特別企画

この夏はレゴで遊びまくる!「レゴ夏フェス」発表会レポート

“創造に正解も失敗もない”。7月12日よりアイデア募集開始

【レゴ夏フェス】

アイデア募集開始:7月12日~8月中旬(予定)

オンラインイベント実施:8月中下旬(予定)

 レゴジャパンは7月7日、レゴブロックを使って楽しめるアイデアを募集する特別企画「今だ、遊びまくれ。レゴ夏フェス」を発表した。レゴ公式Twitterでの募集は7月12日より開始し、応募アイデアに基づくオンラインイベントを8月中下旬に実施する予定。

 「今だ、遊びまくれ。レゴ夏フェス(以下、レゴ夏フェス)」は、日本全国の子供たちとその家族より、レゴブロックを使って遊び感覚で楽しめるスポーツまたはゲーム案、あるいはレゴブロックで日常生活が楽しくなるようなライフハック案の募集を行ない、その応募より選出されたアイデアを具体化したオンラインイベントを最終的に開催するというもの。

 「レゴ夏フェス」の応募にレゴブロックは不要で、文章でも絵でも応募可能。7月12日より募集が開始され、8月中旬までの期間、特定のハッシュタグをつけて投稿するだけで、寄せられた様々なアイデアがレゴ公式Twitterにて日々紹介されていく。そのほか、アイデア案はレゴストア、レゴランド・ジャパン・リゾート、レゴランド・ディスカバリー・センターのスタッフからもオンラインにて提案・紹介予定となっている。

 そして最終的には、色々なアイデアが集まったところで、8月中旬もしくは8月下旬に選定されたアイデアを具体化。子供たちに人気のタレントがその案を実際に挑戦・実践する「レゴ夏フェス」オンラインイベントが開催される。なお、募集・内容に関する詳細は後日発表予定となっている。

レゴブロック、そして「レゴ夏フェス」への想いとは? 発表会の模様をお届け

 本日7月7日、東京・港区にあるレゴジャパン本社にて「レゴジャパン メディアデイズ 『レゴ夏フェス』プレスブリーフィング」が開催された。発表会にはレゴジャパン・代表取締役社長の長谷川 敦氏をはじめ、同社のPR・マーケティング担当者が登壇。「レゴ」ブランドが大事にしているもの、そしてコロナ禍2年目の夏、おうち時間に家族で楽しめる企画・商品が紹介された。

 LEGO(レゴ)はデンマーク・ビルンに本社を置く、お馴染みのプラスチック製組み立てブロック玩具「レゴブロック」で知られるおもちゃメーカー。商品は世界130カ国以上で販売されている。

 子供から大人まで楽しめる遊び、そして「遊びながら学ぶ」という価値を提供するへく、近年ではトヨタ自動車やアディダス(adidas)、任天堂といった企業とのコラボレーションを強化。ラインナップを拡大する背景には、レゴの遊びを体験する入り口を増やしたいという想いがあるという。

レゴジャパン・代表取締役社長 長谷川 敦氏

 レゴジャパン・代表取締役社長の長谷川 敦氏が言及したのは、レゴは「子供だけ」をビジネス対象としているのではないということ。大人の中にも“子供の部分”が必ずあるとして、大人の知的好奇心を刺激する商品に注力している背景を語った。

 その一方で、メインターゲットにして、未来の担い手である子供の成長には“遊び”が欠かせないと強調。レゴとして最も大切にしているのは「子供たちが遊びを通じて学んでいくこと」、これがこれまでレゴがやってきたことであり、今後もやり続けることだと表明した。

手前に見えるのは、ファンのアイデアによって商品化された「レゴ タイプライター」(7月1日発売、オープン価格)

 続いて、1歳半より12歳の子供を持つ親18,117人を対象とした、LEGO独自のオンライン調査を元に、世界の親の10人に9人が、遊びは子供の幸せ・成長にとって必要なものと回答。さらに多くの親が、遊びは子供の創造性を育むものと認識している、との調査結果が示された。

 一方、5歳より12歳までの子供12,591人を対象とした調査では、2人に1人の子供が、自分の考えを他の人が気に入らないのではないか、と心配していることがわかったという。

