レビュー
「レゴ®スター・ウォーズ™ エグゼクター スーパー・スター・デストロイヤー™」レビュー
2023年5月29日 00:00
細かいパーツで緻密なディテールをつけていこう
次に袋3と4を使い、船体をさらに仕上げていく。まずは袋3から後部を作成。後部ユニットだけだと、「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ™」に登場するビークルのようにも見えてくる。そういう意味では、キチンとした技術的な世界観が確立されているのだろう。そしてこのユニットを船体に接続すると、面白いディテールが浮き上がってきた。組んでいる時には意味がわからなくても、最終形を見て「ナルホド!」って思えるのも、レゴ ブロックの楽しみ。
袋4はディテールアップが中心のビルド。細かいパーツを多用しているので、宇宙船づくりの参考になるだろう。以前紹介した「レゴ®スター・ウォーズ デス・スター™トレンチ・ラン(75329)」でも数多くのディテールがあったが、今回は建物のではなく、あくまでもメカ表現というところが違う。
全てを組み込んだが、これはこれでアリな姿じゃないだろうか。
外観の仕上げとディスプレイの準備
いよいよ外観の仕上げや、ディスプレイ台の制作に入る。まずは袋5を使って、本体の表面を作っていこう。ここで注目なのは、これまで細かいパーツでディテールアップしてきたのに対し、表面部分はタイル系パーツの組み合わせやインゴット(金塊)やグリルなど、デコレーションタイルとも言うべきパーツで表面を形作っていくことだ。特にタイルパーツは近年充実しているので、まるでプラモデルで「スジぼり」したかのようなディテール表現ができる。
また、袋6では、左右に配置するスター・デストロイヤーも作れる。こんなに小さいのにスター・デストロイヤーに見えるのが凄い! 台座はアーチ系のパーツなども使って組み上げる。ただ本体を載せるだけでなく、キチンと接続する仕組みなので、少しくらいの揺れなら倒れないで済むだろう。あとは、推進器部分など、最終的な仕上げをすれば完成だ!
宇宙船づくりは楽しい!
ということで、再度完成品である。とにかくディテールを作り込み、情報量の多くなった船体の美しさに目を奪われる。クリアブルーのパーツも、まるでそこに窓があるかのような表現になっているし、随伴するスター・デストロイヤーは本体の巨躯を際立たせる。そして、裏面に多数配置された推進部分は、この超巨大な宇宙船がホントに飛ぶんだぜ! って感じのリアリティを産んでいるんじゃないだろうか。とにかく、この一隻を作れば、このような系統の宇宙船づくりは、マスターしたも同然とも言えよう。
なお、余談だが、これをダークブルーで作ってちょこっとイジれば、なんちゃってヱクセリヲンが完成しそうな気がするぞ!
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