特別企画

【エアガン施設探訪】少人数から遊べる貸切専用の都内フィールド! 倉庫を利用した室内戦が楽しめる「ASOBIBA 新木場フィールド」に行ってみた

【ASOBIBA 新木場フィールド】

場所:東京都江東区新木場1丁目2-17

営業日時:平日 11時~21時

土日 11時~翌5時
※営業は貸し切り時のみ

料金:
平日 18,000円(11時~16時、6名)
土日 40,000円(16時~21時、10名)
アクセス:
JR京葉線「新木場駅」徒歩7分
東京メトロ有楽町線「新木場駅」徒歩7分
りんかい線 「新木場駅」徒歩7分

 「都心で気軽に楽しめるサバイバルゲームフィールド」として有名なASOBIBA。今回取材した「ASOBIBA 新木場フィールド」は、なんと”廃倉庫”を改装して作られた室内施設。秋葉原店や池袋店などのビルの一室を利用して作られたフィールドとは、一風異なる戦闘が楽しめるのがポイントだ。

 そんな新木場フィールドは2015年2月にオープン。「新木場駅」から徒歩7分という都内サバゲーマーにとって利用しやすい立地で、当時から注目を集めた。2023年7月現在は貸切メインの営業となっており、平日の11:00~16:00まで6人で18,000円、土日は16:00~21:00まで10名で40,000円と貸し切り料金は手頃で、知り合いだけで気軽に利用できるのが特徴となっている。

 今回は、そんな秘密基地な雰囲気のある「ASOBIBA 新木場フィールド」について紹介していこう。

興奮と緊張感がたまらない本格的なCQB(近接戦闘)フィールド!

新木場駅から西に徒歩7分。木材工場や運送会社などが立ち並ぶ場所にある「ASOBIBA新木場フィールド」は、元々工場だった倉庫をリノベーションして作られたフィールドだ。外装は完全に”ただの倉庫”なのが面白い。

写真の左下付近が入り口だ。ちなみに元々は木材を扱う会社の倉庫だった模様
1階は受付や物品販売、トイレなどがある
2階にセーフティーエリアとフィールドが隣接されている。セーフティーエリアの奥には男女別の更衣室を完備

 営業時間は平日11時~21時。ASOBIBAでは珍しく貸切時のみ営業(2023年7月現在)で、基本的に11時~16時の「午前の部」、16時~21時の「午後の分」の2部制となっており、土日祝日のみ23時~翌5時までの「深夜の部」も利用可能だ。参加する場合は原則的に公式サイトから予約が必須なので、忘れずに申請しておこう。

 さて、前置きはこのあたりにして、さっそくフィールドを見てみよう。前述通り廃倉庫を利用したフィールドとなっており、エリア内にはバリケードやドラム缶、フェンスなど多数のオブジェクトが設置されている。この”倉庫感”にテンションが上がる方も多いハズ。

 射撃可能な窓や進入路が多数あるため、周囲の警戒は必須。ゲーム開始後、すぐに戦闘が始まるほどよい広さで、敵と撃ち合う緊張感や楽しさが手軽に味わうことができる。また、壁一枚先に敵がいるというシチュエーションが多く、勇気を出して攻めるか、敵の出方を窺うか、はたまた大胆に場所を変更するか、など戦術を考えるのが非常に楽しいフィールドとなっている。

 ちなみに接近戦になるシチュエーションが多いため、武器は長物よりもサブマシンガンやハンドガンなどのコンパクトな物がオススメ。球無制限の撃ち合いも楽しいが、ガスハンドガンのノーマルマガジン1本のみなどの縛りで遊ぶのも楽しい。

少人数でも気軽に貸切可能! 初心者への配慮もバッチリ!!

 貸切と言えば、人数を集めるのが大変……というイメージがあるが、「新木場フィールド」の特徴のひとつが、比較的少人数からでも遊びやすいことだ。平日の11:00~16:00まで6人で18,000円、土日は10名で16:00~21:00なら40,000円。以降は1人増えると3,000円~4,000円といった価格になる。

【新木場フィールド料金】

 もともとASOBIBAは最低貸切料金さえ払えば小人数からでも遊べるが、当然ながら人数が一定数を超えないと1人当たりの支払い金額は上がっていく。例えば秋葉原や池袋フィールドは平日午後の部は80,000円、21名以降は1人4,000円ずつ料金がかかる。20名確保すれば1人4,000円で借りることができるが、これより少ないと負担は大きくなる。

 一方、新木場フィールドの場合、平日の午後の分は6名まで21,000円、7名以降は1人3,500円ずつ必要。つまり、6名集めれば1人当たり3,500円で借りることができ、人数も金額も負担が少ない。大人になればなるほど人を集めるのが大変になってくるので、幹事にとっても利用しやすいフィールドとなっている。