 これらを踏まえ、今回の「レゴ夏フェス」は、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、外出するのが難しくおうち時間が増え「遊び」が制限される現状、そして自分の創造性に自信を持てない子供が多い現状の中で、おうちで子供も大人も楽しめる遊び、自己表現・自由な発想を称える遊びを提供したいという想いのもと実施される施策の1つである、と明らかにされた。

クラフトホビーシリーズ「レゴ ドッツ」(2020年3月1日、オープン価格)。オリジナルのブレスレットを作れたりと、子供の自由な発想力を育むラインナップの1つ

 さらに、「レゴ夏フェス」は「子供たちの創造性×レゴの創造性」をテーマに、みんなで創るレゴの“新しい遊び方”だという。スポーツ/ゲーム案は体を動かして複数人で楽しめるようなもの、ライフハック案は毎日の生活が楽しくなるようなモノを、募集したいとした。

 また「レゴ夏フェス」の他にも、レゴのアニメ作品53時間分がYouTube公式チャンネルにて無料配信されること、「レゴ テクニック メルセデス・ベンツ・ゼトロス - 全輪駆動トラック」や「アイアンマン」関連商品など、8月1日より発売となる新商品の一部が紹介された。

「レゴ テクニック メルセデス・ベンツ・ゼトロス - 全輪駆動トラック」(8月1日発売予定、オープン価格)

 プレスブリーフィングの最後に、改めて強調されたのは「大人が子供に対する1番のインフルエンサー」だという点。コラボレーションの強化等、大人向けの商品を多数展開しているのは、単純に大人だけが楽しめるものを提供しているというわけではなく、それに没頭している大人を見ている子供と一緒に楽しむ。レゴで楽しむ時間をもう一度提供することで、おうち時間を家族で楽しんでほしいという意図があると明らかにされた。

 発表会では、1分間・6個のブロックだけで「アヒル」を作るチャレンジ、スポーツ/ゲーム案の一例として、1分間でブロックを積み上げてできたタワーの高さを競うチャレンジなど、体験イベントも行なわれた。

 参加者それぞれが完成させたものは実に多種多様で、1分間ながらアイデアの多様性の面白さを感じることができた。ただ、それでも「創造性に正解も失敗もない」という。レゴのパッケージが敢えて画像のみであるのも、遊ぶ人のインスピレーションを刺激し、組み立てた後に自分の創造力を発揮して、違うものにしていく余地を残すためだそうだ。

 来たる「レゴ夏フェス」をはじめ、コロナ禍でも“家族が楽しい形で”時間を過ごせる商品・企画を展開していこうとするLEGOに、この夏、目が離せない。

筆者が作った「アヒル」らしきもの。ブロックをどう組み上げるか、全て使うかは遊ぶ人次第!

この夏、家族でチャレンジ! レゴ・オススメ3商品

「レゴ スーパーマリオ」シリーズ

 2020年7月に初めて任天堂とコラボレーションし、計画の2倍販売された「レゴ スーパーマリオ」シリーズ。7月10日に待望の新キャラクターとなる「レゴルイージ」を発売。「レゴマリオ」及び「レゴルイージ」をBluetoothで接続することにより、2人のプレーヤーで連携した協力プレイが楽しめる。

「レゴ ルイージ と ぼうけんのはじまり ~ スターターセット」(7月10日先行発売、オープン価格)

「レゴ スピードチャンピオン トヨタ GR スープラ」

 TOYOTA GAZOO Racingが贈る、世界に名だたるハイパフォーマンスカー「GR スープラ」を細部までリアルに再現。「レゴ×トヨタ」初のコラボレーションにして、スープラ35周年記念商品として発売された。コラボレーションは商品の発売に留まらず、SNSキャンペーンやコラボコンテンツも展開。“レゴジャパン史上初の驚き”として大型コラボ企画も、今夏に向けて予定されている。

「レゴ スピードチャンピオン トヨタ GR スープラ」(6月1日発売、オープン価格)

「レゴ アディダス オリジナル スーパースター」

 ファッションアイコンとして、注目を浴び続けるスニーカーに敬意を表わし、大人レゴとして登場。レゴブロックで再現されたスニーカーだからこそ楽しめるカスタマイズも可能で、ファッションリーダー的、トレンドセッター的タレントやインフルエンサーを起用したコンテンツも今後展開が予定されている。

「レゴ アディダス オリジナル スーパースター」(7月1日発売、オープン価格)