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【年末特集】2023年エアガン・関連施設レビューまとめ! 1年頑張ったご褒美&冬休みの遊ぶ予定のお供に
2023年12月31日 00:00
- 【HOBBY Watch:エアガン企画記事2023まとめ】
- レビュー商品:
- 「AAP01C アサシン コンパクト」
- 「BG-PCC CO2GBB」
- 「マーク46 モッド0」
- 「M1911A1コルトガバメント」
- 紹介施設:
- 「ASOBIBA 秋葉原フィールド」
- 「ASOBIBA 新木場フィールド」
- 「MILITARYxCAFE TRIGGER HAPPY」
- 「Dead Gunman's Society 14」
サバイバルゲーム40周年目前となった2023年、弊誌では新作や再販品を含むエアガンやエアガンに関連する施設を紹介してきた。
本稿ではきたるサバゲー40周年目前に弊誌でレビューや企画「エアガン施設探訪」を通して紹介してきたエアガン4種と4つの施設について改めて見ていく。1年頑張った自分へのご褒美によし、遊びに行く予定を立てるにもよしな製品・施設を紹介していくので、参考にしていただければ幸いだ。
なお、40周年となる2024年には2023年よりも多くのエアガン・施設を紹介していくので、どうか楽しみにしてほしい。「このエアガンのレビューが読みたい!」や「この施設を紹介してほしい!」といった要望がある場合には気兼ねなくHOBBY Watch編集部に連絡してほしい。
また、12月29日には2023年の東京マルイ新製品カタログを公開している。そちらでは本稿では紹介していない「リコリス・リコイル」コラボや「G17 Gen5 MOS」なども紹介しているので、是非ご覧いただきたい。
■Action Army「AAP01C アサシン コンパクト」レビュー! 純正「ドラムガスマガジン」で制圧力も確保
■BATON「BG-PCC CO2GBB」レビュー! ハンドガン「BG-17」とCO2マガジンを共有できるピストルキャリバーカービン
■東京マルイ「マーク46 モッド0」レビュー! 実物の様なギミックとロマンを内包した脅威の征圧性
■東京マルイ「M1911A1コルトガバメント」レビュー! 1丁は持っておきたいオートマチックハンドガンの代名詞的存在なガスガン
■【エアガン施設探訪】秋葉原のサバイバルゲームフィールド「ASOBIBA 秋葉原フィールド」! 圧倒的立地の良さで気軽にサバゲーを
■【エアガン施設探訪】少人数から遊べる貸切専用の都内フィールド! 倉庫を利用した室内戦が楽しめる「ASOBIBA 新木場フィールド」
■【エアガン施設探訪】サバゲー仲間探しに最適! 秋葉原のシューティングバー「MILITARYxCAFE TRIGGER HAPPY」
■【エアガン施設探訪】コンセプトは「マカロニウェスタン」! モデルガンを発火できるバー「14」
Action Army「AAP01C アサシン コンパクト」レビュー! 純正「ドラムガスマガジン」で制圧力も確保
開発:Action Army
国内発売元:プラウダ
2023年1月 発売
価格:12,000円(税込)
全長:182mm
重量:670g(空マガジン含む)
動力源:専用ガス
装弾数:23+1発
「AAP01C アサシン コンパクト」は、2023年1月に発売されたリアリティのあるSFチックなデザインが魅力のガスガン。2020年に発売されサバイバルゲームシーンを席巻したAction Armyのオリジナルガスブローバックガン「AAP01 アサシン」のショートバージョンだ。
「AAP01 アサシン」は、米国スタームルガー社の「MK」シリーズをイメージさせるようなデザインだが、38口径(9mm)のダブルカラムに相当する太いマガジン、セフティを備えたトリガー、樹脂製(ナイロンファイバー)レシーバーとグリップパネルの構成などは「グロック17」の風味を醸しだしている。
加えて、ガスブローバック「グロック」シリーズと共用可能なマガジンなど、内部に既存のガスブローバックガンで培われた信頼性のあるパーツを多用。使用する場合にはAction Army純正のマガジンが推奨されるものの、他のエアガンと共通のマガジンが使えるというのは物が多くなりがちなサバゲーマーには利点だろう。Action Army純正の「ガスドラムマガジン」も用意されている。
加えて、「AAP01 アサシン」と同じくセミ/フルの切り替え機構も搭載している。「AAP01 アサシン」と比べて「AAP01C アサシン コンパクト」はセレクター周りが改修されておりセミ/フルの切り替えが容易でゲーム中にもあまり隙を見せずに替えられるのが特徴だ。また、バレル上下の20mmレイルによる拡張性や、集弾性の良好なフルオート機構によって、メインウェポンとしても十分に活躍できるポテンシャルを秘めている。
なお、国内ではAction Armyの日本代理店であるプラウダが日本仕様にしたものを流通させている。並行輸入品などの海外版は日本のガスが充填できなかったり、パワーの面でも危険なので必ず「日本仕様」の証紙が添付された製品を購入していただきたい。
BATON「BG-PCC CO2GBB」レビュー! ハンドガン「BG-17」とCO2マガジンを共有できるピストルキャリバーカービン
開発・発売元:Gunsmith BATON
2023年11月9日 発売
