特別企画

ハッピーセット「プラレール」を一足先に遊んでみた!

今年は「情景パーツ」が登場。自分だけの街にドクターイエローが走り出す!

【ハッピーセット「プラレール」】

第1弾:9月17日~9月30日

第2弾:10月1日~10月14日

第3弾:10月15日~

価格: 470円~500円(税込)

 日本マクドナルドは、全国のマクドナルド店舗にて、ハッピーセット「プラレール」と「ハローキティ」を9月17日より期間限定で発売する。ハッピーセットの価格は470円(税込)より。一部店舗では価格が異なる場合がある。また、各おもちゃは数量限定でなくなり次第終了となる。

 先週9月3日より販売開始となったばかりのハッピーセット「鬼滅の刃」(シールセット)。それに続く9月の新作おもちゃとして「プラレール」と「ハローキティ」が登場する。実は鬼滅シールの裏面にしれっとネタバレされていた今回のアイテム。日本マクドナルドの公式Twitterで公開されたシルエット画像も見て、「ラインナップが早く知りたい!」とワクワクしている方も多いはすだ。

 今回のハッピーセット「プラレール」及び「ハローキティ」では、それぞれ9月17日より9月30日までが第1弾、10月1日より10月14日までが第2弾と異なるテーマのおもちゃを展開。種類は各弾4種類の合計8種類となっており、さらに今回は4月以来となる「ひみつのおもちゃ」(1種類)も第2弾より登場する。また10月15日より第3弾として、それまでに登場した全種類のおもちゃが提供され、約5週間という長い期間で、両シリーズ合わせて18種類のおもちゃが楽しめる充実のラインナップとなっている。

 さて、弊誌では「ハッピーセット 一足先に遊んでみた!」と題して、ハッピーセットの新作おもちゃをその発表に先駆けて体験し、各おもちゃのフォトレポートを毎回お届けしている。今回もハッピーセット「プラレール」及び「ハローキティ」のおもちゃサンプルを一足先に遊ぶことできたので、早速その面白さをお伝えしていきたい。

 とりわけ本稿では、ハッピーセット「プラレール」を取り上げる。「プラレール」は、2019年に発売60周年を迎えたタカラトミーの鉄道玩具ブランド。60年以上経った今でも変わらない、あの象徴的な青いプラスチック製レールによる“自由度の高さ”が魅力のロングセラー商品だ。特にハッピーセットとは、毎年新作おもちゃが登場するほどの蜜月の仲。プラレールファン、ハッピーセットファンなら「今年も来たか!」と来たるべき争奪戦に勝利すべく、色々と準備を整えていることだろう。

 今年の注目は、これまでのハッピーセットにも登場した人気の新幹線や在来線の車両に加え、車両基地や転車台といった遊びの幅を広げる「情景パーツ」がセットになっていること。車両を手転がしや連結して楽しむ従来の遊びに加えて、自分だけの「街」を構成して作り上げていく楽しさも味わえるようになった。第1弾のテーマは「みんなのまちセット」で、続く第2弾のテーマは「マクドナルドのまちセット」。どの車両を走らせるか、どのパーツを組み合わせるかは遊ぶ人次第。ハッピーセットならではの「プラレール」の世界をぜひ体験して頂きたい。

 ちなみに、残念ながら「ひみつのおもちゃ」についてはその名の通りシークレットということで、今回は手にすることができなかった。筆者も気になる「ひみつのおもちゃ」の正体は、ぜひゲットした皆さんご自身の目でチェックしてみてほしい。なお、同時展開されるハッピーセット「ハローキティ」に関しては、別稿にて紹介しているのでそちらも合わせてご覧頂きたい。

自分だけの街をつくろう! ハッピーセットに「プラレール」が今年も登場

 今年もハッピーセット「プラレール」の季節がやってきた!

