レビュー

ガンプラ「MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム」レビュー【後編】

装甲を組み付けていくとシルエットが大きく様変わり!

 それでは“究極の金属表現”で構成された内部フレームに装甲を組み付けていき、ストライクフリーダムガンダムを完成させていきましょう。あれだけピカピカゴールドのフレームをわざわざ隠すようなことではありますがやっぱりガンダムであることを確認したいですよね。

 なんだか寂しい作業なのかと思っていたら各装甲裏にもびっしりとモールドがあることがわかりました。これはこれでパーツを一つずつ確認して“これはどういう意味のモールド?”といった考察も楽しいと思います。ここまでも飽きさせずにガンプラを楽しませてくれる開発陣に感謝!

【組立:頭部装甲】
まずは全体をざっくり分解すると作業が楽になります
まずは頭部から。もうフレームはあるので装甲を組付けていくだけです
半分組んだ時点でもうパーフェクト……
隠れる部分にもモールドがあって楽しい!
襟足装甲も若干可動するようになっています
頭頂部カメラフェアリングとアンテナを組んでいきます
赤い三角のパーツは小さいので注意して組付けます
ただただかっこいい頭部!

ボディ(上半身)装甲に組付ける。細かな注意点も!

 ボディ(上半身)に装甲を組み付けても各部の稼働を阻害することはありません。特に可動が集中する腹部周辺はフレームだけでの可動より装甲があるほうが印象がだいぶよくなります。これは左右の脇腹の上下動が色が違うパーツがあることで強調されるためです。

【組立:ボディ(上半身)装甲】
周りを囲うだけでトリッキーな組付けはなく、それほどパーツ数も多くありません
脇下の青いパーツは注意!シールを貼ろうとするとちょっとした力で割れてしまいました。本体への組付け自体は問題ありません
ですので全身にわたって可能な限り本体に組付けてから貼りこむことをお勧めします
脇腹パーツがあるだけでコントラストが高まり表情豊かになります
脇腹パーツはフレームのディテールで固定されます。前後に細かいシールも貼り付けます
上面から見て左右の肩関節に黒いカバーを取り付けます
右半身に装甲を取り付けた状態です。前後から黒いパーツ、ライトブルーのダクトのパーツで構成されます
コクピット周辺の装甲を組み付けます
イメージ通りのコクピットが出来上がります

腕部に組付ける。一気に印象が変わっていくのが楽しい!

 フレームでは華奢なイメージもあった腕部ですが、装甲によってここまで変わるものか!と組付けが終わってその印象ががらりと変わります。前腕部のビームシールド周辺が込み入った印象があるものの難しいところではありません。肩アーマーへの組付けでは先ほどの腹部・脇腹で感じたような装甲パーツがあることで感じるコントラストの違いなどの楽しさを垣間見ることができると思います。

【組立:頭部】
右腕を先に組んで本体に取り付けてあります。左腕のフレーム状態と比べると印象が全然違います
上腕へ装甲を左右から組み付けていきます
膨張色でもあるホワイトだからでしょうか、途端に筋肉質に感じます
前腕部は外側を囲っていきます。ビームシールドをよけながら組付けます
前後を組付けると装甲と内部フレームの関係性が見えてきます
前腕の袖はビームシールド基部でもあります
ビームシールドの装甲は……
前腕側からホワイトのパーツを差し込みます
ビームシールド前後のパーツを組み付ければ完成です
肩アーマーはできるだけ色と可動ごとに1パーツで成型されているにもかかわらず効果絶大です
先端は赤いクリアーパーツでフレームが透けて見えます
肩部・腕部も装甲が乗ると印象がまったく変わります!

ボディ(腰部)に組付ける。可動に合わせてカラー別のパーツで情報量が増す!

 腰部のスカートアーマーには可動する部分があり、それらはカラーリングも変えることで情報量が増しています。キットではパーツもその単位で分割されていて連動可動も実現していますから組んで動かして楽しい部分となっています。

【組立:ボディ(腰部)装甲】
メインフレームとスカートアーマーはもう出来上がっているので前後スカートアーマーに装甲を組付けていくだけです
左側の前後スカートアーマーに装甲を組付けてあります
組付けはスカートアーマーに装甲を乗せていくイメージ。可動があるので順番には注意が必要です
全可動部を開いた状態。フロントスカートは2枚の装甲が連動して開きます
本体とドッキングさせました。だんだんとマッシブになっていくのがわかります

脚部を組み立てる。屈指のボリューム感をともなってさらに力強く!