価格:98,780円
全長:673~740mm
銃身長:233mm
重量:実測2,149g(本体のみ)、実測2,469g(空マガジン、CO2 12gカートリッジ含む)
弾丸:6mm BB(0.2~0.28g)
動力源:CO2 12gカートリッジ
装弾数:24+1発
BATONによるCO2ガスガン「BG-PCC CO2GBB」は、BATONによるハンドガンマガジンを使用する「PCC(Pistol Caliber Carbine/ピストルキャリバーカービン)」。デザインはBATONのオリジナルとなっているものの、ロアレシーバーはQuarterCircle10というPCC専門メーカーが販売している9mmロアーのデザインをモチーフにしている。
BATONが発売したCO2ガスハンドガン「BG-17 CO2GBB」とマガジンを共有できることは、実銃と同様のメリットといえる。余談だが、「BG-17 CO2GBB」はBATONがグロック正規のライセンスを取得したことに伴って絶版となり、今後は同製品をブラッシュアップした「GLOCK G17 Gen5 MOS」が展開される。
ハンドガードについてはTroy Industriesの正規ライセンスを取得し、「Battle Rail SOCC105」のデザインを忠実に再現。9mmマガジンを収めるマガジンハウジングが小ぶりなこともあり、スマートでハンドリングしやすい銃に仕上げられている。CO2なので冬でも快調に動作するという利点もある。
しかしながら、フラッシュハイダーの先端にはスパイクが設けられており、ハンドリングを活かせるCQBなどの狭い場所では他のプレーヤーにぶつけないよう注意が必要だ。フィールドによっては使用できない場合もあるのでマズルのアタッチメントを別途用意しておくといいかもしれない。
東京マルイ「マーク46 モッド0」レビュー! 実物の様なギミックとロマンを内包した脅威の征圧性
開発・発売元:東京マルイ
2023年2月15日 再販
価格:162,800円
全長:920mm
重量:6,350g(空マガジン、バッテリー含む)
弾丸:6mm BB(0.2~0.28g)
動力源:8.4Vニッケル水素1300mAh AKバッテリー
装弾数:1,000発(300発毎に電動巻き上げが必要)
「マーク46 モッド0」は、東京マルイが唯一再現した分隊支援火器の次世代電動ガン。実物に近いギミックとリアルな弾帯などのロマンが魅力だ。実物で連射後に銃身を交換する動作と同様のアウターバレルの取り外しギミックや、見た目とマッチする強烈なリコイル、50m前後まで狙える集弾性に1,000発という大容量のマガジンを誇っている。
元となった銃は米軍特殊部隊向けの分隊支援火器「MK46 Mod.0」。サバイバルゲームにおいてSMG、ハンドガン、ショットガン、スナイパーライフルは、軽量コンパクトだったり、命中精度に特化していたりと、電動ガンのアサルトライフルに対して何らかの利点がある。一方で分隊支援火器は「大きい分だけ不利」なことが多い。だが、「マーク46 モッド0」はその不利補ってあまりある性能とロマンを盛っているのだ。
取り回しの悪いイメージがある分隊支援火器だが、「マーク46 モッド0」の場合には特殊部隊が使うために短銃身でコンパクトにまとめられており、実用性がある。さらに、1,000発という装弾数でゲーム中の弾切れも起きにくい上に信頼性の高い東京マルイの次世代電動ガンシリーズの内部構造、20mm規格のレイルによる拡張性の高さも実用性に拍車をかけている。
さらに、射撃時にまるで実際に給弾されているかのように動くベルトリンクや、分隊支援火器らしい強烈なリコイルと家で撃つのがためらわれる作動音、長いサプレッサーを付けてもびくともしない剛性の高いバレルといったロマンも詰まっているのだ。
東京マルイ「M1911A1コルトガバメント」レビュー! 1丁は持っておきたいオートマチックハンドガンの代名詞的存在なガスガン
開発・発売元:東京マルイ
2023年5月30日 再販
価格:18,480円
全長:218mm
銃身長:112mm
重量:789 g(空マガジン含む)
弾丸:6mm BB(0.2~0.25g)
動力源:ガンパワー HFC134a/ノンフロン・ガンパワー
装弾数:26+1発
ガスガン「M1911A1コルトガバメント」は、コルト社のガバメントは名前のとおり、1911年に米国陸軍の制式携帯用として採用されたハンドガンを再現したもの。「ハンドガン」と聞いたときに最初に思い浮かべるのがこの銃という方も多いことと思う。それぐらい有名でクラシックな銃だ。
2006年6月に東京マルイから発売された本製品も実銃と同様に長年愛されてきた。実銃と同じ全長・全幅で再現されているほか、実銃のパーカライズドフィニッシュ(防錆のための黒く染まる表面処理)を彷彿とさせるブラスト仕上げが施されていて、まるで金属でできているように感じられる。実銃がクラシカルなだけあり、東京マルイのこだわりが随所に散りばめられている。
さらに、スライド内側には「メタルノッチ・スペーサー」と呼ばれる金属製パーツが取り付けられており、スライドオープン時の衝撃を受け止めて、スライドストップとノッチ部の削れや破損を防ぐ設計になっている。また、通常分解も用意で、ホップ調整が簡単な他、日々のメンテナンスも容易に行なえるのも魅力だ。“ド定番”で有名すぎて逆にまだ手を出していないという方は一度シューティングレンジなどで試してほしい。