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【年末特集】2023年エアガン・関連施設レビューまとめ! 1年頑張ったご褒美&冬休みの遊ぶ予定のお供に

【エアガン施設探訪】秋葉原のサバイバルゲームフィールド「ASOBIBA 秋葉原フィールド」! 圧倒的立地の良さで気軽にサバゲーを


    場所:東京都千代田区外神田3-1-16 ダイドーリミテッドビル 2F

    営業日時: 平日 11時~22時
    土日祝 10時~22時

    アクセス: JR山手線「秋葉原駅」徒歩4分
    東京メトロ銀座線「末広町駅」徒歩5分
    東京メトロ日比谷線「末広町駅」徒歩6分

    フリー参加戦料金: 平日午前3,500円
    平日午後4,000円
    土日祝午前 5,000円
    土日祝午後 4,500円

 「ASOBIBA 秋葉原フィールド」は、最寄りの秋葉原駅から徒歩4分にあるシューティングレンジも完備した屋内サバイバルゲームフィールド。2015年のオープン以来多くのサバゲーファンから愛されている。

入居ビルの外観
フィールド
実際のゲーム中
シューティングレンジ

 フリー参加戦、貸切共にオープンから16時までが午前の部、16時以降が午後の部という2部構成で営業しており、途中からの参加も可能。ただし、参加する場合は原則的に公式サイトから予約が必要となっている。

 弊誌が取材に伺った際には平日にも関わらず20人ほどの参加者が集まっていた。有給休暇をとった方、春休みの大学生の方、なかには初サバゲーという方もいた。

セーフティは快適な広さ&清潔さ。喫煙所も設置されている

 レギュレーションの特記事項としては、フルオート/バースト射撃禁止のセミオートのみ、1ゲーム発射可能弾数100発の制限、ゲーム中ダッシュの禁止、フレンドリーファイア(味方撃ち)の両者HIT扱い。他は通常のサバゲーフィールドと同じだ。

 肝心のフィールドだが、室内ゆえに障害物が多めに設置されており、いくつかのバリケードは目印付きの銃眼のようなものも備えている。ゲームでは「すぐHITになって退場」というありがちなシチュエーションを可能な限りなくしている。

 特に、HITしたら味方陣地にあるカウンターを押して制限時間まで無限復活できる「カウンター戦」や、相手陣地のフラッグをとれば勝利となりHITしても1回限り復活できる「フラッグ戦」、HITしたら味方陣地にあるサイコロを振ってでための数だけカウンターを押して制限時間まで無限復活する「サイコロカウンター戦」など、初心者が早くサバゲーに慣れるにはうってつけのモードが用意されている。

 また、「閉所で拠点同士の距離が近いとリスポーンキルも起きやすいのでは?」と思ったかたも安心の「進入禁止エリア」という黄色と赤色のラインが設けられている。これによって、各拠点にある程度近づけない様になっており、それを越えるとHIT扱いになるのだ。

足元の赤いラインが件の「進入禁止エリア」

 さらに、レンタル品も充実しており、ハンドガン、マスク、グローブがセットになった「ハンドガンセット」(2,500円)や、そこに迷彩服、防止、スカーフを加えた「フルセット」(3,500円)も用意されているため、「エアガンを持っていない」、もしくは「会社帰りに行きたいので持ち歩けない」といった方も安心して手ぶらでゲームに参加できる。追加料金を支払うことでグレードの高いエアガンもレンタルできるので、がちがちに装備を集めた玄人とも十分に戦える。

レンタル「フルセット」

 加えて、女性専用の更衣室にも力が入れられており、ドライヤーやヘアアイロン、ライト付きの鏡などが設置されている。「汗で化粧が落ちる」と心配している方も安心して化粧直しができる。サバゲーに興味はあるけどやったことがない方、もっと都内で気軽に遊びたいという方におすすめのフィールドだ。

更衣室内にもさらに仕切りがあるため安心感も強い

 なお、同店舗は2024年2月末にビルの再開発によって閉店となってしまう。「移転先は全力で探索中」とのことだが、少しでもサバゲーに興味を持った方は閉店の前に訪れてみてはいかがだろうか。