 毎年、人気の新幹線や在来線、蒸気機関車、特急電車などバラエティー豊かな列車が揃えられているハッピーセットの「プラレール」。昨年2020年10月に販売された際には車両に加えて、運転士や車掌になりきれる付属アイテムをセットにして展開。手転がしや連結して遊べる車両が人気の同シリーズにプラスアルファの遊びが提案されるようになった。

 今回もそれに続く形で、車両のほかに鉄道施設や設備をモチーフとした「情景パーツ」がセットになっており、遊びの幅を広げながら「色や形の認識力」、「想像力」、「全体を構成する力」が育めるようになっている。

2020年10月に販売されたハッピーセット「プラレール」
【パッケージ】
登場予定の全セットが描かれたおもちゃ袋。青色の袋が第1弾、水色の袋が第2弾となる
「923形ドクターイエロー&車両基地」のセット内容。パッケージには車両本体、情景パーツ、シール、説明書が含まれる
車両の長さは約10cmほど

 さて、今回のハッピーセット「プラレール」では、10月1日より登場する「ひみつのおもちゃ」を除いて、第1弾と第2弾とを合わせて合計8種類の車両セットが展開される。

 第1弾「みんなのまちセット」では「923形ドクターイエロー&車両基地」、「E7系新幹線かがやき&ホームドア」、「E235系山手線&発車標」、「HC85系 特急ひだ・南紀&雪のトンネル」の4種類。続く第2弾「マクドナルドのまちセット」では「大井川鉄道きかんしゃトーマス号&マクドナルド転車台」、「EH500金太郎&マクドナルド踏切」、「北海道新幹線H5系はやぶさ&マクドナルドステーション」、「800系新幹線つばめ&マクドナルドトンネル」の4種類。

 車両自体のラインナップは、不動の人気を誇る新幹線「ドクターイエロー」や「はやぶさ」など、これまでのハッピーセット「プラレール」にも登場した車両が集められたベストヒッツ版という印象だが、特急電車と蒸気機関車のカテゴリーに、JR東海の新型ハイブリッド特急車両で、7月に本家プラレールでも登場したばかりの「HC85系 特急ひだ・南紀」と、大井川鉄道で毎年期間限定で運行されるSL列車「きかんしゃトーマス号」が揃えられているのは特筆すべきところ。最新かつ話題の車両もしっかり反映されたラインナップとなっている。

 また、注目の「情景パーツ」については、第1弾では車両基地やホームドアといった実際の鉄道施設・設備をモチーフとしたものがセットに。一方、第2弾ではマクドナルド踏切、マクドナルドトンネルなど、実にハッピーセットらしくマクドナルドをモチーフとしたオリジナルの鉄道施設・設備がセットになっている。

【ラインナップ】
第1弾のラインナップ。左から「923形ドクターイエロー&車両基地」、「E7系新幹線かがやき&ホームドア」、「E235系山手線&発車標」、「HC85系 特急ひだ・南紀&雪のトンネル」
第2弾のラインナップ。左から「大井川鉄道きかんしゃトーマス号&マクドナルド転車台」、「EH500金太郎&マクドナルド踏切」、「北海道新幹線H5系はやぶさ&マクドナルドステーション」、「800系新幹線つばめ&マクドナルドトンネル」

 ハッピーセット「プラレール」の車両はオリジナルと同じプラスチック製ながら、動力はお馴染みの電池ではなく手転がしのみ。車両編成も先頭車両のみの1両となる。

 また、オリジナルの「プラレール」は3両編成のため、先頭車両には後ろにしか接続部がないが、ハッピーセットの車両には前から連結パーツを出せるギミックが搭載されているので、先頭車両のみでも連結遊びが楽しめるようになっている。電池で動く「プラレール」の動力車両に連結して走らせてみるもまた面白そうだ。ただ、先頭にある連結パーツの切れ目が通常よりも開いているので、無理に引っ張ったりすると外れやすいものとなっている。

袋から取り出してすぐの「923形ドクターイエロー」
後ろの連結パーツ
車輪は新幹線でお馴染みのグレーのものが全車両に使用されている
車両裏面にある突起をスライドさせると先頭の連結部が出てくる
オリジナルのものとは異なり、切れ目の幅が大きい
「先頭車両×先頭車両」というなかなか見ないスタイルに

ハッピーセット「プラレール」ではお馴染み! 車両のシール貼りに挑戦してみた

 おもちゃ袋から取り出してすぐの各車両はシールなしのいわば素体状態。まずは付属のシールを使って車両を完成させる必要がある。

 シールは1枚の台紙に20パーツ以上も印刷されており、その数は非常に多く細かいものとなっている。その上、シールの粘着力が結構強めになっているので、貼り直そうとすると破けやすい。貼り付ける際はピンセットを使いたいところだ。貼り付ける場所は台紙の裏面に記載されているが、これまた車両を斜めから見た図で案内するという少々分かりにくい仕様に。車両にある溝なども参考しながら貼り進めていくことになるが、もしやシール貼りがメインの遊びなのではないかと錯覚してしまうほど、やりごたえ満載の内容で“手を動かす楽しさ”が味わえる。

