特別企画

「白いモビルスーツが勝つわ……」、7月8日はRX-78-2、「ガンダムの日」!

スタンダードからユニークアイテムまでオススメピックアップ!

 7月8日は「こいつ、動くぞ!」でおなじみの「RX-78-2 ガンダム」の日である。ちなみにアムロが乗っていたガンダムは「RX-78-2」、2号機である。このほかに、プロトタイプガンダムや、小説版で登場した「G-3ガンダム」、さらに「実は7号機まである」、「フルアーマーガンダムの中のガンダムは?」などなど、知っていくほど奥深い存在でもある。

 お台場に立った「実物大ガンダム立像」、現在横浜で稼働中の「動く実物大ガンダム」など、ガンダムはアニメ「機動戦士ガンダム」に触れたことがない人も知っている日本を代表するロボットの1体と言える。ガンダムは「機動戦士ガンダム」のアイコンそのものであり、本当に多くの商品が出ている。

 魅力的な商品は数多く、選ぶのは難しいが、今回あえて「ガンプラ」と「完成品フィギュア」からそれぞれ2つずつ、4つの商品のそれぞれのアプローチの魅力を紹介していきたい。

ガンダムに触れるならばこれ! 「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」

発売日:2020年9月4日(ガンダムベース東京・福岡先行販売)
価格:770円(税込)

 「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」は“はじめてガンプラに触れる人”に向けて作られたガンプラであり、「久しぶりにガンプラに触りたい」と言う人にもぴったりの商品だ。ニッパーすらいらずパーツをランナーから外し、はめ込んでいくだけでカッコ良く、良く動くガンダムが作れる。

 武器が同梱されていない「ライトパッケージVer.」なども用意され、コンビニでも流通するなど、BANDAI SPIRITSの「多くの人に手に触れて欲しい」という想いがこもった商品である。……人気のため手に入れにくい時期もあるが、再販も行なわれており、機会があれば手にして欲しい商品だ。

 低価格で組み立てやすさに注力しながらも、しっかりした色分け、ポージングを決めやすい関節処理、現代風のカッコイイスタイリングなど、ガンプラファンもうならされる完成度となっている。12月にはガンダムハンマー、バズーカなどの武器が同梱された「ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム(フルウェポンセット)」も登場予定だ。

【ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム】
組み立てやすさ、可動、色分け……感心させられる商品だ
12月にはフルウェポンセットも登場

いつかは作りたい究極のガンプラ「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」

発売日:2020年12月19日
価格:27,500円(税込)

 HG、MG、RG……ガンダムは様々なガンプラが存在するが、2020年12月に発売された「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」はやはり外せないだろう。内部機構まで表現した“究極のガンプラ”といえる商品である。

 しかし作るのが難しいか? といわれればそうではないのだ。組み立てることそのものを楽しめるように設計されており、フレームを造り、輝くメッキパーツによりメカニカル感を演出、実際にガンダムを建造しているかのような組み立ての実感を味わえ、そのフレームの可動を阻害させない外装を組み付けていく。ロボットとしての実在感を確かに感じられるプラモデルとなっている。

 完成させた後もハッチの可動などでメカニカル感を楽しめるほか、全高約30cmの巨大サイズなのに動かすのも楽しい。さらにこのフレーム構造は“改造の素体”としても優秀で、モデラーの中には他のガンダムの外装を取り付けることで、「自分の中での究極のガンダム」を追い求める人もいるという。今後も様々な遊びの可能性も秘めた商品なのだ。

【PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム】
組み立てそのものが楽しく、組み立てた後も遊べるプラモデルだ

動く実物大ガンダムを見たからこそ欲しくなる、「超合金×GUNDAM FACTORY YOKOHAMA RX-78F00 GUNDAM」

2020年12月19日(会場限定販売商品)
22,000円(税込)

 「動く実物大ガンダム」はもうご覧になっただろうか? 横浜・山下ふ頭の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の「動く実物大ガンダム」はガンダムファン、ロボットファンならば1度は見ておきたい展示物だ。コロナ禍の中強くオススメはできないが、2022年3月までの限定公開であり、この機会は逃さないようにしたい。17mの巨大ロボットが動く。アニメのように自在に、素早くは動かないが、そこにはやはり「本物の迫力」がある。

【18mのガンダムがついに動く! 「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」】

 この「動く実物大ガンダム」をモチーフにした商品は勿論ガンプラや、もっと入手しやすい価格帯の商品もあるが、やはり「超合金」という響きは魅力だ。本商品は会場限定商品であり、生産数から言っても会場でも入手するのは難しいかもしれないが、このユニークなプロダクトは紹介しておきたい。

 「超合金×GUNDAM FACTORY YOKOHAMA RX-78F00 GUNDAM」は「動く実物大ガンダム」をモチーフとした商品だ。このガンダムは型式番号も「RX-78F00」であり、関節処理なども「RX-78-2」とは異なる。しかしダイキャスト部品を使用しているからこその重量感や、硬い関節を展示の時のアクションを思い出して動かす感触は、他の商品では感じられない“愉しさ”がある。「動く実物大ガンダム」を追体験するのにぴったりの商品だろう。

【超合金×GUNDAM FACTORY YOKOHAMA RX-78F00 GUNDAM】
「動く実物大ガンダム」を“超合金”で表現した重量感と質感に優れたアイテムだ

リッチなガンダムの完成品フィギュア「G.F.F.M.C.RX-78-02 ガンダム(40周年記念Ver.)」

2020年4月29日 再販
価格:20,350円(税込)

 こちらも“あえて”ピックアップする商品である。「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE RX-78-02 ガンダム(40周年記念Ver.)」は、全塗装、細かいマーキング、ダイキャストを使用したしっかりした質感、“完成品フィギュア”のリッチなフォーマットで製作されたガンダムフィギュアである。モチーフとなっているのは安彦良和氏の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のガンダムであり、アニメ版とはデザインが異なる。

 カトキハジメ氏による新規マーキング、アニメ版とは大きく形状・設定が異なる「コアポッド」、肩につけられるショルダーキャノン……「THE ORIGIN」版ならではの要素が最大の魅力だが、「高い技術を持ったモデラーが仕上げたようなリッチな質感」というのも外せないセールスポイントだ。

 メカニカルなディテール、塗装されたことでの魅力を増した質感、情報量の濃いマーキング……こういった繊細さを持ちながらも関節を動かし、商品のポテンシャルをしっかり楽しみポージングが追求できる。模型技術がなくても満足感のある立体物を手にすることができ、しかも耐久性も兼ね備えている。

 もちろん「自分の理想のガンダム」を追求するならば模型技術を磨き、ガンプラを素体に手を加えていくしかないだろう。しかし完成品フィギュアはモデラーが作ったような立体物を手にすることができ、ガシガシ遊ぶことができる、立体物の可能性を広げてくれる商品と言える。現代はこのように様々な選択肢から「自分の好きなガンダム」を追求できるのだ。

【G.F.F.M.C.RX-78-02 ガンダム(40周年記念Ver.)】
全塗装にマーキングと、リッチな雰囲気が楽しめるアイテム