホワイトは「ポーラーホワイト(ソリッド)」がモデルになっているようです。リアのエンブレムを見ると「450+」というプリントはありますが、パッケージやトミカ本体のデザインは「Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+」の物のようです。
電気自動車であるEQSはフロントグリルに大きなエアインテークを必要としません。そのためもあってかトミカではフロントを左右のヘッドライトを結ぶ形で広い面積のクリアーパーツが用いられていてとてもおもしろい効果を見せてくれます。
空力特性を向上させるために低く抑えられたルーフと暗めのクリアーパーツによるガラス表現のため、フロント・サイド・リアのガラス面積はだいぶ薄く、キャビン内を伺うことは難しいのですが光を当ててみるとダッシュボードは実車で驚きの仕様だった運転席、中央、助手席の3面を1枚のガラスでつないだ“MBUXハイパースクリーン”をモールドしています。
低く抑えられたフロントから流れてきたエアーは寝かせられたフロントスクリーンを流れ、ロングルーフをたどってリアへ流れていきます。トミカを真横から見ても一本のなだらかな弧を描いていることがわかりますね。
タイヤのホイールはトミカの一般車に使われる台形の5穴版で色はクロームメッキのディッシュタイプとなっています。実車同様にロングホイールベースとなっています。もし他にトミカをお持ちであればタイヤどうしでくっつけてみるとはっきりわかります。
(C)TOMY