特別企画
タミヤのRCカーに挑戦! “足回り大改修”、タイム短縮を意識できるようになった!
2021年5月11日 00:00
安定性を高めるため、様々なパーツでカスタマイズ
さらにもう1つ問題が出てしまった。練習から帰ってマシンをチェックしていると、どうもタイヤを左右に動かす電子部品の「ステアリングサーボ」から異音が響いてくる。
ステアリングサーボなどプロポ関係の故障はメーカー対応となるので、異常が発生したら購入したお店か、タミヤカスタマーサービスセンターへ保証書等を添えて送る事になる。分解すると保証期間内でも有償となったり修理が受け付けてもらえないので要注意だ。
だが今回はRCカーの勉強も兼ね、あえてバラして中を確認してみると、やはりギアが欠けてしまっていた。これも「タイロッド」の変形同様、衝撃で負荷がかかって破損してしまったのだろう。
「ステアリングサーボ」を新しく買わなければいけないと思ったが、25年近く倉庫に眠っている昔の"F1 RCカー"があった事を思い出して引っ張り出してみた。中を見てみると「ステアリングサーボ」が取り付けられている。サイズも同じで、コネクターも一緒。付け替えてみたらちゃんと作動したので、今回はそのまま使用する事にした。
ひとまず「ステアリングサーボ」問題は解決したが、歪んだタイロッドのシャフトをこのまま使っているわけにはいかない。そこでタミヤのオプションパーツを調べると、車種を選ばない汎用パーツとして、「OP-943 3×46mmハードターンバックルシャフト(2本)」がある事がわかった。
また、「ステアリングサーボ」を交換する過程で車体を確認していると、足回りに痛んでガタが出てしまっている部分もある事に気付いた。そこで、思い切ってオプションパーツで足回りの大改修を行なう事にした。
まず、タイロッドのシャフトを「OP-943 3×46mmハードターンバックルシャフト(2本)」に付け換える。「ターンバックルステアリングセット」同様、こちらも片側が逆ネジになっているので間違えない様にネジ込む。「TRFシリーズ(ツール) No.136 アルミターンバックル用レンチ」で回転させて調整出来るので、丈夫でかつ、メンテナンス性が向上する。
続いて、今回「直進安定性を高め、旋回性能の向上も実現」するパーツ「ホップアップオプションズ No.1661 OP.1661 アルミハブキャリア 8度」も思い切って購入した。さらにタイヤを取り付ける基部の「ホイールハブ」を「ホップアップオプションズ No.1610 OP.1610 クランプ式アルミホイールハブ (9mm厚 2個)」に交換した。
そして直進性能をより高めるため、「ホップアップオプションズ No.1573 OP.1573 0.75mmホイールスペーサー (ブルー) 8枚」で車幅を調整。また、タイヤを固定する「ロックナット」を「Item No:42143TRFシリーズ(パーツ) No.43 4mmアルミセレーションホイールナット(ブルー・4個)」に変えた。ロックナットはやはり衝撃で緩んでしまう事があったが、こちらはホイルにガッチリ食い込むので緩みにくくなる
それからタイヤとハブを連動させる「アップライト」は樹脂のネジ山が緩くなってきていたので、新しい物に付け替えた。
これで足回りはかなり強化された。
足回り以外では、シャーシにボディを固定する「ボディマウント」はカットして短くしていたのだが、 転倒時にひっくり返ったまま動けなくなってしまう事が多いので、「54604 OP-1604 ボディマウントエクステンションセット」で伸ばした。これで横転しても復帰する確立が高くなる。
最後に、「ホップアップオプションズ No.1734 OP.1734 GF-01 FRPバッテリープレート」も付け替えた。
これらのパーツを組み込んで再びタムタム大宮店屋上サーキットへ向かった。足回りを重点的に改良した愛車は、どんな走りを見せてくれるだろうか?