【エアガン施設探訪】少人数から遊べる貸切専用の都内フィールド! 倉庫を利用した室内戦が楽しめる「ASOBIBA 新木場フィールド」


    場所:東京都江東区新木場1丁目2-17

    営業日時: 平日 11時~21時
    土日 11時~翌5時
    ※営業は貸し切り時のみ

    アクセス: JR京葉線「新木場駅」徒歩7分
    東京メトロ有楽町線「新木場駅」徒歩7分
    りんかい線 「新木場駅」徒歩7分

    貸切料金: 平日 18,000円(11時~16時、6名)
    土日 40,000円(16時~21時、10名)

 今回取材した「ASOBIBA 新木場フィールド」は、新木場駅から徒歩7分にある貸切専用フィールド。元々工場だった倉庫をリノベーションして作られた屋内フィールドで、2015年2月にオープンした。

外観は完全に倉庫
フィールド

 元倉庫といっても、清潔な受付やトイレ、セーフティなどを完備しており、男女別の更衣室も用意されている。基本的に11時~16時の「午前の部」、16時~21時の「午後の分」の2部制となっており、土日祝日のみ23時~翌5時までの「深夜の部」も利用可能。参加する場合は原則的に公式サイトから予約が必須となっている。平日は最小6人、休日は最小10人から比較的少人数から貸切できるのも魅力だ。

受付や物品販売、トイレは1階
セーフティーはフィールドと隣接。2階にあり男女別の更衣室もある

 また、貸切の際でもレギュレーション・ルール説明は、スタッフがプレイ前にしっかりと行なってくれる。サバイバルゲームの基本的なマナーから、ゲーム中のダッシュ禁止、基本的にセミオートのみなどの屋内フィールドならではのレギュレーションまで丁寧に説明してくれる。

 初サバゲーの方向けに銃の扱い方などをレクチャーしてくれる初心者講習も追加料金なしで実施してくれるのがありがたいところだ。レンタル品も充実しているので、手ぶらで行っても楽しめる他、チーム分けに必要なマーカーや音の鳴るフラッグなどの小物も無料で使える。ちなみに、ゲームマスター代行も追加で4000円支払えばスタッフに依頼できるので初貸切でも安心だ。

レンタルの「ハンドガンセット」。他にも用意されている
シューティングレンジ

 フィールドには、バリケードやドラム缶、フェンスなど多数のオブジェクトが設置。いかにも「倉庫」といった雰囲気になっており、この“らしさ”が刺さる人も多いことと思う。コスプレ撮影会やイベントの会場など「ロケーションサービス(事前予約制)」としても利用できるので、サバゲーはしないけど雰囲気を楽しんで何かしたい方にはいいかもしれない。

 広さはすぐに戦闘が始まるほどよいもので、敵と撃ち合う緊張感や楽しさを手軽に味わえる。なお、接近戦になるシチュエーションが多いため、武器は長物よりもサブマシンガンやハンドガンなどのコンパクトな物がおすすめだ。球無制限の撃ち合いも楽しいが、ガスハンドガンのノーマルマガジン1本のみなどの縛りで遊ぶのも楽しい。

 初めて貸切を開く方や、“倉庫らしさ”を楽しみたい方におすすめだ。

ゲーム中の様子
ドラム缶や足場やフェンスなど“いかにも倉庫”といった風情が魅力


【エアガン施設探訪】サバゲー仲間探しに最適! 秋葉原のシューティングバー「MILITARYxCAFE TRIGGER HAPPY」


    場所:東京都千代田区外神田5-2-7 下村ビル地下1階

    アクセス: 東京メトロ銀座線「末広町駅」徒歩2分
    JR山手線「秋葉原駅」徒歩8分

    営業日時:平日 18時~23時
    休日・祝日 15時~23時

 「MILITARYxCAFE TRIGGER HAPPY」は、末広町寄りの秋葉原にあるシューティングバー。末広町駅から徒歩2分、秋葉原駅から徒歩8分の立地にある。一見コンセプトカフェの様な印象を受けるが、実際にはミリタリーファンが集まって趣味の話をしたり、サバゲーマーが一緒に参加する仲間を集めるのにピッタリなシューティングレンジを備えた食事処兼バーだ。

