レビュー

「HGUC 1/144 ゼータガンダム」レビュー

『機動戦士Zガンダム』40周年!コレクションに最適なHG版キットを今一度味わってみよう!

【HGUC 1/144 ゼータガンダム】
開発・発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2017年4月22日
価格:1,980円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約138mm

 今回レビューするのは「HGUC 1/144 ゼータガンダム」です。TVおよび劇場アニメ『機動戦士Zガンダム』に登場する主人公カミーユ・ビダンが搭乗しモビルスーツ形態とモビルアーマー(ウェイブライダー)形態への変形機能を備えたモビルスーツです。

【2025年は機動戦士Zガンダム40周年!】
初の可変機構を備えたガンダム

 『機動戦士Zガンダム』が初放送されたのは40年前の1985年。前作の『機動戦士ガンダム』の大ヒットを受け、ファンの強い後押しにより制作が実現した続編です。その翌年にはTVアニメ『機動戦士ガンダムZZ』、さらに1988年にはガンダム史上初の劇場用オリジナル作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』が公開されるなど後のガンダムシリーズが続いていく起点になった作品でもあります。2005年には全50話のTV版『機動戦士Zガンダム』を3部作に再構成した劇場版も制作されました。

【HGUC 1/144 ゼータガンダム】
進化を続けるZガンダムのHGキット

 Zガンダムはエゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社の共同開発プロジェクトである、「Z計画」に基づいて開発された機体であり、同機のパイロットとなるカミーユ・ビダンの能力も相まって初の可変機構を持つ“ガンダム”として完成しました。人型のモビルスーツから単騎での大気圏突入と地球上での飛行能力を持つ航空機の形状をしたウェイブライダー形態への変形が可能です。

差し替え式でウェイブライター形態にできる
GUNPLA EVOLUTION PROJECTによって“可動”を追求し、劇中イメージに近いポージングを実現!

 TV版『機動戦士Zガンダム』の前に放送された『戦闘メカ ザブングル』、『聖戦士 ダンバイン』、『重戦機 エルガイム』で採用された「主人公が途中で機体を乗り換える」や「乗り換えた機体は変形する」という流れを踏襲する形で主役機がガンダムMk-IIからZガンダムに変わります。Zガンダムの変形は複雑でしたが完全変形を実現するガンプラが1/100スケール・フルアクションキットとして登場しています。

 2025年はZガンダム40周年と主要MSの全キット化が完了することもあり、ここで改めて「HGUC 1/144 ゼータガンダム」をレビューしていきたいと思います。HGシリーズでは“差し替えなしの完全変形”というわけにはいきませんが、登場するごとに進化を続けていてスタイリングや可動性能が向上していっています。

 それではコレクションしやすく差し替えてウェイブライダーにもできるプレイバリューの高いHGキットを組んでみましょう!

「HGUC 1/144 ゼータガンダム」のキット内容をチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~E、ポリパーツPC-002、ビームサーベルエフェクトSB-13で計10枚です。他にシール、組立説明書が付属します。多色成型ランナーイロプラやカラーごとに効率よくパーツが配置してあり組むのも難しくなさそうです。巨大なハイパー・メガ・ランチャーも付いていて楽しみなキット内容です。

【キット内容】
パッケージ
A:イロプラによる加飾部
B1:主に装甲類
B2:主に装甲類
C1:主に装甲類、ハイパー・メガ・ランチャー
C2:主に腕部装甲類
D:主にフライングアーマー、ビーム・ライフルなど
E1:主にメカフレーム、変形用ボディパーツ
E2:主にメカフレーム
組み立て説明書、シール、SB-13ビームサーベルエフェクト、PC-002ポリパーツ