 装甲組付けもいよいよラスト、脚部への組付けを行います。複雑な部位でもありますので若干ながらパーツ数も増えていますが基本はこれまで同様、フレームへの貼り付けですので難しくはありません。冒頭で書かせていただいた装甲裏へのびっしりモールドはここで見つけました。組付けると確実に見えなくなるパーツの裏側にこれでもか!とモールドを彫り込んでありますのでしげしげと眺めながら作業ができると思います。

【組立:脚部装甲】
右脚を組んだ状態にしてあります。腕部ほどではないにせよ、脚部のシルエットもだいぶ変わることがわかります
この大腿部裏にびっしりモールドを発見しました
こういったパーツがいくつかありますので探してみてください!
大腿部前側にある白い装甲は脛側にあるパーツへ取り付けます
屈伸によって、この白い装甲は動かないところがあまりない構造で組んで動かすと楽しい部分です
脹脛下を組んでいきます
まずは脹脛にあるバーニアへのフィンを取り付けます
ふくらはぎ脇やくるぶしの装甲を組付けていきます
けっこう丸いふくらはぎがさらに強調されます
脛とその下の装甲を組み付けます
膝関節を限界まで曲げるとメカメカしいフレームが露出してかっこよさ抜群です
アンクルアーマー本体は大胆な構成。フレームの1パーツに装甲をかぶせ、左右のパーツはカラー分けされたパーツで表現します
ソールも構造は簡単です。
ブルーの装甲で前後左右からごっそり囲い、甲のホワイトでふたをすれば完成です
組み上がった構成要素をドッキングさせれば完成です
ここまでの全てを組み合わせればストライクフリーダムガンダム本体完成!

装備を組み立てる。ディテールたっぷりに魅せる!

 装備はスーパードラグーンシステムをのぞいてクスィフィアス3レール砲が2門、高エネルギービームライフルが2丁、シュペールラケルタビームサーベルが2本、ビームシールドが2枚となっています。ビームライフルもレール砲もほぼ同じものを2つ組み立てるだけなのでそう難しくはありません。

【組立:装備・クスィフィアス3レール砲】
写真左上のレール砲は組んである状態です。基本的には左右からの挟み込みとそれをおさえるパーツの構成です
内部にはゴールドの銃身が備わります
伸縮機構も内包しています
ゴールドの銃口とレッドのカバーでおさえます
後端にもゴールドのフレームを内包、ブラックのパーツでおさえます
センサー部は細かいつくり!カバーとセンサー、シール(写真にはありません)とクリアーパーツで構成されます
カバーにセンサーを入れ込んで、シールを乗せます。シールではなくセンサーを塗るとさらに良くなると思います!
クリアーパーツでふたをします
レール砲前後を中央部のパーツで挟み込みます
丸いのはビームサーベルのホルダーです
折り曲げた状態(上)と伸ばした状態(下)。見えるゴールドがアクセントになっています
ビームライフルも右手用(写真左上)は組んであります
構造はゴールドの銃身を左右から挟み込んで、ホワイトとブルーの装甲でカバーするタイプです
銃口はレッドのアクセントと左右からカバーで挟みます
ゴールドの銃身を組み込んで……
銃本体でグリップごと左右から挟み込みます
左手用の銃後端を組み込みます
上側からホワイトとブルーのカバーを組付け、センサーを配置します
センサーはシールを貼りこんで……
レッドのカバーを装着……
とても細かなクリアーパーツを押し込んだら完成です
銃用のハンドパーツが付属します
ビームサーベル用にはエモーションマニピュレーターを使用します

 専用ジョイント以外は汎用品ではありますがスタンドが付属しています。なぜこれが標準添付かというと、ストライクフリーダムガンダムを組み上げるとわかるのですがバックパックがことのほか重く、ほぼ自立させることができないためのようです。派手めなポージングをさせたい機体ですからスタンドの付属は歓迎すべき仕様だと思います。汎用スタンドに専用ジョイントアダプターを付けて利用します。

【組立:スタンド】
BA13の汎用スタンドです
さっくり組み上げて……
専用ジョイントパーツを付けて……
バックパックの下側にある基部に差し込みます