 また、貸切の際でもレギュレーション・ルール説明は、スタッフがプレイ前にしっかりと行ってくれるのも嬉しい。セーフティエリアではマガジンを外し、安全装置をかける、空打ちをしないなど、サバイバルゲームの基本的なマナーから、ゲーム中のダッシュ禁止、基本的にセミオートのみなどのハウスルールを周知徹底してくれる。

 初めてサバゲーを体験するという方のために、銃の扱い方などをレクチャーしてくれる初心者講習も実施。追加料金ナシで行ってくれるのが、ASOBIBAのありがたいところだ。

こちらがレンタル可能な「ハンドガンセット」。マガジンが100連マガジンなのがありがたい

 もちろん、レンタル品も充実。ハンドガン、マスク、グローブがセットになった「ハンドガンセット」は2500円、それらに迷彩服、帽子、スカーフを加えた「フルセット」が3500円でレンタル可能となっている。完全手ぶらで行っても、十分戦えるのが嬉しいところだ。

 ちなみにレンタル可能なハンドガンは、「電動ハンドガン GLOCK18C」。軽量で取り回しの良いため性別問わず扱え、なにより室内フィールドとの相性が良い。使い方も簡単なので、すぐ実践で使える優秀なガンだ。

常設されているホワイトボードには、様々な種類のゲーム内容が提示されている

 ほかにもチーム分けに必要なマーカーや音の鳴るフラッグなどの小物も無料で使用でき、様々なゲームルールで自由に遊ぶことが可能。ちなみに、ゲームマスター代行も追加で4000円支払えばスタッフに依頼できるので、初めて貸切をするという方でも安心だ。

フィールドを一望できる場所もアリ。ただし、スタンバイエリアなのでゲームには参加不可
スタンバイエリアの2階にシューティングレンジもアリ

貸切ならではの自由なルールで遊ぼう!

 ここからは、今回、筆者が参加した会のレポートを行う。ベテランもいるなか、初めてサバイバルゲームをするという方も参加されていたので、基本的に初心者さんが遊びやすいゲームをベースに行った。

 最も多くプレイしたのは、一度当たっても、自陣に戻ってカウンターを押せば即時復活できるカウント戦。一定時間内であれば何度でも復活できるため、「一度も撃てずにやられちゃった……」という苦い経験を回避しやすい。また、最終的に復活回数の少ないほうが勝利になるため、チームとして盛り上がりやすいのが特徴だ。

 ほかにも、「初心者は無限復活可能」「ベテランは一度当たれば退場」という特殊なルールでも遊んでみた。こうすることで初心者が前に行きやすく、ベテラン勢は慎重にならざるを得ない状況を作り出す試みを行った。

 初心者から好評だったのが、初心者1人とベテラン1人がタッグを組み、チームで戦うバディ戦。こちらはかなり特殊で、まずベテラン側は銃の持ち込み禁止。また、どちらか一方がヒットしてしまうと、どちらもヒット扱いになってしまう。

 つまり、ベテラン側は初心者に対して「どう動くべきか」をアドバイスしたり、先陣きって安全な場所を知らせたりと、サポートに徹してもらうのだ。もちろん、初心者側の希望やプレイスタイルに合わせて、優しく接することが基本となるため、気軽にコミュニケーションを取りやすい貸切ゆえのルールともいえる。

 初心者の方からは「めちゃくちゃ勉強になる!」、「どんな動きをすべきか分かりやすかった!」という声があがり、その後のゲームでさっそく試していたのが印象的だった。ぜひ、参考にしてみてほしい。

サークルのレジャーや会社のスポーツイベントなどでうってつけ!

 このように、「ASOBIBA 新木場フィールド」は、都内の方が遊びやすい立地、貸切のハードルの低さ、倉庫という雰囲気たっぷりのシチュエーションなどが特徴のフィールドとなっている。

 また、細かな部分だが、セーフティーエリアのすぐ横に自動販売機が常設されているのがありがたい。夏場は特に暑くなりやすいため、水分補給がすぐに取れる。近くにコンビニもあるので、そちらも利用するのもアリ。もちろん、マナーとして迷彩等の服では行かないことが前提だ。

1階には電子レンジやポットを常設。戦場飯の調理に

 ちなみに、サバイバルゲームだけでなく、コスプレ撮影会やイベントの会場など「ロケーションサービス」も実施中。こちらはASOBIBA全店で行っており、ドラマ、バラエティの撮影場所や、プレス、ユーザ向けイベント会場としても利用できる。事前の予約が必須なので、気になる方は公式HPをチェックしておこう。

こういった雰囲気ある撮影も可能だ(協力: Ayano.N https://www.instagram.com/ayano.nitt