トピック

厳寒のフィールドを東京マルイ純正リポバッテリーで駆け抜ける! ~冬こそ「MS・Li-Po バッテリー」~

次世代「MP5シリーズ」&電動ガンプラス「P90プラス」で検証

【MS Li-Po バッテリー 7.4V 1500mAh[スタンダードタイプ]】

2023年5月17日 発売

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【MS・Li-Po セーフティチャージャー】

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【MS・Li-Po セーフティバッグ】

2023年5月17日 発売

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【MS・Li-Po バッテリーチェッカー】

2023年5月17日 発売

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真冬のサバイバルゲーム参戦&「MS・Li-Po バッテリー」とニッケル水素バッテリーの違いを検証!

 いつも参加している千葉県印西市の「東京サバゲパーク」で前述した「Mシステム」と「PLUSシステム」を搭載したエアガンを持って実際に定例会に参加してみた。今回は次世代電動ガン「MP5シリーズ」用のマガジンは3本のみもっていった。フルオート戦では心細く感じるが、3バーストを使う事で限られた弾数を効果的に発射できたので問題はない。こういった面でもバーストの恩恵を感じられる。

3バースト射撃は実用性抜群!(画像はセーフティモード)

 また、筆者は普段セミオート戦ではガスガンやエアーコッキングガンを使うが、今回はセレクターを変えただけで参加できるので、ウェポンチェンジの必要が無かった。加えて「次のゲームはセミオート戦か、フルオートOKか」と休憩中に常に考えて他のエアガンを準備したりするストレスが無くなったので、英気を養って次のゲームに挑めた。

セミオート戦もそのままのメインウェポンとしてセレクターを切り替えるだけでOK!

 普段使っていたニッケル水素バッテリーはやはりゲームで撃ちまくっていると、バッテリーの残量は気になるところだったが、「MS・Li-Po バッテリー」はニッケル水素バッテリーよりも容量が多いのでそうそうゲーム中に動かなくなる心配もない。

 「MS・Li-Po バッテリー」と「Mシステム」・「PLUSシステム」の組み合わせで、サバイバルゲームにおける「次はセミオートかフルオートか」・「バッテリーは交換しなくて大丈夫か」という2大ストレスが無くなり、非常に快適に楽しめた。

 最後に「MS・Li-Po バッテリー」とニッケル水素バッテリーが真冬にどう差が出るのかを検証していく。サバイバルゲームから帰った日の夜、丁度筆者の住む関東地方にも寒波襲来となったので、ベランダに一晩放置してみた。今回は「MS・Li-Po バッテリー」とニッケル水素バッテリーの「ミニSバッテリー」、それと比較用に「AKバッテリー」を用意した。

サバイバルゲームを終えて、若干電圧が低下した状態の「MS・Li-Po バッテリー」
「AKバッテリー」はこの日サバイバルゲームで使っていないので電圧は少し高めだ

 「ミニSタイプ」はこの夏に新しく購入した物で、1度しか充電していないほとんど新品の状態。対するスティックタイプの「AKバッテリー」は長年使用してきた3本ある中から比較的状態の良い物を使った。

 小さなセーフティバッグに入れた「MS・Li-Po バッテリー」とニッケル水素バッテリー「ミニSタイプ」を大きなセーフティバッグに入れ、氷点下を記録した埼玉県南部のベランダのエアコン室外機で吹きさらしの場所に1晩放置した。

 翌朝、バッテリーを取り出して、電圧を測ってみると、「MS・Li-Po バッテリー」とニッケル水素バッテリー「ミニSタイプ」は共にほぼ電圧の低下は見られなかった。しかしステックタイプの「AKバッテリー」は1V以上電圧が低下した。

 このことから、「MS・Li-Po バッテリー」は氷点下程度でも全く問題なく、同様にニッケル水素バッテリーも新品の状態であればそれに近い耐寒性を有していることがわかる。しかしニッケル水素バッテリーは、使用頻度と経年、衝撃などで劣化し、真冬には極端に性能が低下してしまうのだ。また、新品で電圧が低下していない状態でも、ニッケル⽔素バッテリーは前述の様に極低温下では内部抵抗が増加し、放電容量の低下は起こる。しばらく連射していると、パフォーマンスが低下し、作動しなくなり、室温でしばらく置くと回復した。

 一方、「MS・Li-Po バッテリー」では今回の計測上は放電容量の低下が起こらず、快調に作動し続けた。やはり真冬には、外から判断出来ないパフォーマンスの低下が起こりうるニッケル水素バッテリーに比べ、 「MS・Li-Po バッテリー」がベストなパワーソースだと言えるだろう。

 余談だが、電圧が低下した「AKバッテリー」はスタンダードタイプの電動ガンで使用すると全く撃てない状態になったが、「P90プラス」と次世代電動ガン「MP5シリーズ」では問題無く作動した。

「MS・Li-Po バッテリー」とニッケル水素バッテリー「ミニSタイプ」(新品)はほぼ変化無し
年数の経っている「AKバッテリー」は大幅に低下した

 従来の電動ガンは最初にモーターを動かすときに大電量が必要となるため、電圧が低下すると作動しなくなってしまう。しかし「M-SYSTEM」と「PLUSシステム」では機械式スイッチに比べロスが少なく、低電圧に対する許容範囲が広くなっているのだ。

 なお、東京マルイではニッケル水素バッテリー用のバッテリーチェッカーは販売されていない。社外品を購入するしかない。1つあれば便利だ。

「MS・Li-Po バッテリー」と「Mシステム」・「PLUSシステム」が2020年代後半のトレンドになる?

 今回「MS・Li-Po バッテリー」と対応する電動ガン全4種を贅沢にフィールドに持ち込んでみたが、この組み合わせは改めてサバイバルゲームにおける最適解だと感じた。

 「MS・Li-Po バッテリー」は自宅での保管・充電時の安全性もあり安心できるし、フィールドで寒さに気を揉むこともなく、セミオート戦かフルオートOKか聞き耳を立てる必要が無く、バッテリー切れの心配も無い。

 「敵を知り、己を知れば100戦危うからず」という言葉があるが、自身がストレスフリーとなって闘いに挑むことの快適さは、己を知ることにつながりその第一歩となるだろう。

 「MS・Li-Po バッテリー」対応製品は今後益々増えていく予定だ。バッテリー自体も大きさや形のバリエーション展開が予定されており、ハンドガンや小型SMGなども電子トリガー化が予想される。

 リポバッテリー元年となった2023年が暮れ、2020年代後半は「MS・Li-Po バッテリー」が当たり前の物となっていくだろう。一度導入すれば、末永く使えるだけに、この冬をきっかけに早めの検討をおすすめしたい。

次世代電動ガン「MP5シリーズ」は剛性が高く、マウントベースを付けての精密射撃も楽しい