特別企画

タミヤのRCカーに挑戦! 新北総サーキット・小暮オーナーに教わる走行のコツ、高機能プロポで安定した走りがより可能に!

とにかく全開走行の感覚を掴むのが大事! オーバルコースで学ぶ走行の基礎

 新北総サーキットにはメインコースの右側に初心者向けのコースがある。外周をオーバルコースに見立てて周回することで、直線を全開で走り、減速してコーナーを曲がる基本の練習を行なえるようになっている。プロポのセッティングを終えて、まず小暮オーナーにデモンストレーション走行を見せていただいた。

【タミヤのRCカーに挑戦! 新北総サーキット小暮オーナーのオーバル走行周回】

 小暮オーナーからのアドバイスとして、初心者はどうしてもコースアウトしないように、スピードを抑えて走ってしまうが、それではレースのスピードは身につかないとのこと。

 サーキットを走行する場合、コーナーの立ち上がりで真っ直ぐ向きを変えたらストレートではスロットルを全開にする。次のコーナーが近付いたら減速し、ステアリングを切ってなるべくスピードを落とさない様に回ると、より速く走れる。

【オーバルコースを走る】
ストレートでは全開で走行
コーナー手前、自分なりの同じポイントで減速する
初心者はコーナーを攻めずに真ん中を走り込む方が上達が早くなる

 小暮オーナーは、オーバルコースを走っている時はスアリングはほんの少し回すだけだった。アクセルをタイミング良く戻してやれば、急なハンドリングを行なわずにマシンは滑らかに回っていく。そのハンドリングのコツとして、初心者は真っ直ぐ走る時にステアリングから手を放してニュートラルにしてしまいがちなのだが、手の動きで真っ直ぐに戻していかなくてはならないとのことだ。

 コースが複数ある新北総サーキットでは、初心者も1人で他車を気にせず周回を重ねて練習することができる。オーバルコースをひたすらストイックに走り込むことで集中ができる。我流でやってついた癖があるが、小暮オーナーのアドバイスを意識して周回を重ねることで、次第にサーキット走行のコツを掴むことができた。

 コースが複数ある新北総サーキットでは、初心者も1人で他車を気にせず周回を重ねて練習することができる。オーバルコースをひたすらストイックに走り込むことで集中ができる。我流でやってついた癖があるが、小暮オーナーのアドバイスを意識して周回を重ねることで、次第にサーキット走行のコツを掴むことができた。最終的には、最初に比べてアクセルのオンオフと、ステアリングを放さずハンドリングができるようになったと小暮オーナーからも評価してもらえた。

初心者はコーナーを攻めずに真ん中を走り込む方が上達が早くなる
真ん中を走り込んだ

 指導をもらいながら練習したおかげで、小暮オーナーにも「上手くなった」と褒めてもらえるくらいは周回ができるようになった。今回はその場でセッティングに時間を取られてしまったが、それでも数時間みっちりと走ることができた。全開で走っているのでコーナーにぶつかったり、コースから飛び出してしまうこともしょっちゅうだったが、走り込むことで高速でマシンを動かすことに慣れてきたと思う。クラッシュからの回復などもアドバイスをもらったので、次回に紹介したい。

レースの必需品、サーキットでタイムを図れるトランスポンダーを導入!

 最後に、前回のレース参加時から新しく導入したレースの必需品で、サーキットでラップタイムを計測する装置「トランスポンダー」について語っておきたい。「トランスポンダー」は、コースに設置された受信機で車両の速度や周回状態を読み取るもので、実車のレースや各種スポーツでも幅広く使用されている。

 RCカーのレースの場合は主催者から貸与される場合もあるが、各自が用意する場合も多い。レース以外に練習走行する場合にタイムを計測することに活用できるので、筆者はMY LAPS社の「RC4」を購入した。

【トランスポンダーを導入】
MY LAPS社の「RC4」。タミヤグランプリで貸与される物とは大きさや取り付け方法が異なる
赤い本体部にはシリアルナンバーが入っている。新北総サーキットのレースでは申込時にこの番号を伝える必要がある

 注意点として、システムがアップグレードされると、同じMY LAPSのトランスポンダーでも送受信が出来なくなる場合がある。そこで、参加するレースのサーキットや利用するコースに問い合わせて、使えるトランスポンダーの種類を確認してから購入するようにしたい。

 購入したら、車両に取り付けるのだが、タミヤから各車両向けに販売されている「トランスポンダーステー」は、タミヤグランプリで使う「トランスポンダー」用の物なのでMY LAPSの「RC4」には合わない。代わりに、「RC4」に付いている三つ叉の黒い樹脂パーツの穴にネジを入れて固定することが可能だ。

 なお、受信機にコードを逆に挿すと電波が微弱でデータの送信が出来なくなる。ステアリングサーボのコードの色を確認して、向きに気を付けよう。トランスポンダーを搭載することことで、対応しているサーキットではタイムを計測して自分の走りをチェックできる。

【取り付け】
受信機のスイッチのネジを一旦外して、トランスポンダーの穴を通して締め直し固定した
白黒の位置関係を合わせると正しい向きになる
新北総サーキットではゴール地点の棒に、トランスポンダーを感知するセンサーが取り付けられている
レース前に参加車両が棒の下を通過することでトランスポンダーが読み込まれ、スタート準備となる。アンテナパイプが立ててあると棒に接触してしまうので、レースには外して参加した

 今回はサーキット走行へ向けてプロポの交換を行なった。最初のセッティングに時間はかかるが、一旦組み込めればその後は楽に走れる様になるので、サーキットで速く走りたい、レースへ出場したいという方には是非オススメしたい。

 また、小暮オーナーからサーキット走行のアドバイスをいただき、オーバルコースをレースに近いスピードで周回することもできる様になった。次回も小暮オーナーのアドバイスを元に「NSX」をさらにサーキットとレースに適したセッティングを行なっていく。

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