 さらにシールは車両だけでなく「情景パーツ」にも貼っていく。もちろんシールを好きなところに貼って、自分だけのオリジナル車両に仕上げても楽しいだろう。なかなか大変な工程ではあるが、このシールの存在により、各車両のディテールがリアルに再現される。車両を中心に子供から大人までも満足させてきたハッピーセット「プラレール」の人気の秘密を知ることができるだろう。

こちらは第1弾の「923形ドクターイエロー&車両基地」
【シール】
各パーツには番号が振られている
台紙を裏返すとシールを貼り付ける場所が記載されている
さっそく貼ってみる
シールは小さく粘着力も強いので、ピンセットを使うのがオススメ
ドクターイエローの“顔”が現われた
車両にある溝が貼る場所のヒントに。時にはノーヒントで貼る場合も
窓のパーツはかなり小さい
多少曲がっていても気にしないことが大事
両サイドを貼り終えたら完成!
「情景パーツ」の車両基地
「情景パーツ」にもシールを貼る場所がある
空気が入らないように仕上げていく
これにて完成!
【完成見本】
ディテールがより鮮明に!

 ちなみに、ハッピーセット「プラレール」シリーズではお馴染みだというこのシール貼り。「別のハッピーセットでもやっていなかったっけ?」と思った方はかなりのハッピーセット通だ。4月に販売された、同じくタカラトミーのミニカーブランド「トミカ」のハッピーセットでも同じくクルマにシールを貼り付ける必要があり、車体の造形をリアルにしてくれる役割を果たしていた。過去に遊んだことがある人なら、シールの細かさや難易度はまったく同じであるとイメージするといい。

 さて、シールの貼り付けが終われば、遊ぶまでの準備は完了だ。筆者も撮影しながらではあるが、大体15分から20分ぐらいで1台を完成させることができた。この後は好きなところで車両を走らせてもいいし、カッコいい車体を隅々まで眺めてるだけでも楽しい時間を過ごせる。さらに「情景パーツ」を使って、お気に入りのシチュエーションを作り、それを写真に収めて遊ぶことだってできる。「プラレール」の魅力の1つである“自由度の高さ”をハッピーセットで存分に味わうことができるはずだ。

【ハッピーセット「プラレール」の遊び方 - HOBBY Watch】

組み合わせ方は自由!「情景パーツ」をつなげて街を作ってみた

 今回のハッピーセット「プラレール」は、先に述べたように車両と共に「情景パーツ」がセットになって展開される。日本マクドナルドによると、この「情景パーツ」により、実際に列車が線路や駅を走る風景を想像しながら、カラフルな色や形の車両と街のパーツを組み合わせ、自分だけの街を構成して遊ぶことができるという。つまり、今回はおもちゃを集めれば集めるほど、これまでとは違った遊びができるのだ。ここはやはり複数のセットを、もういっそ全てのセットを揃えたいところだ。

 「情景パーツ」それぞれには、パーツ同士をつなげられるよう両サイドに凹凸がつけられており、第1弾・第2弾とシリーズを問わず、ハッピーセット「プラレール」の「情景パーツ」であれば自由に組み合わせることが可能となっている。ちなみに、第1弾のテーマは「みんなのまちセット」で実際の鉄道施設をモチーフとしたもの。そして第2弾のテーマは「マクドナルドのまちセット」で、楽しくハッピーな「マクドナルド」の街を作って遊ぶことができる。

 手にするのは車両と「情景パーツ」のみなので、どんな街をイメージして作り出していくは遊ぶ人次第。自分の想像力をフルに活用しながら、多彩な情景の中で「プラレール」の列車たちを楽しく走らせてみよう。

「情景パーツ」には連結できるよう凹凸がある
第2弾に登場する「マクドナルドステーション」と「マクドナルド踏切」を組み合わせてみた
こちらは「マクドナルドトンネル」と「マクドナルド転車台」。裏から見るとこんな感じ
第2弾の「情景パーツ」を全てつなげてみた
車両を配置すると“街”に見えてくる
説明書の例をもとに、第1弾も組み合わせてみる
何とも言えないシチュエーションになった……
「情景パーツ」は連結させるだけでなく自由に配置してみよう。8個全てのパーツを使えるなら、このような街に仕上げることもできる