店内の様子

 付近にはレプマートやECHIGOYA、41PXにMIL-FREAKSなどのサバゲー関連ショップが並ぶ通称「軍拡交差点」があるので、新しい装備を買ってからすぐに食事やお酒を楽しみながらシューティングレンジ(1回8分660円)で試し撃ちやお披露目ができる。新アイテムを購入し、昂ぶった気分を撃って発散・食べて発散・飲んで発散できる便利なお店だ。

「軍拡交差点」といえばな眺め

 同店は、可愛らしいミリタリー風衣装に身を包んだ女性キャスト(同店では「隊員」と呼ばれている)の方が給仕してくれるが、いわゆる“女性とお話しに行くコンセプトカフェ”とは少々趣が異なる。オーナーによると「そもそものコンセプトがミリタリーであり、例えば戦車が好きな人・戦闘機が好きな人・サバゲーが好きな人と、広い意味でのミリタリーファンが集まって楽しく語り合える様な交流の場所にしたい」という思いからオープンしているので、同好の士を見つけたりしたい人も気兼ねなく訪れられる。

 また、同店が主催する貸切サバゲーイベントも年4回開催しており、初心者に心置きなくゲームに参加してほしい・仲間を見つけてほしいという思いが伝わってくる。貸切では、店舗スタッフも実際に参加している為、キャストの方ともサバゲーの話ができる。店内が明るめなので、バーに“大人なイメージ”を持っていて苦手意識のある人でも訪れやすいと思う。

テーブル席も多数用意されているので友人知人とも訪れやすい
店内には注意事項の説明もある。しっかりと読んでほしい

 これまで紹介してきた部分も魅力だが、もちろん美味しい食事も楽しめる。豊富なラインナップもお酒も取り揃えられており、しっかりと飲んで食べられるので元々の友人と初めて訪れても楽しい時間を過ごせる。隊員の方が好みを聞いて作ってくれるドリンク「隊員オリジナルカクテル(770円※アルコール有)」もあるので、どんなお酒があるのか分からない方も安心して注文できる。

【メニュー(一部)】
「ローストビーフ」1,210円と「鮮魚のカルパッチョ」880円
「チョコレートパフェ」825円
純米大吟醸「稀世」1合1,540円/ボトル 5,400円


【エアガン施設探訪】コンセプトは「マカロニウェスタン」! モデルガンを発火できるバー「14」


    場所:東京都中野区東中野4-2-25 森ビル 3F

    営業時間:18:00~24:00(土日は15時から営業)
    ※火曜定休

 バー「Dead Gunman's Society 14(以下14)」は、「マカロニウェスタンの世界」がコンセプトの東中野にあるお店。メキシコの民家風の内装に、びっしりと壁に飾られたモデルガン、テンガロンハットやガンベルトなどコンセプトがはっきりと伝わってくる内装になっている。

西部劇に欠かせない両開きの扉
モデルガンに酒瓶、メキシコ風の内装が出迎えてくれる
オーナーのおみつ氏。カウンターにはショットガンも常備されている

 同バーはエアガンは撃てないものの、モデルガンを発火することはできる。マスター・おみつ氏の許可が得られれば「発火」、つまりモデルガンに火薬をセットし撃ち鳴らせるのだ。都内で非常に貴重なモデルガン好きな人向けの場所になっている。

ところせましとモデルガンなどの小道具が並んでいる
ファストドロウ大会も開催されている

 そして、店内では火縄銃などと原理が同じ「フリントロック式」、シリンダーに火薬と弾を込めて連射が可能になった「パーカッションリボルバー」と作られた年代ごとにモデルガンの展示場所が分けられている。興味を持ったら、モデルガンと帽子・ガンベルト・衣装を借りてコスプレもできる。

コスプレイメージ

 さらに、オーナーのおみつ氏は「14」を、「大好きなアニメやゲームが語れる場所」にしたかったとして、クトゥルフ神話、歴史物、ドール、ゲーム、アニメなどの様々な趣味に対して深い懐を持つ空間が演出されている。モデルガン好きでなくとも友人知人と遊びに行っても楽しめるのだ。

