特別企画

タミヤのRCカーに挑戦! 新マシン「1/10RC NSX 」を組み立て、”ツーリングRCカー”でレースを目指す!

TT-02シャーシ

NSXの透明ボディをマスキングしてスプレーで塗装する!

 シャーシが出来たので、続いてボディの作業に移る。今回購入した「NSX」のボディは透明の成型色で、自由に塗装することができる。今回はスプレーで塗装していった。

 まずはラインに沿って余白部分をカット。その後ホイールの時と同じく中性洗剤で洗い、渇かしたら、透明に残す部分を付属のマスクシールで覆ってやる。

【ボディを塗装!】
透明のポリカーボネート製ボディ。外側は保護フィルムで覆われている。塗装前に剥がしてしまわないようにしよう
いきなり切り取りラインにいくより、まず外側を落とした方が作業しやすい
少しずつ余白を切っていく。保護フィルムを傷付けないように作業する
保護フィルムが剥がれないように丁寧に洗う
透明部分に色が付かない様に貼るマスクシール
線に沿って切り抜く。境目は上から黒いシールで隠れる部分が多いので、あまり神経質に切らなくても大丈夫だ
窓とライト部分にマスクシールを貼った状態

 次に、「PS-5 ブラック」で塗装する部分(前後と屋根)以外の、「PS-57パールホワイト」で塗装するボディ部分にマスキングテープを貼っていく。

【マスキングテープを使う】
「ポリカーボネートスプレー No.05 PS-5 ブラック」
今回使用した「マスキングテープ」。左端のタミヤの物はカッター付きケース入りで、切りやすくて保管も便利だ
「パールホワイト」で塗装する部分に内側からマスキングテープを貼り終えた状態。「ブラック」を塗装する部分だけを透明のまま残す

 ポリカーボネート専用の塗料は独特の強い刺激臭がある。塗装にあたっては換気を徹底しマスクを付けるなど、注意書きに従って行なう。集合住宅など、臭いが洩れて困る環境であれば、慎重に検討して使おう。場合によっては模型制作スペースなどを利用するのも良いだろう。

【塗装を実行】
筆者は浴室で換気扇を回し、キットの外箱をゴミ袋で覆って簡易塗装ルームにしたが、それでも家の中がかなり臭った。
「ブラック」を塗り終えた状態
マスキングテープを剥がし、残った部分を「パールホワイト」で塗装する。マスクした隙間からハミ出てしまった「ブラック」は、カッターの背中などで擦って削ってやり、コンパウンドで磨くと多少は消える
「パールホワイト」を塗装し終えた状態
マスキングテープを剥がした状態

 「ブラック」、「パールホワイト」の塗り分けが終わったら、表面の保護フィルムを剥がし、シールを貼っていく。細長いシールも多く、思ったより時間がかかるので、焦らず丁寧に切って貼っていこう。ピンセットを巧く使えば、より綺麗に仕上げられる。

【シール】
海外仕様の左ハンドル車「アキュラ」ブランドのシールも付いている

 シールを貼り終えたら、ボディにシャーシへの取り付け用とアンテナを通す穴を開け、サイドミラーを付ける。最後にシャーシに載せれば完成だ。

【完成!】

 ホンダ党で普段ホンダのミニバンに乗っている筆者としては、いつかは乗ってみたいスポーツカーが「NSX」だ。1/10スケールのボディは迫力があって、飾って眺めているだけでも楽しい。さらに自分の手で操縦するとなると、よりワクワクする。

 また、初体験のツーリングカーシャーシである「TT-02シャーシ」を組んでみて、「部品点数を抑えたパーツ構成で組み立てが容易」という説明通りの車体であると思った。シンプルな構成で、各部の動きを理解しながらステップアップしていくのに最適なシャーシだと感じる。

 「コミカルアバンテ」の練習中、コースでは皆さんツーリングカーを走らせていて、直線でのスピードが目に見えて違っていた。自分の手でその速さを扱えるか不安もあるが、「コミカルアバンテ」も最初の真っ直ぐ走るのもやっとだった頃から練習を重ねてそれなりに上達したので、努力したいと思う。

 次回から、実際に走行しつつ、徐々にカスタムし、積極的にもレースに参加していく予定である。