 実は「14」という名前の元ネタはマカロニウエスタンではなく、「ゲームブック(書籍で遊ぶゲーム)」。お店の正式名称は「Dead Gunman's Society 14」だが、短く「14(じゅうよん)」と読む。フォーティーンではなく、じゅうよんである。この「14」という店名の由来は“ゲームブックのパラグラフ”からきている。おみつ氏の大好きだったJ・H・ブレナン氏の書籍で遊ぶゲームブック「ドラゴンファンタジー(現:グレイルクエスト)」で、14というのは各巻共通のパラグラフで、その選択肢は“死”を意味するのだ。

 オープンにあたって、おみつ氏は「グレイルクエスト」を翻訳・出版した関係者に連絡を取ったそうで、14という店名の使用を快諾してくれただけでなく、当時の本に使われていたイラスト原画を貸し出してくれている。「グレイルクエスト」の原画をみたい方にもおすすめのお店となっている。

 また、店内にはゲームやアニメのグッズも自然と混ざっており、“隠れミッキー”を探すような気持ちで自分の好きなものが並んでいないか探すのも面白い。同氏は「西部劇に関係なくゲーム、アニメのお話もしていただければと思います。最近は『【推しの子】』と『機動戦士ガンダム 水星の魔女』にハマってましたし、昔のアニメも好物です。銃、西部劇、クトゥルフ、歴史物、シャーロックホームズ……色々何でもお話しいただければ」と語っている。

 もちろんバーなので、お酒も豊富だ。テキーラやバーボン、ウィスキーなどバーらしいく実に様々な種類のお酒を楽しめる。テキサスのバーボン「Ranger Creek」には、銃の口径にちなんだ「Ranger Creek 44」と「Ranger Creek 36」があることや、ラベルにカポネの絵が貼ってあるのが面白い「Sadler's Peaky Blinder」など、同店らしいお酒の話を聞くこともできる。

禁酒法時代のバーボンでアル・カポネが愛飲していた「TEMPLETON -RYE-」
クトゥルフを思わせる瓶が面白いスパイスドラム「KRAKEN」
ギャング時代が舞台のドラマにちなんだウイスキー「Sadler's Peaky Blinder」

 中には、バニラをきかせたスパイスドラムの「KRAKEN」という、瓶の形やラベルなどが「クトゥルフっぽい」巨大な海の怪物クラーケンが目印のお酒もある。また、コンビーフの入ったトマトベースのソースをトルティーヤ・チップスに付けて食べる「ビバ、メヒコ」やタコスにコンビーフとチーズを挟んだ「ケサディア」など、お酒のつまみにピッタリな軽食も用意されている。フードメニューは手伝ってくれる料理人がいると凝ったメニューに変わるというが、軽食もかなり美味しかった。

「ビバ、メヒコ」はコンビーフの入ったトマトベースのソースをトルティーヤ・チップスに付けて食べるメニュー
タコスにコンビーフとチーズを挟んだ料理「ケサディア」

 おみつ氏は「特に、面白いことが好きなので、やはり面白いイベントを企画してくれるお客さんにきて欲しいと思います。最近だとボードゲームとTRPGに近い要素のある『マーダーミステリー』をやろう、というイベントを企画していただきまして、盛り上がりましたね。TRPGを本当に鎧を着て武器を装備して楽しむ『ラープ』をやったりもしました。『スカイリム』が好きな人が集まるときには私は猫人の種族・カジートになりきって猫マスクをかぶってお客さんを迎えました。好きなものを持っている方には、気軽に来て欲しいです」としているので、何か少しでも趣味が重なったかたは一度訪れてみてはいかがだろうか。趣味が合えば面白い体験ができるお店だ。

 なお、「14」では貸し切りでの撮影会もできる。飾り付けられた「14」の店内はコスプレなどの撮影にぴったりだし、小道具も充実している。少人数のパーティーなども歓迎しているとのこと。

バーはやはりマスターの魅力が大きい。おみつ氏と話をするためだけでも「14」を訪れる価値はあるだろう